ふすまを貼り替えた 構想編

★どんなふすまにするか考える


ふすまを貼り替えるとなると、下地を貼って、外装用のふすま紙も貼らないといけません。




模様的に大邸宅な感じがしますね・・・。

あんな物置のような元和室には似合うはずもありません・・・。

これくらいだと、落ち着いた感じに見えるでしょうか。
ただ、畳からフローリングに変えているので、和柄だと合わない気もします・・・。




なかなかインパクトのある柄ですね・・・。こういう柄なら、床がフローリングでも気にならないかもしれません。




驚きましたが、こんな商品もあるんですね。ふすまだからって和柄ばかりではないのかと、衝撃を受けましたが、参考になりました。

床がフローリングで和柄にする必要はないものの、隣接する部屋は畳張りで仏壇があります。

なので、あまり派手なデザインも遠慮した方がいいように思います。

色々と悩んでしまい、なかなか結論が出ないまま何日かが過ぎていきました・・・。



★貼り替えるふすまの現状確認


実家の和室の奥の、畳からフローリングに貼り替えた部屋のボロボロのふすま・・・。



右側のふすまは、家具の後ろに隠れていますが、



こんなにボロボロになっています・・・。

外装用の紙を剥がしてみると、



下地もボロボロです・・・。

どんなふすまに貼り替えようか、考えていたのですが、悩んでいる途中で全然違うことを考え始めました。

ふすまの代わりに壁紙を貼ったらどうなるのか・・・。

ネットで探してみると、けっこういろんな人が同じような実践をされていました。

壁紙を貼るなら、強度もあげたいので、薄くていいので、下地にベニヤ板を貼っておこうと思います。下地の紙より作業は手間ですが、強度優先です。

そこで、壁紙を調べてみました。




漆喰塗りのような模様です。こんな模様なら、元(半)和室でも、違和感はあまり感じないかもしれません。




いくら元和室で、和柄だといっても、この壁紙を選べば両親から叱責されるでしょう・・・。しかも、2枚では龍の体全体を表せません。




輸入壁紙まで選択肢に入れると、選択肢は無数になります。

壁紙貼りの経験はあるとはいえ、いつも糊付きの物を使っていたので、今回もできれば糊付きの物を使いたいと思っています。

両親も納得してくれて、半和室でも悪目立ちしない壁紙をもう少し悩んで購入したいと思います。

ふすまを貼り替えた 現場検証編

★父からの依頼


これは、2017年7月のDIYです。

我が家は実家の隣に家を建てています。

元々文化住宅があり、祖母が運営・管理をしていたのですが、祖母が亡くなり建物が古くてボロボロだったこともあって、取り壊したときにそこに家を建てさせてもらいました。

実家と我が家の間は、仕切りもなく、家と家の間には、父が管理している家庭菜園スペースがあります。



奥に見えるのが我が家です。写真を撮っている僕の背中側に実家があります。



★父の畑を縮小してもらって建てた作業小屋


ちなみに、一番奥の部分の畑を少し縮小してもらって、作業小屋を建てました。



 作業小屋を作ってみた

いろんなDIYをしてきましたが、建物を建てたのは、このときだけです。

基礎を作るときには、たくさんのコンクリートブロックを買ってきて、セメントも練って、腰が痛くなりました。

 基礎工事

建物を建てていくときには、2×4工法を調べて、壁を立てていき、怖い思いをしながら屋根を貼りました。

 壁を立てる 

 屋根を貼る

壁を貼っていくのは、こだわって面倒な工法にしてしまったため、時間もたくさんかかったし、木くずが大量発生してしまったし、塗装も大変でした・・・。でもできあがったときに壁をみるとうれしくなりました。

 壁を貼る

内装を整えていくのも、いろんな作業があり、1つ1つを楽しみながら進めていったように思います。

 建具を作る

前にも書きましたが、飽き性なので、1つの作業を繰り返し続けていくよりは、様々な作業をできる方が向いているので、楽しんで作業できていたと思います。

そのためのスペースを作ってくれたのは、家庭菜園のスペースを譲ってくれて、作業を手伝ってくれた父のおかげだと思っているので、何か恩返しができればと考えていました。



★父への恩返しミッション発動


そんなとき父から、
「前に畳から床に貼り替えた部屋のふすまが破れているから何とかしてほしい。」
と言われました。

 畳をフローリングに貼り替えた

うまくできるかどうかわかりませんが、なにやら楽しそうな作業だし、何よりもいい恩返しになるだろうと思ったので、二つ返事で了承しました。

まずは、現場を確認します。



このふすまですね。

遠目に見ると目立ちませんが、よく見ると穴がたくさん開いているし、紙もボロボロになっています。

聞くと、家を建ててから40年近く交換していないそうです。

40年ももったことの方が驚きですが、これ以上このままにしておくと、細かい屑が床に落ちていって、いつも汚いままになるし、吸い込むと体にも悪そうです。



★ふすまについて理解を深めよう


作業前にふすまの構造について調べてみました。

中の骨組みは、障子のように木を格子状に組んだもののようです。




これは、障子紙を紹介するための画像ですが、中の木はこんな風に組まれているそうです。

その上に下地用の紙が貼られて、その上に外装用のふすま紙が貼られるようです。

まず、確認しないといけないのは、下地の紙が無事なのかどうかです。もし無事でないなら、その下地用の紙から交換が必要になってしまいます。

インターネットでも購入できるものですが、作業量を考えると、下地が無事だと助かります。

ただ、長い年月穴が開いてしまっていたら、下地にも影響があるかもしれません。

ふすまを外して、下地の確認をしてみることにしました。


表側の上の方の様子です。劣化が進んでいて、ひどい状態です・・・。下地まで影響が出ていそうですね。


下地もダメになっていました・・・。

というか、外装用のふすまを剥がした時に、一緒に剥がれてしまったところもあります。

どちらにしても、そのまま上からふすまを貼ることはできなくなりました。

さあ、どうしましょう・・・。

コーヒードリッパーの台をつくってみた 製作編

★真鍮と木でドリッパー台を作る


前回までで、どんな形状のコーヒードリッパーにするかは決まっています。

ただ、木材だけで作ろうとすると、無理が出てしまうことも判明しています。

材料選びに失敗して、適当な作りにすると、キッチンに居場所がなくなってしまうかもしれません・・・。

みんなの目に触れる所だけに、見た目にもこだわる必要があります。

色々と考えてみた結果、真鍮を使おうと決めました。真鍮は新品だと金色でピカピカしたきれいな素材ですが、古びてくるとくすんだ風合いになります。

メリケンサックというジャンルのキーホルダーがあることにびっくりですが、この真鍮はピカピカしています。




ペーパーを支える棒の部分はピカピカしていますが、カバーはくすんでいます。

私は、このくすんだ風合いが好きなので、木材とくすんだ真鍮の組み合わせで作っていくことにしました。

真鍮を使った時点で、古びた感じを目標にしたので、古材風にしていきたいと思います。

作業小屋に行き、古材の風合いを出せる端材を探してみると、杉板が出てきました。

多分作業小屋を作ったときに残った物だと思います。板自体は古びた感じにはなっていないのですが、杉の木目がきれいです。


以前から、ちょこっと写真に写っていたかもしれませんが、この頃に、スライド丸ノコを購入しました。

けっこうな値段がしたので、買うのに勇気がいりましたが、買ってみるとこんなに便利な道具はありません。

丸ノコとスライド丸ノコの違いは、刃のついた危険な部分を手で支えるか、本体が支えてくるかの違いだと思います。

丸ノコは5000円程度で入手できるし、手ノコで木材を切ることを考えたら、かなり便利な道具ではあります。

でも恐ろしい速度で回転する刃物を持ちながら作業するのは恐怖でしかありません・・・。

DIYをはじめて10年以上になりますが、丸ノコの怖さには慣れることがありません。

どれだけ技術が上達しても、一瞬気を抜いたら、指などが切れるかもしれないと考えたら、本当に怖い道具だと思います。

また、切断するラインと丸ノコの向きがずれると、キックバックという現象が起こって、丸ノコが急に跳ねることがあります。

高速で回転する刃物が跳ねるだなんて、本当に慎重に使っていないと危険な道具だと思います。

それが、スライド丸ノコだと、木材を置いて、適切な位置に手を添えていれば、刃物の方から手の方に動いてくることはありません。

値段的には、安いものだと10000円くらいでありますが、そういうものだと精度が低いことが多いです。

精度がいいものが欲しいと、ブランドのしっかりしたものを選べば、30000円を超えると思います。






値段の高さと大きさ的に、あまりDIYを始めたばかりの人にとって、敷居の高い工具だと思いますが、丸ノコより先にスライド丸ノコを買った方が、まだまだ技術的に自信のない人にとっては、都合がいいように思います。



★作業開始


話が横道に反れがちですが、作業を続けていきます。


サイズを測って、板をカットします。

板を立ててフィルターをセットしたときに、下にコーヒーサーバーが入るように計算しています。

切る前の準備をそれほどしなくても、スライド丸ノコだと、きれいに直角に板を切り出すことができます。


切った板を念入りにやすり掛けします。

電動のサンダーも持っていてよかったと思う道具の1つです。

腕などが筋肉痛にならずに、板を研磨することができます。


組み立ててみました。

円形の部分で、フィルターを受けます。

予想外だったのが、真鍮の棒とフィルターの重さのせいで、板だけだと前に倒れてしまったので、下の方に足を継ぎ足しています。


ペンギンみたいでかわいいと取るか、不要な部品を付けてしまったと嘆くべきか・・・。


使用中にフィルターが外れると大惨事になるので、フィルターはしっかり固定してあります。


フィルターをセットしてみましたが、うまくはまったし、ぐらつきもありません。


せっかくなので、板はBRIWAXのジャコビアンでワックスがけしました。

コーヒーの色とあっていて、落ち着く雰囲気になったと思います。



★ダイソーで見つけたステッカーを貼っちゃった


にもかかわらず、


ダイソーでコーヒーの淹れ方を説明したシールを見つけてしまい、どうしても貼りたくなって貼ってしまいました。爪などでこすると貼りつくやつです。

落ち着きなんか、どこかへ吹き飛んでしまいました・・・。

でも、こっちの方が個人的には好みなので、キッチンに置いておくときは、シールを隠しておき、使うときには見えるようにしようと思います。

これで、使えなくなったコーヒードリッパーがまた使えるようになりました。

冬場には、このドリッパーでおいしいコーヒーを淹れて飲みたいと思います。