ピザ窯の下にワゴンを作ってみた 土台編

★ワゴン本体を作っていく


小さな天板なので、周りの枠に関係するパーツの割合が多く、微調整が必要でしたが、スライド丸ノコのおかげでスムーズに完了しました。

この天板が乗るワゴンを作っていきます。

材料は、SPFの2×4材をホームセンターで半分にカットしてもらったものを枠として使います。

2×4材を半分にすると、だいたい2×2材と同じサイズになります。

でも、2×4材を半分にカットしてもらった方が、単価の高い2×2材を買うより安くつきます。


縦、横に組み合わせて固定していきます。

ワゴンの入るスペースがけっこう大きいので、ワゴンも大きいです。

工夫して作業しておかないと狭い作業小屋では、いろんなところにぶつけてしまいます。

この写真では、底側の枠と縦の柱を固定しています。逆さに向けて作業台から垂らして作業することで、手の届く所でネジ打ちができます。


枠が組みあがってきました。

下に大きなもの(薪やピザピールなど)を入れて、上に火をつける道具やBBQグリルなどを入れる予定なので、高さに差をつけました。
ピザピールとは、こんな道具です。

熱くて手を入れられない窯にピザを入れたり出したりするのに使う道具です。

画像がないのですが、家にはアルミの板と農具用の柄を使って自作したものがあります。



★キャスターを付けて動きやすく



先ほどの画像にも小さく写っていましたが、そこにはキャスターをつけました。

これで出したり入れたりするのがスムーズになります。

外だと、中に砂が噛んだりしそうだと思ったので、シンプルなものを選びました。

こういうタイプの物をつけました。これはゴムでできたタイヤですが、摩耗や凹みが起きにくいように、ゴムより硬い素材の物を使っています。

ワゴンの枠が完成しました。


仕上げ作業に入っていきます。



★物を置くための床作り

枠だけだと、ワゴンの中に物を収納できないので、床を作っていきます。


ブライワックスを塗った杉板をすのこ状にはめただけです。
屋外で使うなら、ブライワックスより木材保護塗料の方がいいと思うのですが、ワゴンはピザ窯の下に入り、濡れたり陽にさらされるわけでもないので、ブライワックスにしました。

有名な木材保護塗料です。

油性もありますが、これは水性なので刷毛の片付けなど楽ちんです。


上の段も同じように床板をはりました。

屋外なので、すのこ状にしておけば万が一で濡れても水が抜けていくので、腐る心配は少なくなります。

角の枠の部分だけ、切り欠きを入れています。



★前面は中身を隠すように



前面です。

天板をヘリンボーンにしてごちゃごちゃさせたのですが、前面はシンプルにしておきます。

普段の使っていないときは、落ち着いた雰囲気のピザ窯で、使うときにはウキウキする雰囲気になるといいなと思いました。

杉板を貼り合わせています。


塗装はいつもの水性ペンキのミルキーホワイトです。


完成です。

上の段には小さな収納BOXとBBQグリル、下の段には薪が入りました。

細かい道具もまだまだ入りそうです。


取っ手をつけたので、引き出すのもスムーズです。引き出した時だけ見える天板もごちゃごちゃしていますが、楽しげです。


機能的には完成したものの、下にぽっかりと穴の開いていたピザ窯が、


これでようやく完成と言えそうです。

白で統一していて、スッキリしています。

また今後もピザパーティーを楽しんでいきたいと思います。

ピザ窯の下にワゴンを作ってみた 天板編

★ワゴンの天板を作っていく



まずは、周囲の枠作りです。

枠を作り、底板をはめて、その上にヘリンボーンの模様を並べていく作戦です。

枠を作るときに大事なのは、コーナー部分が90度になっていることです。

そのためにコーナークランプを使うと、しっかり90度の状態で木材を固定してくれるので、しっかりと90度にできます。
DIYをするなら、持っていて損はない商品だと思います。


枠ができたら、底板をはめて固定します。

枠のサイズ通りに切ったベニヤ板を、側面からコーススレッドで固定するだけです。

気をつけたいのは、底板の位置です。

ヘリンボーンの模様は、SPFの1×4材をカットして作る予定です。だとすると、底板から天面までの長さはSPFの厚みと同じ19mmになるとちょうどになります。


こんな風に枠に線を引いておきました。一番上側が19mmになっているので、底板は、真ん中の区切りの中に入るように固定します。

ワゴンの天板作りを進めています。


ヘリンボーンを置いたときに、枠の高さとそろうようにするため、底板は、高さを調節してつけていきます。


枠の一番上の部分から19mmの位置に底板を固定しました。

側面からコーススレッドを打っていますが、それだけでは強度的に不安なので、裏側に補強をしておきます。


板2枚を補強用に取り付けました。側面からコーススレッドで固定し、底板ともくっつけてあります。

底板は、ピザ窯作りで型枠にしたベニヤ板を再利用しているので、裏側はコンクリートが付いて汚いですね…。

外で使うワゴンなので、その辺は気にせずに進めます。



★ヘリンボーンの材料の用意



次に準備するのは、このような木片です。

SPFの1×4材を使っています。大きさは、43mm×129mmです。
横の長さが、縦の長さの3倍になるようにしました。

ヘリンボーンにもいろんな種類があるのか、並び方は同じようになっていますが、それぞれに微妙な違いがあります。

色々と見て悩んだのですが、私はこのサイズで進めることにしました。

作り方ですが、まずホームセンターで縦に半分にカットしてもらっておきました。

89mmなので、刃の厚みを考慮すると、43mmほどになります。


後は、スライド丸ノコの左側に木材を固定し、ここに合わせれば129mmの長さになるようにしておきます。

この状態で木材を左に左に送っていけば、どんどん43mm×129mmの木片が量産されます。


色は3種類用意しました。これは白です。水性ペンキのミルキーホワイトで塗装してあります。

DIYというより、日曜大工、という感じのイラストが入っていますが、中身は古くありません。


他の2色がこちらです。BRIWAXを塗りこみました。

SPFはもともとツルツルしているので、ワックスを塗りこんでもあまり染み込みません・・・。ジャコビアンとアンティークパインを塗りこんだのですが、薄く見えますね。


ヘリンボーンで作るワゴンの天板の準備が終わりました。


これが、天板の枠です。

枠の中にSPFで作った部品を並べていきます。


これが白のパーツで、


これはBRIWAXのジャコビアンとアンティークパインです。

それでは、パーツを並べて、ヘリンボーンを楽しんでみましょう。



★パズルゲームの始まり




各色が順番になるように置いていきます。置いたらそこにくっつくように、木工用の接着剤を塗ってあります。


端は、このようにぴったりの部品が入らないスペースができます。

真ん中に置いてある白も、そのままの大きさでは入らなかったので、小さくカットしたものです。

細かいパーツがたくさん必要になりますが、基本的には元々作っていたパーツと同じ形で、それが途中で途切れているだけなので、パーツをスライド丸ノコでカットしていくだけです。

私が使っているものも、Hi-kokiのものです。私が買ったときはまだ、日立工機と名乗っていましたが。

ハンドルを持って、丸ノコをスライドさせるだけで木が切れるので、こういう小さい部品をカットしていても安心です。


楽しい作業はあっという間に終わりますね。

きれいに並べることができたと思います。