オリーブの枝で料理のディスプレイ台を作ってみた

★妻からの依頼

これは、2019年3月のDIYです。

そしてこれは、失敗DIYです・・・。最終的には作品はできあがるのですが、思っていた通りにはいかなかったパターンです。

料理やお菓子を作るのが好きな妻からの依頼が入りました。

庭に生えているオリーブの枝を使って、何か作れないかという依頼です。

カッティングボードというようですが、ようするにまな板ですね。

独特な年輪の入り方で、模様がおもしろいです。

硬い木の部類にはいるので、まな板として使っても傷が入りにくく、またオリーブオイルがあるくらいなので、木の持っている油分で水を弾き、カビが生えたりもしにくいようです。

こんな大きなカッティングボードにしようと思ったら、大きな枝でないとできないように思えますが、ある程度の大きさに育ったオリーブの枝を伐採して、斜めにカットすることで面積を稼ぎ、カッティングボードのような形になるようです。


分かりにくい図ですが、木材などを輪切りにするより、斜めに切った方が、断面の面積が大きくなるということです。

きゅうりのカットなんかでも斜めに切るときゅうりが大きく見えるというあれです。

トレイというより、大皿に見えますが、こちらも木目がきれいに見えます。

ただ、我が家のオリーブの木にはカッティングボードや大皿を作るほどの太い枝はありません。

なので、使えるのは細い枝が中くらいの枝に限られます。

過去に、オリーブの枝を使ってスプーンを作ってみたことがありました。

なので、今回は枝をそのまま使ったDIYをしてみようと思います。



★ディスプレイ台を作る

妻と相談したところ、パンなどの写真を撮るときにパンを載せる台をオリーブの枝を組み合わせて作ることができれば、とのことでした。

ネット上で探したのですが、似たようなアイデアの商品が見つかりませんでした。

イメージは、土台になる枝2本に細めの枝を並べて固定する感じです。

いかだのような感じをイメージしてもらえると分かりやすいと思います。


オリーブの剪定枝です。毎年2月ごろに剪定するので、1年ほど乾燥させたものです。

乾燥させずに使うと、水分が多すぎて物を作った後で反ったり曲がったりしてしまいます。

では、実際に作っていきます。


太めの枝を土台にするのですが、自然の枝なのでそのまま使うとガタガタになってしまいます。



★スライド丸ノコで細い枝を半分に割く


そこで、枝を半分に割いて平らな面を下にして使いたいと思います。

ただ、そんなに太くない枝を半分に切るのはとても難しい作業です。スライド丸ノコを使うつもりですが、枝に手を添えてカットするなんて、考えただけでも怖くなります。

もし枝が動いてしまって、手が刃の下に入ったら・・・。

そこで工夫してみることにしました。


枝がちょうど中心に来るように調整して、両側から板で挟んでみました。

最終的に、切るときには上から薄いベニヤ板を載せました。ベニヤ板ごと切ることになりますが、枝が引っかかって持ち上がることを防げるでは、と考えました。

画像がありませんが、この作戦はうまくいきました。きれいに2つに分けることができました。


この画像の下に敷いている枝が割った枝です。

上に細い枝を並べてみました。完成予想図です。



★グルーガンで固定してみる



固定方法で悩んだのですが、グルーガンを使うことにしました。

ネジだと上から打てば目立ってしまうし、どちらから打っても長さが短すぎます。

接着剤も考えたのですが、枝がまっすぐでないので、圧着がしにくそうです。

グルーガンであれば、しっかりくっつかなと思い以前に買ってあったグルーガンを出してきました。

ダイソーで200円商品として売られていました。

茶色を使えば木の色とも違和感がないはずです。


大失敗でした・・・。

木の色とグルーガンの茶色が違い過ぎて、違和感たっぷりです。

しかもくっつくにはくっついたのですが、ちょっとした衝撃で簡単に外れてしまいます・・・。

妻に見せに言ったら、これでは・・・、言われてしまいました。

作った本人がNGだと思っているので当たり前ですが、これでは作った意味がありません。



★麻ひもで固定してみる


そこで、麻ひもを使って作り直すことにしました。

グルーガンを使って作り、NGだったディスプレイ台を作り替えます。


まず木を剥がして、グルーガンを削り取りました。


いかだみたいになっちゃうかもしれませんが、麻ひもで交点を縛っていきます。


こっちの方が良く見えてきました。

こだわりがないのがばれますね。


妻に託すと、上手に写真を撮ってくれました。


写真の写し方だけで、ただの木の棒が良い物に見えてきました。


パンがおいしそうにみえるのはもちろんですが、風景にうまくなじんでいい感じのディスプレイ台に見えますね。

ただ棒を組み合わせるだけなのに、なかなかうまくいかなかったり、発想を変えるだけで見た目も変わったり、DIYは本当に難しいし奥が深いなと感じました。

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