コーヒードリッパーの台をつくってみた 製作編

★真鍮と木でドリッパー台を作る


前回までで、どんな形状のコーヒードリッパーにするかは決まっています。

ただ、木材だけで作ろうとすると、無理が出てしまうことも判明しています。

材料選びに失敗して、適当な作りにすると、キッチンに居場所がなくなってしまうかもしれません・・・。

みんなの目に触れる所だけに、見た目にもこだわる必要があります。

色々と考えてみた結果、真鍮を使おうと決めました。真鍮は新品だと金色でピカピカしたきれいな素材ですが、古びてくるとくすんだ風合いになります。

メリケンサックというジャンルのキーホルダーがあることにびっくりですが、この真鍮はピカピカしています。




ペーパーを支える棒の部分はピカピカしていますが、カバーはくすんでいます。

私は、このくすんだ風合いが好きなので、木材とくすんだ真鍮の組み合わせで作っていくことにしました。

真鍮を使った時点で、古びた感じを目標にしたので、古材風にしていきたいと思います。

作業小屋に行き、古材の風合いを出せる端材を探してみると、杉板が出てきました。

多分作業小屋を作ったときに残った物だと思います。板自体は古びた感じにはなっていないのですが、杉の木目がきれいです。


以前から、ちょこっと写真に写っていたかもしれませんが、この頃に、スライド丸ノコを購入しました。

けっこうな値段がしたので、買うのに勇気がいりましたが、買ってみるとこんなに便利な道具はありません。

丸ノコとスライド丸ノコの違いは、刃のついた危険な部分を手で支えるか、本体が支えてくるかの違いだと思います。

丸ノコは5000円程度で入手できるし、手ノコで木材を切ることを考えたら、かなり便利な道具ではあります。

でも恐ろしい速度で回転する刃物を持ちながら作業するのは恐怖でしかありません・・・。

DIYをはじめて10年以上になりますが、丸ノコの怖さには慣れることがありません。

どれだけ技術が上達しても、一瞬気を抜いたら、指などが切れるかもしれないと考えたら、本当に怖い道具だと思います。

また、切断するラインと丸ノコの向きがずれると、キックバックという現象が起こって、丸ノコが急に跳ねることがあります。

高速で回転する刃物が跳ねるだなんて、本当に慎重に使っていないと危険な道具だと思います。

それが、スライド丸ノコだと、木材を置いて、適切な位置に手を添えていれば、刃物の方から手の方に動いてくることはありません。

値段的には、安いものだと10000円くらいでありますが、そういうものだと精度が低いことが多いです。

精度がいいものが欲しいと、ブランドのしっかりしたものを選べば、30000円を超えると思います。






値段の高さと大きさ的に、あまりDIYを始めたばかりの人にとって、敷居の高い工具だと思いますが、丸ノコより先にスライド丸ノコを買った方が、まだまだ技術的に自信のない人にとっては、都合がいいように思います。



★作業開始


話が横道に反れがちですが、作業を続けていきます。


サイズを測って、板をカットします。

板を立ててフィルターをセットしたときに、下にコーヒーサーバーが入るように計算しています。

切る前の準備をそれほどしなくても、スライド丸ノコだと、きれいに直角に板を切り出すことができます。


切った板を念入りにやすり掛けします。

電動のサンダーも持っていてよかったと思う道具の1つです。

腕などが筋肉痛にならずに、板を研磨することができます。


組み立ててみました。

円形の部分で、フィルターを受けます。

予想外だったのが、真鍮の棒とフィルターの重さのせいで、板だけだと前に倒れてしまったので、下の方に足を継ぎ足しています。


ペンギンみたいでかわいいと取るか、不要な部品を付けてしまったと嘆くべきか・・・。


使用中にフィルターが外れると大惨事になるので、フィルターはしっかり固定してあります。


フィルターをセットしてみましたが、うまくはまったし、ぐらつきもありません。


せっかくなので、板はBRIWAXのジャコビアンでワックスがけしました。

コーヒーの色とあっていて、落ち着く雰囲気になったと思います。



★ダイソーで見つけたステッカーを貼っちゃった


にもかかわらず、


ダイソーでコーヒーの淹れ方を説明したシールを見つけてしまい、どうしても貼りたくなって貼ってしまいました。爪などでこすると貼りつくやつです。

落ち着きなんか、どこかへ吹き飛んでしまいました・・・。

でも、こっちの方が個人的には好みなので、キッチンに置いておくときは、シールを隠しておき、使うときには見えるようにしようと思います。

これで、使えなくなったコーヒードリッパーがまた使えるようになりました。

冬場には、このドリッパーでおいしいコーヒーを淹れて飲みたいと思います。

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