キーフックを作ってみた 製作編

★内部の加工をしていく


塗装が終了したので、加工を続けていきます。

キーフックを何で作ろうか悩んだのですが、オリーブの剪定枝がたくさんあるので、それを使うことにしました。


黒い部分が黒板塗料の黒です。少しザラザラするくらいで、マットな仕上がりです。ツルツルしないので好きな仕上がりですね。

オリーブの枝を箱の深さとだいたいそろえてカットしました。

スライド丸ノコを使っておくと、まっすぐに切れるので、切断面が板の底ときれいに合います。

固定方法も悩んだのですが、接着剤では難しそうに感じたので、コーススレッドを使いました。


裏側はあまりかっこう良くありませんが、キーフックは壁に設置して使うので、裏は絶対に見ません。なので、一番しっかり固定できるこの方法を採用しました。

素麺の木箱にも蓋があったので、それをキーフックの蓋として使おうと思います。

塗装は外側はミルキーホワイト、内側は黒板塗料の黒です。



★角の防御力を高める



ふたのコーナーにこの金具をつけます。セリアで購入したコーナー金具です。


ネジが小さくて取り付けに苦労したのですが、写真のように押しピンで位置を合わせて穴を開けておけば、ネジも入れやすかったです。


取っ手も付けます。これもセリアの商品です。引き出し用つまみというそうです。


決められたサイズの穴を開けて裏からネジ止めするだけなので、簡単に取り付けられました。

もう少し蓋の加工を続けます。


これはダイソーの商品だったと思います。違ったらすみません。違うとしたらセリアだと思います。

中に入っている木のヘラで貼り付けたい場所にこすりつけると接着できるものです。


貼り付けられました。

こういうとき、だいたい欲張っていっぱいつけてしまって後で後悔することが多いので、控えめにしておきました。

控えめにしすぎて寂しく感じますね・・・。



★時計を付ける


続いて中の作業を進めます。


セリアの時計です。100円なのにとてもおしゃれです。

このまま使ったらいいのですが、やってみたかったことに挑戦してみます。


時計の針とムーブメントを文字盤から外してしまいました。

今回は、文字盤を使わずに、素麺箱に穴を開けて時計と針をつけてみようと思います。


取り付け場所の確認をします。

針がしっかり動いて、数字がその外側に来るように調整します。調整が済んだら穴を開けます。


穴が開きました。針を固定する部分が入るだけなので、小さな穴で充分です。

桐の箱だったら、電動ドリルが無くても、カッターや彫刻刀で充分に開けられると思います。

外側の時計本体は両面テープで固定してあります。


文字盤代わりの数字を貼り付けます。

下地が黒なので、白い転写シールを使いました。


針の取り付けもできました。電池を入れたらしっかり動いたので良かったです。

時計の取り付けが完了しました。


ただ、ここに時計があると、蓋をしているときに外から見えません・・・。急いでいるときにわざわざ蓋を開けるのは実用的ではないので、蓋の外側に付け直しました。


針が白かったので、そこだけ塗装しています。


★蓋と本体を固定する


蝶番を使って固定します。


セリアの蝶番です。

箱には合板を貼り付けているので、ネジが飛び出す心配もありません。


取り付け完了です。

無事に開閉できるようになりました。


実際に取りつけてみました。

白いものが多い家なので、違和感はありません。



内側はこんな感じになりました。

時計が外側に移動したので、少し寂しい感じもしますが、普段は閉まっているので、外の見た目を重視しました。

結構時間がかかった作品ですが、玄関の雰囲気に合わないという判断が下り、結局実家にもらわれていきました・・・。

作るのが楽しみで始めたDIYだったので、どこであろうと使ってもらえたら結果オーライです。

キーフックを作ってみた 塗装編

★何か作りたいけど何も思いつかない


これは、2019年5月のDIYです。

何か作りたい気持ちと時間はあるんだけど、何も作る物が思い浮かばない・・・。

そんなときに作った作品です。

こういう時は、仕事が忙しくて疲れているときが多く、気分転換をしたいものの、頭が働いていないので、何をしたらいいのかうまく判断ができていません。

何もせずにボーっとしていたり、家事に専念すればいいのですが、それも嫌な時にはDIYに没頭したいと感じることが多いです。

でも、結局頭が働いていないので、いい考えが浮かばなくて動き出すことができません。

そんなことが続いていたのですが、今日は何か作ろうと決意して作る物を考えることにしました。

何か作りたいものはないかと家中を見渡して、作りたいもの、作ったら便利になる物を探してみました。

特に見つからなかったというのが本当の所なのですが、強いて探すと、玄関に鍵などを掛けて置けるキーフックがあればいいなと思いました。



★以前に作ったキーフック


実は、以前にキーフックづくりに挑戦したことがあったのですが、妻の好みに合わず、実家にもらわれていったという経緯があります。

まずはそちらの作品から紹介したいと思います。


もらいものの素麺の箱です。

ちょっといいものをもらうと、こういう木の箱に入ってくることがあります。

多分桐か何かの合板ではないかと思うのですが、貧乏性なので、こういう箱を見ると、何か作れないか、何かに使えないかと考えてしまいます。


まず加工に耐えるように補強していきます。

素麺の箱は軽くて、持ち運びや運送に困らないように薄く作られてあります。

そのままでは、薄すぎてネジを打ったりすると木が割れてしまう可能性があるし、そもそも薄すぎてネジが効きません。

そこで箱の側面と同じ高さ、長さに切った合板の端材を用意しました。


9mmほどの合板を木工用接着剤を使って、箱の長い方の辺の内側に固定しました。

クランプなどを使って圧着すると、しっかり固定することができます。


回して締めるタイプのクランプと比べると、圧力は少し弱いですが、洗濯ばさみのように使えるので、便利です。



★塗装して素麺感を減らしアンティーク感を出す


続いて塗装です。

この箱のままで玄関に飾るのはかなり勇気がいります。

そこで、外側は水性ペンキのミルキーホワイトで塗装しようと思います。


かなりの昭和感漂うパッケージですが、ペンキは昭和の物ではありません。

あと、ただ塗装するだけなのは面白くないので、クラッキングメディウムというものを使ってみようと思います。


ターナー社の塗料は見た目がおしゃれなので、棚にずらーっと並べたくなります。

値段はかわいくないので私には並べられませんが・・・。

この商品は、ペンキを塗る前に塗っておくと、塗装にクラック(裂け目)が入る、というものです。

せっかくの塗装になぜクラックを??という感じもしますが、古いものには、塗装の剥がれやひび割れなどがあるので、そんな風合いを出すための液体です。


中身はこんな感じです。トロッとしていて水のりのようです。実際にクラッキングメディウムがない場合は水のりで代用できるそうなので、成分も似ているのかもしれません。

塗料を塗る前にクラッキングメディウムを板に塗りつけます。

保護塗料などとは違うので、必要な部分にだけ塗ればいいです。塗った場所全部が同じように裂け目ができるわけではないので、どんなクラックができるかも楽しめます。

そして、ここが重要ですが、乾ききる前に塗料を塗るのが良いようです。

これが難しい所ですが、ドロドロだと塗料を塗るときに剥がれてしまうし、乾ききっているとクラックができなくなってしまいます。

触るとネタネタするけど、手には付いてこないくらいが良いようです。


塗料を塗ってみました。まだあまり変化はありません。

多分、水のり的なものが乾いていくときに収縮するので、塗料も一緒に収縮するんじゃないかと思います。


少し時間がたって、クラックが出てきました。


けっこうおもしろい形のクラックが入ってくれました。

クラックの隙間から下地が見えるので、こだわるなら下地の塗装をしておくと、より完成度が高まると思われます。

内側には黒板塗料を塗りました。


黒板塗料ですが、いろんな色が取り揃えられています。

私は、黒を使いました。


ちゃんと黒を塗った面を写した写真がありませんでした・・・。他の工程で一緒にお見せします。

黒板塗料を使いましたが、別にチョークで何か書きたかったわけではありません。

塗ったときの質感が好きなのです。

塗料1つでも、質感が変化し、味わいが変わるのが楽しいですね。

池の水漏れを補修してみた 作業編

★引き続き補修方法を考える


池の補修方法を考えている途中です。


ヘアークラックと呼ばれるような小さな亀裂ではなく、けっこうガッツリと入っています。

これを埋めようと思うと、小手先だけの作業ではダメな気がします。



★溝を埋める資材


ネット上で色々と調べていると、「ベントナイト」というものを使って、池作りをしている人がいるということが出てきました。

ベントナイトというのは、とてもキメの細かい粘土だそうで、しかも水を吸うとかなり大きく膨らむそうです。

よく知っているものだと、ネコ用のトイレの砂がベントナイトでできているようです。

水分がかかると、膨らんで固まるので、トイレの中の固まった部分だけを捨てればいい、ということだそうです。

池の壁面・底面に厚めにベントナイトを塗りこんでしっかり水を吸わせると、粘土の層ができ、水が染み込まなくなるそうなのです。

そこで、ベントナイトを亀裂に埋め込んで補修してみることにしました。

池を作るような量のベントナイトがきてしまうと、多すぎて困るのでどうしようか悩んでいると、美容パックの素材としてベントナイトが売られているのを発見しました。

100gもあれば、あの亀裂は埋まってくれそうです。

そこで、この商品を注文してみました。

メール便のため、送料も安くつき助かりました。



★ベントナイトで溝は埋まるのか



紙コップに入れてみました。

水を足すとすごく膨らむと聞いたので、少量にしてみました。そしてここに水を足すと・・・。


ちょっとピンボケしていますが、まだ混ぜていません。

水を入れた分増えただけなので、これなら大丈夫そうです。


混ぜていくと足していった水がグングン粘土に吸収されていきます!!

ものすごく膨らむので、面白かったですが、ここまで進めて膨らませてから入れるのと、入れてから膨らますのではどちらが良かったんだろう?と悩んでしまいました。

まあ、ここまで進めてしまったので、このまま作業してみます。


亀裂にこすりつけて、埋めていきました。

粒が小さいので、どんどん隙間に入っていってくれて、しっかり埋まったように思います。


こういう池の際にも塗りこんでみました。

ここは、水面より上の部分なので、隙間があっても大丈夫なのですが、家の壁面なので、水が入らない方がいいと考えました。


隙間は全て埋まりました。

その後の池はというと、


9月に撮影したものですが、池が少し濁っていますがこれは夏の日差しと気温によるものだと思います。

とくに水漏れもなく順調に池の管理ができています。

ベントナイトのおかげで、この年も無事に生き物の世代交代に成功しました。