パーゴラに屋根をかけてみた 作業編

★材料の確認


実際の作業に入っていきます。

物品の購入まで済んでいます。


小さなものは、


波板用の傘釘と、


ステンレスコーススレッドです。
雨対策のために、ステンレス製を選びました。

ポリカ波板は、


熱線カットタイプの物を選びました。色もクリアスモークなので、透明の物と比べると、日差しが弱まって、夏場でも暑さが軽減されています。


杉材の柱用の木材です。30mm×90mmの物を購入しました。90mmの方を、2分割にして、幅を変えることで、高低差を出そうと思います。



★雨勾配を確保しよう!!



屋根材を貼る前のパーゴラです。長さがけっこうあるので、間に支え用の柱が入っています。屋根は、このパーゴラの上に横方向の柱を入れて設置します。


上から見たら、こんな感じです。高さがあるので、作業は慎重にしないと危険が伴います。うっかり者なので、気をつけて作業したいと思います。

横方向の柱用の木材をカットしていきます。正確なカットをしたいときには、ホームセンターで購入するときにカットをお願いすることが多いです。

ただ、2000mmを越える木材は、カットできないので、3000mmの木材を購入した今回は、家でカットしないといけません。



台の上に置いて、丸ノコ用の定規を当てて、カットしていきます。ずれると、後で高さが合わなくなって困るので、慎重にカットしていきます。


横方向の柱は、8本用意する予定なのですが、90mmの柱を4本買ってきて、上のようにカットします。だいたいですが、

①40mmと50mm 
②30mmと60mm
③20mmと70mm
④10mmと80mm

というふうにカットしていきます。

3000mmの間に8本柱が入って、柱ごとに10mmずつ高さが変化していくので、300mmごとに10mmの勾配ということになります。

これだけの勾配があれば、何とか雨水は流れていくはずです。



柱の留め方も悩んだのですが、結局斜め打ちにしました。一番強いのは、上から長いコーススレッドで打つ方法だと思うし、シンプソン金具を使って固定する方法もあったと思います。




アメリカなどでの2×4建築でよく使われる金具のようです。日本風の接手加工とは違って、素人でも簡単に作業ができるのが良いところでしょうか。

ただ、今回は、一番安くできて、早くできる斜めからコーススレッドを打つという方法を取りました。

後にどんな面倒が出てくるのか心配ですが、今後も様子を見ていこうと思います。

横方向の柱が入りました。

柱の高さに変化を付けることができたので、雨も流れてくれると思います。



屋根を貼る際に苦労したのがこの部分です。屋根を貼るつもりがなかったので、作ったときには、柱が飛び出していても問題なかったので、この角材は飛び出していました。

それが、波板を付けるときに、邪魔になってしまうことが判明しました。今更角材を取って、寝かせて切るわけにもいかないので、このままの状態でカットしました。

丸ノコが使えれば、カットもあっという間ですが、こんなところに丸ノコを持ってくる自信はありません。(丸ノコを使って大けがする自信はありますが・・・。)

切断工具を持って、脚立に登って、横向きにして刃を回転させるなんて、怖くてできません。

なので、今回は、ウッドデッキ用のハードウッドを普通ののこぎりでカットしました。

家にある物と似た物を選んだのですが、これは剪定用の物のようです。

とにかく、そんな高級なものではないことは確かです。角材は90mm角です・・・。ハードウッドです・・・。


何とかカットすることができました。大変な体勢でカットしていたため、何度か刃がずれて、柱に傷をつけてしまいましたが、体に傷がつかなくて何よりです。



★ポリカ波板を貼っていこう



作業中の写真がほとんどありません・・・。

脚立に登って、傘釘を打ち、また移動して脚立も動かして、脚立に登って・・・、を繰り返していたため、撮ることをわすれていました。

今回の作業でありがたかったのは、家側は、今回設置した屋根の上に、2階のバルコニーがせり出しており、壁際の防水対策をしなくても、雨が染み込む心配がないことです。

だいたいの処理で、何とかなりました。雨どいなどの部分だけはカットが必要でしたが、そのカットさえしておけば、問題なく作業ができました。


横方向のつながりは、3山ほど重ねておけば、雨漏りの心配はないようです。

縦方向のつながりは、山側(勾配の高い方)を上にして重ねれば、雨漏りは心配ないようです。


雨が引力に従って落ちていけば、確かに雨漏りしませんね。


無事に屋根貼り成功です。


上から見ると、こんな感じです。右奥の一部分だけ、カットができていませんが、後でカットしようと思います。


ポリカ波板の下に、ブドウを這わせてみました。熱線カット波板 + ブドウの葉 で、夏は涼しいウッドデッキになりそうです。

波板とブドウの間も200mmほど空いたので、こもった熱でブドウがやられることもないと思います。

これで、雨の日でも、夏の暑い日でも外に出られるウッドデッキになりました。

パーゴラに屋根をかけてみた 準備編

★雨の日もウッドデッキに出たい


これは、2016年9月のDIYです。

過去に、我が家では、ウッドデッキを作成しました。

 ウッドデッキを作ってみた

ウッドデッキができたら、日差しを遮るためのパーゴラが欲しくなり、作成しました。

 ウッドデッキにパーゴラを載せてみた

初めのうちは、パーゴラの上によしずを載せていたのですが、ぶどうを育ててみたくなり、途中から、日が当たらなくなるため、よしずは載せなくなりました。

 枕木風の資材で花壇を作ってみた

ぶどうは、だんだん成長し、暑い夏の間は、日差しを遮ってくれるようになったのですが、だんだん雨も防げたらいいのに・・・、と考えるようになりました。

ブドウの葉が生い茂ると、雨も多少は防げるのですが、ピザを食べたいと予定していた日に、雨が降ったりすると、材料なども含めて、予定が変更になってしまいます。



★勾配をとっていないパーゴラ


そこで、家族で相談した結果、パーゴラの上に屋根をかけることにしました。

そのときに、一番ネックになってくるのは、勾配です。

屋根などを設置する際は、勾配というものを意識して設置します。勾配とは、「傾き」のことです。

屋外に物を作るときは、駐車場であっても、物置であっても、雨のかかる部分には傾きを付けます。それは、雨水が留まらずに流れることを狙ってのことです。

雨水が、流れずに留まると、その部分が破損したり、腐ったりする原因になるし、見た目もよくありません。

目安としては、駐車場などあまり傾けすぎると違和感の出てしまう床に当たる部分のものでは、1m当たり、1cmくらい下がっていることが多いようです。

屋根などの、乗ることを考えなくていい部分だと、もっと傾けることが多く、1mでは30~60cmほど傾けることが多いようです。

これは、室内に雨が漏らないようにする必要があるからだと思います。特に、雪の積もりやすい地方では、雪が早く落ちるように、勾配が急になることが多いようです。

その点、我が家のパーゴラは、元々屋根をかけるつもりがなかったため、全く勾配を気にせずに建ててしまっています。



写真自体が傾いているので、分かりにくい例ですが、パーゴラが地面に対して、ほとんど平行になっているのが分かっていただけると思います。

このまま、屋根をかけてしまっても、降った雨水がそのまま屋根の上に留まってしまい、雨漏りの激しいウッドデッキになってしまいます。

そこで、今回のDIYは、勾配を確保するところから考えを深めていき、実際の作業に入っていきたいと思います。



★ブドウの生育にも気を配りたい


考えないといけないことがもう1つあり、屋根材については、ブドウがパーゴラのすぐ下に生い茂っているので、

 ウッドデッキにぶどう棚を作ってみた

透明な屋根材にしないとダメ、という条件が付きます。

透明な屋根材となると候補は、波板の透明なやつか、ポリカーボネート板か、ポリカプラダンくらいしか、思いつきません。

波板だと、値段も高くないので、何とかなります。耐用年数を考えると、塩ビのものだと短すぎるので、ポリカ波板が候補になります。

ポリカーボネート板は、見た目にもすっきりとしているし、5mmほどの厚みがあれば、強度もあります。が、値段がかなり高くなるのと、継ぎ目をどうするかが問題になります。

ポリカプラダンは、薄いポリカ板を段ボール状に組み合わせることで、安い材料代で、それなりの強度が実現されています。ただ、継ぎ目はやはり、問題になります。

継ぎ目の問題とは、板同士を並べて設置すると、継ぎ目部分から水が漏れる心配があるということです。コーキングなどで多少は心配を減らせられますが、やはり多少心配が残ります。

その点、波板であれば、重ねて設置できるので、隙間から雨が漏れる心配はありません。

そこで、今回の屋根材は、ポリカ波板にすることにしました。どうせ、ポリカ波板にするなら、日差しを少しでも遮るために、熱線カットポリカ波板、というものを購入することにしました。

この波板は、太陽光の中の熱を発する光線を10%ほどカットしてくれるようです。真夏の日差しは本当に厳しいので、この波板を採用しました。



★屋根の下地をどうするか


続いて、地面と平行になっているパーゴラにポリカ波板を載せるために、勾配を確保する方法を考えます。



波板は、薄い金属や塩ビやポリカーボネートを使って、強度を出すために、波型をしています。波々を付けることで、曲がりにくくなるそうです。

ただ、強い方向と弱い方向があって、赤い矢印の方向には、曲がりにくくなりますが、黒い矢印の方向には、簡単に曲がってしまいます。

パーゴラには、屋根をかける予定がない場合、縦方向には柱が通っていますが、横方向には柱は入っていません。



なので、横方向の柱を入れないままに、ポリカ波板を貼っても、強度のない横方向にはたわんでしまいます。

そうならないようにするために、横方向の柱を入れないといけません。

そこで、勾配を取らないといけないこととと、横方向の柱を入れないといけないことを一つの工程で解決するために、横方向の柱の高さを段階的にすることにしました。


簡単な図で分かりにくいですが、幅のある柱材を購入して、切り分ける位置を変えていくことで、パーゴラ自体には勾配がなくても、波板には勾配がつけられると思ったのです。



実際に購入した部品がこれです。

①熱線カットポリカ波板

②杉 根太材

波板傘釘
④ステンレスコーススレッド
以上です。

ファブリックパネルっぽいものを作ってみた

★作業小屋の飾りが欲しい


これは、2016年8月のDIYです。

本当にたくさんのDIYをしていた2016年ですが、このDIYが2016年8月の最後のDIYです。

ダイソーで、油絵用のキャンバスを発見しました。何も描かれていない無地のキャンバスです。

これは、インターネットショッピングで見つけたものなので、100円ではありませんが、ダイソーで見つけたということは100円です。

品質は劣るかもしれませんが、実際に油絵を描くわけでなければ、ものすごいお買い得商品だと感じました。実際に油絵を描くと、品質の差が、作品の差になるのでしょうか。

見つけたときに、以前から、興味を持っていたファブリックパネルを自作することができるのでは?という思いがフツフツと沸き上がってきました。

ファブリックパネルで検索すると、いろんなものが出てきました。




おしゃれな感じがしますね。勝手なイメージですが、いろんな絵やイラストの描かれたキャンバスを壁などに貼った物が、ファブリックパネルなんだと思います。

そこで、小屋に飾るファブリックパネルを自作してみることにしました。

いつも通り、好きなイラスト、ロゴを探してきて、写し取り、あとはひたすら、チマチマと色を付けていく、という作業です。

まずは、どんなイラストにするのか、考えてみることにしました。過去に自作したロゴや看板といえば、

 コカ・コーラ →作業小屋の外壁
 アディダス →トートバックへのステンシル
 STUDIO D'ARTISAN →自作看板

などを作っています。小屋に好きなものを・・・という思いで、いろいろやりすぎて、統一感がなくなりそうなので、今回は、今までで一番よく作ってきているコカ・コーラにすることにしました。

そこで、ロゴの確認です。



よく見るやつですね。シンプルで好きなデザインです。



文字は同じですが、ボトルが入っていておしゃれです。
昔、日本で使われていたもののようです。カタカナだとまた違った雰囲気になりますね。


さっきの円形のものと似ていますが、緑色と黄色が縁に入ると、また違った感じになります。


いろんなロゴを見回って、あれもいいな、これもいいなとなったのですが、



結局、これに決めました。実際に描きこむキャンバスのサイズが、このイラストだとバランスがよかったのと、下の値段を表している(多分)文字がかっこよく感じました。

無地のキャンバスに描き入れるロゴが決まったので、実際の作業に入っていきます。

最終的に、



このロゴに決まったので、色は赤だけでよくなりました。


これや、

になっていると、色が多くて大変だったと思います。



これが、実際にダイソーで入手したキャンバスです。
220mm×273mmです。A4サイズくらいになるのでしょうか。



先ほど選んだロゴを、コンピュータ上で、編集します。主な作業は、印刷してカーボン紙で写すために、ちょうどいい大きさにすることです。

見て写し取る力があれば、不要な作業です。残念ながら、そういう能力が低いので、コンピュータの力に頼っています。



印刷することができました。多少誤差があっても、このデザインなら、赤く塗っておけば、問題なしです。この紙に描かれた内容を、キャンバスに写し取っていきます。

カーボン紙は、これを使っています。


カーボン紙をキャンバスの上に置き、


その上に、印刷したイラストを置きます。あとは、線をなぞっていくだけです。


布なので、たわんでしまって、少し写しにくかったですが、一応写し取ることができました。


絵の具はアクリル絵の具を使います。パレットはなかったので、段ボールの周りをビニールで覆って代用しました。筆洗も紙コップです。

これで、十分作業ができるので、絵の具セットのようなものは持っていません。


作業開始です。細かい所から塗っていきます。特に私のような集中力の欠ける人間は、集中力のあるうちに、細かい所をやっておくに限ります。


細かい所さえ、終わらせてしまえば、あとは、おおざっぱに塗っても大丈夫です。近くで見ると、少しむらがありますが、


貼ってしまえばそんなに目立ちません。

また一つ、小屋にお気に入りの場所ができました。