ウッドデッキにパーゴラを追加してみた 構想編

★ウッドデッキの雨問題


これは、2019年6月のDIYです。

我が家の庭には、ウッドデッキがあります。
というか、庭の大部分がウッドデッキです。
6年ほど前に自作したものです。


リビングから出入りできるので便利です。
作ってすぐに、パーゴラも設置しています。



季節のいいときには、ウッドデッキで昼食をとることも多く、また子ども用のビニールプールもウッドデッキの上に出しています。

はじめのうちは、パーゴラをつけたものの、屋根はかけていなかったので、雨や日差しが問題でしたが、ポリカ波板を設置することで、ぐっと過ごしやすくなりました。


屋根材につかったポリカ波板は、普通の波板と違い耐用年数が長いです。普通の波板だと数年で劣化するのが、ポリカな波板だと10年はもつそうです。

しかも、我が家で採用したのは「熱線カットポリカ」というもので、太陽の日差しの熱さをカットしてくれるのです。

実際にポリカの下とポリカのないところだと、違いを感じます。

値段の差もそこまでじゃないので、長い時間滞在する場所には熱線カットポリカをお勧めします。



★パーゴラで覆われていない部分


ただ、パーゴラと屋根で覆われているのは、ウッドデッキの半分ほどです。


パーゴラが設置されていたのは、水色で囲われた部分だけです。

なぜDIYしたときに、そんな風な施工になったのかを説明していきたいと思います。


パーゴラがあるのは、水色の枠の部分だけです。

見た感じ、とても中途半端なサイズだと思うのですが、そうしないといけなかった理由がありました。

1つ目の理由は金銭面です。

ウッドデッキをハードウッドで作ったので、ウッドデッキだけで20万以上のお金がかかりました。

パーゴラもハードウッドなので、10万以上のお金がかかっています。

もし全面にパーゴラを作るとなると、20万以上のお金がかかったにちがいありません。

そのときの自分たちにとって、そのお金を出すのは難しかったのです。


ハードウッドでも人気の高いサイプレスですが、この木1本で4000円くらいします。

それだけ頑丈で耐久性があるので、値段だけの価値があると思うのですが、財力がついていかないと、大きなパーゴラを建てることもできません。

だったら、お金がたまるまでパーゴラを建てるのを我慢して、全面にパーゴラ、というてもあったのですが、他にも問題がありました。


左側にある黒い柱ですが、テラス屋根の支柱なのです。
新築当時、ここに洗濯物を干す設定で、この部分にテラスを設置してもらいました。

便利で、雨を心配せずに洗濯物を乾かすことができていたのですが、パーゴラを作るには邪魔になってしまいます。

せっかくもともと屋根があるのだから、というのもパーゴラを全面に設置しなかった1つの理由となりました。

そのため、ウッドデッキ上で雨に濡れるのは、左側の黒い柱の下部分のみになります。

最終的に話し合いの末、

①できるかわからない作業に手出しをするのはよくい。
 →テラスは撤去しない。

奥の右側のやつです。ウッドデッキを作ったことで、若干低めの屋根になってしまっていますが、屋根があるのでないよりいいだろうということになりました。

②お金はそんなにないが、早くパーゴラをつけたい。
 →ハードウッドで予算内のパーゴラを作る。

ということになり、半面弱くらいの範囲にパーゴラが設置されることになりました。

そのときのニーズに合わせて作って、必要に応じて改造できるのもDIYのいいところです。

その後もブドウを這わせることになってブドウ棚を作ったり、結局屋根をかけることになってポリカ波板を設置したりして、ここまで進化してきました。

ブドウはポリカ波板の下に這わせていますが、夏は葉が茂って太陽光を遮ってくれるし、冬は葉が落ちて太陽光が降り注ぐので、とても都合のいい状態を作ってくれています。

ということで、屋根の下は雨も降らないし光の量の調節も行き届いた、とても都合のいい空間になりました。



★雨が降ったら使いにくいウッドデッキ


その反面、屋根のない部分は利用しにくい空間になってしまいます。


テラス屋根があっても、間に屋根のないところがあるため、ウッドデッキ全体を一体的に使うことが難しいのです。

特に写真の奥の方の左側の空間は、雨が降ると濡れるため、荷物も置くことができず、扱いづらい空間になっています。



★パーゴラとブドウ


ブドウの話をしていましたが、きっかけはスチューベンを植えたことです。初心者でも育てやすい丈夫な品種ということで試しに育ててみたのですが、けっこううまくいきました。




そうなると調子にのってしまい、家族の一番好きなシャインマスカットも植えようということになりました。



はじめは既存のパーゴラにスチューベンとシャインマスカットを組み合わせて這わせる予定にしていました。

そんなときに、妻が園芸店で処分されそうになっていたシャルドネという品種のぶどうを格安で買って帰ってきました。



シャルドネは古くからあるブドウの種類で、ワイン用の品種です。生食目当ての我が家にはあまりニーズのない品種なのですが、これも試しに植えてみようとなりました。

そうなると今あるパーゴラでは、枝が入り組んでしまって、成長がうまくいきそうにありません。

そこで、パーゴラ設置のときに悩んだ、ウッドデッキ全体をパーゴラで覆う、という計画が再浮上してきたのです。



★ウッドデッキ上をパーゴラで覆う計画再浮上

実はウッドデッキ全体をパーゴラで覆いたいという考えは、ウッドデッキを作った直後から持っていました。



ただ、自分のDIYの技術力に自信がなく、まだ使えるテラス屋根を破壊するのももったいなく感じるし、パーゴラを作る資金力にも不安がありました。


特にウッドデッキを作った時点では、使うかどうかもわからない状態だったので、パーゴラはまた時間がたって、必要であれば、と考えることにしていました。


その後、我が家はウッドデッキをレジャーの1つとして活用してきました。

友だちや親を呼んでピザを食べたり、家族でバーベキューをしたり、子どものプールを出したり、いろんな活動に利用することができました。


はじめは屋根なしだったパーゴラにも、



ポリカ波板を貼って、雨をしのげるようにしたり、



夏にはブドウの葉が茂って、太陽光を遮ってくれるようになりました。



こうなってくると、今の状態に不満も出てきます。

特に不満なのは、屋根のない部分があることです。


友だちや親を呼ぶ場合は、事前に予定してあるので、小雨でも決行することもあるのですが、



屋根のあるところとないところの境目では、風向きによっては雨が降りこんできてしまいます。


また太陽光も時間帯によっては、容赦なく降り注ぎます。


パーゴラの下で、しかも雨や太陽光が入らないようにとなると、かなり使える面積が少なくなってしまいます。


だんだんパーゴラを延長して、ウッドデッキ全面を覆いたいと考えるようになりました。


そのタイミングでブドウの木を増やすことになったので、ブドウの木が伸びる前に、パーゴラを延長することが決定しました。

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