リビング収納の扉を外してみた 作業編

★扉を外す


それでは、見せる収納化していきたいと思います。


こういう収納の扉では、スライド蝶番というタイプの蝶番が使われています。



開閉のときに、扉の板がスライドしながら開閉するため、必要最小限のスペースで開閉できたり、閉めているときに棚の枠の部分が見えなかったりという利点があります。

普通の蝶番と形が違うので、少し戸惑いますが、触る場所を間違えなければ、問題なく取り外せます。

まず扉は、左側のネジを緩めて取ると、外すことができます。

その後も、付いているネジを順番に外していくと、取り外すことができます。


はい、取り外せました。

ネジ跡が少し気になりますが、今回は特に気になる場所ではないので、そのままにしておこうと思います。

スライド蝶番だったので、少し時間はかかりましたが、外すのは簡単にできました。

スライド蝶番には、棚枠を全て隠す「全かぶせ」タイプと、棚枠を半分ほど隠す「半かぶせ」タイプと、棚枠を全部出す「インセット」タイプがあります。

また、扉側は穴を掘って、丸い形状の部分を埋め込まなければならないのですが、その部分の大きさにも違いがあります。

大きければ大きいほど、扉の重量が重くても耐えられるようです。


扉が外れると、スッキリします。

ただ、棚板の枚数が1枚では、空いたスペースが大きすぎて、もったいなく感じます。

そこで、棚板を1枚追加しようと思います。


棚板用の板を買ってきました。

パイン集成材です。同じ厚さの板がなかったので、似た厚さの物を選びました。

サイズは測ってから行ったので、ホームセンターのカットサービスで、ぴったりのサイズにカットしてもらっています。

棚板の加工をしていきます。


板の上に載っているのが、リメイクシートです。

これも全く同じ色、木目のものは手に入らなかったので、店頭でめっちゃ悩んだ上にできるだけ近い色の物を購入しました。

こだわった場所に貼るなら、これくらいリアリティのあるリメイクシートが良いなと思いますが、今回は見えなくなるところなので、妥協しました。


リメイクシートのサイズ的に、板よりも大きいので、前側は板を巻き込むように貼り付けます。

他の面は見えなくなるので、上面だけ貼り付けて、余りはカットしようと思います。


後側はリメイクシートの端に合わせて貼っていきます。


貼っている途中は悪戦苦闘していたので、写真がありませんが、何とか貼り終えることができました。


前面は、底面まで貼り付けてあります。これで前から見ても変には見えません。


かごがあると、中が見えてもごちゃごちゃして見えません。

もう少しスペースがあるので、また今後、そこにもかごを入れて、統一感を出そうと思います。

リビング収納の扉を外してみた 構想編

★家を建てたときと現在での好みの違い


これは、2019年4月のDIYです。

我が家には、カウンターテーブルがあります。カウンターといっても、キッチンに向かってのカウンターではなく、窓際に置かれているテーブルです。



家を建てたときに設置してもらったもので、収納の上に天板を渡してもらい、カウンターテーブルにしていました。

写真が途切れていますが、右側にもう1つ収納があります。


左と真ん中の1つずつの収納は、長男と次男が学用品を入れて、隙間の部分で宿題をするという想定だったのですが、この収納に小学生が荷物を詰めるのは難しく、断念して私の仕事部屋に簡易学習机が設置されました。


なので、ここには家族全員の物が詰め込まれてしまっています。

左と真ん中の2つは、妻の荷物がある程度整理されて収納されているのですが、右側の扉2枚分の収納には、いろんなものが突っ込まれています。

お客さんが来ているときに、子どもが急に開けようとして、阻止する、などという流れになってしまっているのは、扉がついていて油断しているからだ、という結論に至りました。

そこで、この収納の扉を外してしまい、見せる収納に変化させたいと思います。



★収納ケースを探す


「見せる収納」と検索枠に入力して検索すると、こういう収納グッズが出てきました。

要するに、棚に直接物を並べるより、コンテナなどに入れて収納する方が統一感も出るし、散らかって見えない、ということなのでしょう。

ただ、このコンテナは、我が家のリビングの雰囲気に合わなさそうです。

どちらかというと、こういうバスケットの方が、合う気がします。

家の中に置くものや色合いなどは、妻任せにしているので、今回の収納用コンテナも妻に任せることにします。

リビングの窓に面したカウンターテーブル下の収納を見せる収納化することが決まり、収納用のコンテナやバスケットを探しているところです。

実際に使ったものと、少し雰囲気が違うのですが、こんな感じのバスケットを購入しました。

私が好きな

こういうコンテナは採用されませんでした。

オリーブの枝で料理のディスプレイ台を作ってみた

★妻からの依頼

これは、2019年3月のDIYです。

そしてこれは、失敗DIYです・・・。最終的には作品はできあがるのですが、思っていた通りにはいかなかったパターンです。

料理やお菓子を作るのが好きな妻からの依頼が入りました。

庭に生えているオリーブの枝を使って、何か作れないかという依頼です。

カッティングボードというようですが、ようするにまな板ですね。

独特な年輪の入り方で、模様がおもしろいです。

硬い木の部類にはいるので、まな板として使っても傷が入りにくく、またオリーブオイルがあるくらいなので、木の持っている油分で水を弾き、カビが生えたりもしにくいようです。

こんな大きなカッティングボードにしようと思ったら、大きな枝でないとできないように思えますが、ある程度の大きさに育ったオリーブの枝を伐採して、斜めにカットすることで面積を稼ぎ、カッティングボードのような形になるようです。


分かりにくい図ですが、木材などを輪切りにするより、斜めに切った方が、断面の面積が大きくなるということです。

きゅうりのカットなんかでも斜めに切るときゅうりが大きく見えるというあれです。

トレイというより、大皿に見えますが、こちらも木目がきれいに見えます。

ただ、我が家のオリーブの木にはカッティングボードや大皿を作るほどの太い枝はありません。

なので、使えるのは細い枝が中くらいの枝に限られます。

過去に、オリーブの枝を使ってスプーンを作ってみたことがありました。

なので、今回は枝をそのまま使ったDIYをしてみようと思います。



★ディスプレイ台を作る

妻と相談したところ、パンなどの写真を撮るときにパンを載せる台をオリーブの枝を組み合わせて作ることができれば、とのことでした。

ネット上で探したのですが、似たようなアイデアの商品が見つかりませんでした。

イメージは、土台になる枝2本に細めの枝を並べて固定する感じです。

いかだのような感じをイメージしてもらえると分かりやすいと思います。


オリーブの剪定枝です。毎年2月ごろに剪定するので、1年ほど乾燥させたものです。

乾燥させずに使うと、水分が多すぎて物を作った後で反ったり曲がったりしてしまいます。

では、実際に作っていきます。


太めの枝を土台にするのですが、自然の枝なのでそのまま使うとガタガタになってしまいます。



★スライド丸ノコで細い枝を半分に割く


そこで、枝を半分に割いて平らな面を下にして使いたいと思います。

ただ、そんなに太くない枝を半分に切るのはとても難しい作業です。スライド丸ノコを使うつもりですが、枝に手を添えてカットするなんて、考えただけでも怖くなります。

もし枝が動いてしまって、手が刃の下に入ったら・・・。

そこで工夫してみることにしました。


枝がちょうど中心に来るように調整して、両側から板で挟んでみました。

最終的に、切るときには上から薄いベニヤ板を載せました。ベニヤ板ごと切ることになりますが、枝が引っかかって持ち上がることを防げるでは、と考えました。

画像がありませんが、この作戦はうまくいきました。きれいに2つに分けることができました。


この画像の下に敷いている枝が割った枝です。

上に細い枝を並べてみました。完成予想図です。



★グルーガンで固定してみる



固定方法で悩んだのですが、グルーガンを使うことにしました。

ネジだと上から打てば目立ってしまうし、どちらから打っても長さが短すぎます。

接着剤も考えたのですが、枝がまっすぐでないので、圧着がしにくそうです。

グルーガンであれば、しっかりくっつかなと思い以前に買ってあったグルーガンを出してきました。

ダイソーで200円商品として売られていました。

茶色を使えば木の色とも違和感がないはずです。


大失敗でした・・・。

木の色とグルーガンの茶色が違い過ぎて、違和感たっぷりです。

しかもくっつくにはくっついたのですが、ちょっとした衝撃で簡単に外れてしまいます・・・。

妻に見せに言ったら、これでは・・・、言われてしまいました。

作った本人がNGだと思っているので当たり前ですが、これでは作った意味がありません。



★麻ひもで固定してみる


そこで、麻ひもを使って作り直すことにしました。

グルーガンを使って作り、NGだったディスプレイ台を作り替えます。


まず木を剥がして、グルーガンを削り取りました。


いかだみたいになっちゃうかもしれませんが、麻ひもで交点を縛っていきます。


こっちの方が良く見えてきました。

こだわりがないのがばれますね。


妻に託すと、上手に写真を撮ってくれました。


写真の写し方だけで、ただの木の棒が良い物に見えてきました。


パンがおいしそうにみえるのはもちろんですが、風景にうまくなじんでいい感じのディスプレイ台に見えますね。

ただ棒を組み合わせるだけなのに、なかなかうまくいかなかったり、発想を変えるだけで見た目も変わったり、DIYは本当に難しいし奥が深いなと感じました。