裏庭にDIY作業小屋を作ろう 窓編

★次は窓を作っていこう


前回で、建物の壁面が完成しました。


様々な色の板が並んでいるので、うるさい感じもしますが、個人的に、こういうガチャガチャした感じが好きなんです。

家の中は、あまり好きなようにしないので、反動で、小屋は好み全開でいってます。

それでは続いて、建具を作っていきます。

屋根・壁とできあがっていましたが、いまだに窓と扉が付いていません。

時期的に、夏から秋にかけての作業だったので、雨さえしのげればいいやという状態だったのですが、壁貼りで、10月を過ぎてしまったので、だんだん寒さも感じるようになり、小屋に開口部が空いたままなのが、辛くなってきました。

そこで、順番に開口部を閉じていきます。

まずは、窓です。

本来であれば、扉なのでしょうが、扉はまだアイデアがまとまっていません・・・。

そこで、比較的シンプルな窓から作っていきます。

ちなみに、この窓ができるまでは、透湿防水シートを貼って、隠していました。

その当時の写真は残っていないのですが、壁を立てた時点で、窓の位置は決めていたので、こんな風に枠だけ入れてあります。

そして、壁を貼った後の窓枠はこんな感じになっています。


このままで、窓を作ると、壁と枠の隙間から水が染み込みそうです。

なので、もう一度窓枠を作ることにしました。



★窓枠を作っていこう



これが、その枠です。

外に少し飛び出すようにすることで、防水対策としてので、
内側から見ると、若干寸足らずです・・・。

ケチケチすると、見た目が貧相になりますね・・・。

一応、雨対策のために、枠は横向きの板を端までとって、
縦の枠を後で入れるようにしました。

縦向きのつなぎ目だと、雨が垂れそうだと考えたからです。


少し極端な例ですが、木が収縮して、隙間ができたとき、横方向の隙間だと、水がにじむだけで済みそうですが、縦方向の隙間だと、水が重力に従って落ちてしまうかもしれないと考えました。

どちらにしても、大きな隙間ができてしまえば、問題なのですが・・・。

そこで、木と木の隙間になりそうな部分には、コーキングをしておきました。


内側から見ると、内壁との間にこれだけの段差があります・・・。


外側は、いい感じですね。

窓枠を5mmほど飛び出させて、コーキングしておきました。

壁板同士の間に隙間がありますが、これは合いじゃくり加工しているので、奥では隙間はありません。


説明が長くなると、工程が進みませんね。



★さあ、窓を作っていこう



なお、室内のスチール棚は、元々家の中で使っていたのですが、不要になった物です。

家の裏で寝かせていたのですが、小屋に入れてみた所、高さ・幅ともにぴったりだったので、そこに収まっています。

それでは、窓を作っていきましょう。

窓自体をどうするか多少考えたのですが、やはりガラスはこわいなと思ったので、中空ポリカーボネートという素材を使いました。


強度と対候性の高いポリカを薄く使い、段ボールのように、間に空気の層を入れることで断熱性も高めているものです。

これを使うことで、多少は断熱になるかな、とも考えました。

まずは、窓自体の枠を作ります。


まだ仮固定の状態です。

サイズを測ってはいたのですが、うまくはまるかどうか、目で確認しておきたかったので、一度窓枠にはめてみました。

うまくはまったし、隙間もそれほど大きくならなかったので、OKとして、次の工程に進みました。




続いては、トリマーの作業です。

トリマーは、木材に溝を掘る電動工具です。

トリマーで、中空ポリカを入れるための溝を掘ります。


窓枠なので、縦・横の片方の枠には端まで溝を掘ります。


ちょっとへたくそな終わり方ですが、もう片方の枠は、途中で溝を止めます。

これは、組み立てたときに、必要な部分だけ掘るようにするためです。


よく分からない説明ですが、分かっていただけたでしょうか。


購入したものは、ハモニカーボという中空ポリカでした。

ホームセンターで値段が安かったということが選んだ理由ですが・・・。


白く塗装した枠に、中空ポリカをはめてみました。

いい感じです。が、溝にはめただけなので、強度的に不安があります。

強い風が吹いたり、物が当たったら、簡単に取れそうです。

このまま進めて、窓が大破したら泣きそうだし、何も金銭的価値のあるもはないとはいえ、自分にとっては宝の山の工具類の入った作業小屋に窓を破って侵入、なんてことがあったら嫌なので、窓枠の補強をしていきたいと思います。



★窓枠に補強を入れていこう



またまた、トリマーで溝を掘っていきます。

今回は、幅の広い溝を掘りました。

この板同士を、


格子状にはめて、ポリカの表側と裏側で固定しました。

本当は、格子を先にいれて、隙間にポリカを入れるのでしょうが、見た目には、問題ないので、そのまま進めます。

窓作りをする上でどうしても使いたいものがありました。



新品ではなく、古道具屋で見つけたものだったのですが、捻締リ錠(ねじしまりじょうと読むようです)という商品です。

見つけたときに、その動きの面白さに惹かれました。

そこで、その鍵をこの窓で使いたいと思ったのです。

これを使うために、見た目は少し悪いですが、


こういう形状で、鍵を付けました。

上に蝶番を付けて、下側に鍵を付け、窓がはね上がる開き方になりました。


鍵を開けると、自然とこの程度開きます。

電動工具での作業中は、音がすごいので、窓は開けません。

なので、この程度開けば、よしとしました。


室内から見るとこんな感じです。


室外からは、こんな感じです。

ごちゃごちゃとしていた壁でしたが、窓が入ると、少し落ち着いて見えます。

近くで見ると、設置後に、枠との干渉が気になって、無理矢理削ったせいで、ぼこぼこしているところなどが気になるのですが、遠目で見るといい感じなので、とりあえず、めでたし、ということで。

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