池を増設してみた 仕上げ編

★池を完成させよう

それでは、新しい池の形状を整えていきます。


今のところ、この状態で止まっています。

左手側が上流、右手側が下流です。

上流の方は、かさ上げして元の高さを上げておかないと、水が流れていきません。

そこで、ブロックを削った廃材や、砕石などを入れて形を整えていきます。

砕石の表面には、チキンネットをはって、コンクリートを流した時に、ヒビがはいったり、割れたりしないようにしておきます。

ネットをはると、地震などで地面が動いても、コンクリートの中でつながっていてくれるので、クラックがはいったりしないそうです。

しっかりした基礎などを作るなら、チキンネットくらいでは役不足でしょうが、池の底くらいなら、なんとかなるでしょうし、ないよりずっといいと思います。

ちなみに、金属が錆びずに中で強度を発揮できるのは、セメントがアルカリ性で、錆びるための酸化が起きにくいからだそうです。



まだまだ大まかな形状ですが、傾斜はできてきました。左奥が滝になる予定なので、そこを一番高くしておきます。



ここは、下流の方ですが、コーナーは少し丸くしておくので、多少砕石を入れました。コーナーは、ずれが出やすいので、しっかりチキンネットを入れてあります。



セメントを塗りました。普通のセメントだと、水が少しずつ染み込んでいってしまうので、防水セメントにしています。





使い方は、とても簡単で、セメントをこねるときに入れる水に、規定量入れるだけです。

今までの池を作るときにも使ってきましたが、しっかり防水効果を発揮してくれています。


滝の部分です。実家の庭で、不要になって放置されていた大き目の石を3つほどもらってきました。

水の流れる部分は、もれたら困るので、防水セメントで仕上げましたが、その周りは石を組んで、滝のように仕上げました。


真夏の暑い時期に作業をしているので、作業後は新聞に水をかけて、池の上にかけておきました。

セメントは水が蒸発して固まるのではなく、水を利用して固まる性質です。

暑さや直射日光のせいで、水が一気になくなると、しっかり硬化できず、もろくなってしまいます。

なので、水に濡らした新聞で覆うことで、ゆっくり硬化できるようにしています。



★せせらぎに水を送る滝


滝部分が完成しました。


水道管は隠しましたが、上の方から水が流れていくようになっています。


流れた後は、細い溝を流れていきます。せせらぎをイメージしたのですが、短すぎたのと急すぎたので、生き物が住むのは難しいかもしれません・・・。


光が反射して見にくいですが、せせらぎ部分の全貌です。下の方の壺のような部分には、植栽をしようと考えています。


新しく作った池の全貌です。左半分がせせらぎゾーン、右半分が池ゾーンです。

池にたまった水は、その後、右端の部分から、元々あった池に流れ落ちます。

このときに、滝のようになって落ちることで、水の中に空気が取り込まれて、酸素が供給される予定です。


乾いたので、植栽をしてみました。

まだ水は張っていません。

水辺なので、水辺の植物をとも考えたのですが、池の縁でありながら、周囲には、あまり水が行き渡りません。

そこで、水が少なくても育つように多肉植物を植えてみました。

水の中に入る部分には、赤玉土を入れてミズトクサという水生植物を植えました。



★念入りに防水を



作業風景はないのですが、防水セメントの上に、油性の池用ペンキを塗りました。多少でも防水性が高まったらいいなと思いました。



ここら辺は、滝の近くですが、水は入っていかないので、多肉植物を植えています。



池の周囲にも多肉植物を並べました。



アップしすぎて、分かりにくいですが、滝の水が流れる部分です。



この部分のアップです。水は狙った通りに防水セメントと石の通路を通って流れていってくれています。



後で、結局撤去したのですが、雰囲気がよくなるかなと、流れの部分に砕石を並べてみました。

確かに雰囲気は良くなったのですが、水深が浅くなることがわかったので、結局撤去しました。



下の池に流れる通路です。この真ん中の溝を通って、下の池に水が流れていきます。



池の上半分です。流れが作られて、水に空気が取り込まれるようになったのも良かったし、石組で滝を作ったので、雰囲気もよくなりました。



少し水が濁って見えますが、下の池の水をポンプで上の池に上げているせいだと思います。

水を回している間に空気の力も手伝ってくれて、きれいになればいいなと思っています。

長い時間をかけて、作業の報告をしてきましたが、今回のDIYで、趣味の池がこれからも憩いの場になればいいなと思っています。

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