ウッドデッキを作ってみた 計画編

★庭にウッドデッキがあったら・・・


これは、2015年3・4月のDIYです。

家を建てたころから、庭にウッドデッキを作りたいと思っていました。

物を作るのが好きということが一番ですが、リビングの窓からウッドデッキに出て・・・、という感じに憧れていました。

妻とも何度か話し合っていて、いつか作ろうという話になっていました。

というのも、庭に面したリビングと和室に掃き出し窓があるのですが、この窓から庭に出るのが大変だったのです。

特に子どもは段差が大きすぎて、出入りが危なっかしく見えます。




写真では、このような感じです。奥の方は狭くなっていて、庭として活用されているとは言いにくい状態でした。

ウッドデッキのDIY当時には子どもは2人ですが、子どもは3人という予定でしたし、3人目がができる前にウッドデッキを作ってしまうことになりました。

妊娠中は、妻もしんどくて、家のこともできなくなるだろうから、その時期に、外に出てウッドデッキを作るのも気が引けます。

また、産まれてしまうと、大人2人に子ども3人の状態になるため、子どもと妻を置いてDIYをしには出にくくなるでしょう。


そこで、このタイミングでの決行となったのです。



★具体的にウッドデッキの計画を立てよう


数字が見にくくて、申し訳ありませんが、下の図は、我が家の庭の西半分です。


東側に行くほど広がっていて、そちらの方は花壇があり、子どもたちの遊び場になっています。

対してこの西側は、だんだん狭くなってくるので、あまり活用されていませんでした。

また、グレーの部分は、土間コンクリートを打ってもらっていて、30cm弱高くなっています。

この土間コンクリートは、掃き出し窓からの出入りがしやすいように外構工事の中で作ってもらったのですが、これがあっても段差が大きすぎて、出入りは楽ではありません。

土間コンクリートが広い部分には、バルコニーのように屋根がついていて、洗濯物を干すことができます。

我が家でも今までにない規模の大型DIYだし、何より、計画で準備すべきものが多すぎます。

そこで、いくつかの議題について、妻と話し合っていくことにしました。

①どんな木材を使うのか。
②どういう広さでつくるのか。
③作る物は何なのか。

どんな木材を使うのか。
についてですが、予算を考え、はじめはSPFにしようかと思っていました。

ハードウッドがいいのは、よく分かっていましたが、扱ったことがないので、どれくらいの違いか分からなかったのと、値段はかなり違うことが分かっていたからです。

でも、妻の「作ってすぐ作り変えるのは、余計もったいないのでは?」

という言葉に背中を押してもらい、ハードウッドを選択することにしました。

選択基準としては、予算削減も考えて、見えない部分には、頑丈だけど値段の安いものを選び、見える部分には、人気のあるウリンやサイプレスと違って、値段を抑えられるものを選びました。

選んだのは、
束柱がカリエン、
根太がセランガンバツー、
床材がパラジュです。

実際に購入してみて感じたことは、

カリエンは、肌触りは良くはないですが、ずっしりとして、頑丈そうです。

セランガンバツーは、クリーム色くらいの色味で、反っているものが多いですが、使い勝手はよさそうです。

パラジュは、ウリンと似ていて、赤茶色をしています。好みは薄い色だったのですが、雨や日光に当たっているうちに色が抜けるとのことで、値段に負けて妥協しました。

どういう広さでつくるのか。
についてですが、どうせ作るなら、庭の西側は全てウッドデッキにしよう、となりました。

狭いからこそ、全体を一体化した方が、使い勝手が良いと考えたのです。



★ウッドデッキの設計図完成!!




完成予想図は、こんな感じです。

フリーソフトの「Sketch Up」というものを使って作った物です。

以前のDIYで作ったピザ窯が、少し邪魔な位置にありますが、一番広い部分なので、大丈夫でしょう。

うまくできあがれば、友だちを招いてピザパーティーができそうです。

作る物は何なのか。
についてですが、悩んだ部分ですが、とりあえずウッドデッキだけ作ることにしました。

作ってみて、うまく作業ができたなら、追加でパーゴラを設置するかもしれません。

ただ現時点で、先立つお金もなく、作業がうまくいくかもわからないので、第1段として、注文するのは、ウッドデッキ本体の木材だけにしました。



★材料のハードウッドを購入しよう


けっこうお金のかかるDIYなので、見切り発車せずに、構想段階でしっかり考え、必要事項をを決定してから、作業に入りました。

まずは、物品の購入ですが、ハードウッドは、近くのホームセンターには置いていなかったので、ネット通販を活用しました。

ネット通販でよかったと思うのは、家の前まで運んでくれる点です。ハードウッドの多くは、水より重いため、水に沈むほどです。

そんな重たいハードウッドを、自家用車に積むとすると、かなり負担だったと思うし、何より長い木材は載らなかったと思います。

大きな会社なので、ご存知の方も多いと思うのですが、リーベ という会社にお願いしました。




この通販サイトは、ただ木材を販売するだけでなく、設計図も見てくれて、アドバイスもくださいました。

こちらの要望も聞きつつ、必要な木材の数量・値段も教えてくれ、注文まで、とてもスムーズに進めることができました。

購入する量が多かったので、配達はとても助かりました。







購入した木材です。これだけの量を購入するとなると、車で何往復だったでしょうか・・・。

その他の物は、ホームセンターやネット通販でそろえました。

主に必要だったものは、

①インパクトドライバー コーススレッドの打ち込み用
②電動ドライバー 下穴開け用
③丸ノコ 木材のカット用
④クランプ 木材の固定用 1人DIYでは必須

⑤水糸・水用チューブ 水平の確認用 水盛管作成用
⑥束石 ウッドデッキ土台用
⑦コンクリートブロック 階段用
⑧ステンレスコーススレッド 75mm 38mm
⑨ゴム板 木材の土台敷用
⑩インスタントセメント 束石の固定用

①~④の工具は、元々持っていたので、今回用には購入していません。

⑤~⑨の道具、資材は購入したものです。





物の量がとてつもないですね。

なお、⑤のチューブは、透明で直径5mmほどのもので、ペットボトルとつないで、水平の確認に使いました。



ペットボトルの下の方に、穴を開けチューブを通し、内側から、チューブの分岐用のコネクタをつけて固定しています。

コネクタの方が太いため、チューブが通った穴には通らず、抜けることを防ぐことができます。仕上げに、穴の周りにコーキングを打って補強しています。

ペットボトルに水を入れ、チューブに水を通すと、ペットボトルの水面と、チューブの水面が一致し、離れた場所からでも、水平の確認を取ることができます。

ウッドデッキの水平を確認して、水勾配をとり、デッキ上に水たまりができないようにしたかったので、水平は入念に点検しました。

1番初めの作業としては、水盛管を使って、デッキ作成部の水平を確認し、家から離れるにつれて、1mにつき、1cm下がるようにします。

この勾配で、デッキ上の水が家の外側に排水される仕組みです。

1mにつき1cm下がっていると、水はそこにたまらずに排水されるそうです。



写真の黄色い糸が、水糸です。

水盛管で確認した高さで水糸をつなぎ、ウッドデッキの高さ調節に活用します。

さあ、材料はそろいました。
さっそく制作に取りかかっていきましょう。

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