ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 水道引き込み編

★水道管を延長する


天板を載せるための枠が完成しました。


天板を載せてみましょう。


ずっと屋外に置かれていて、周りの田んぼから来る土埃などを付着させたままですが、ぴったりに収まりました。


続いて、水道管を引きます。

庭にもともとのガーデンシンクがあるので、そこから分岐させて延長させます。

あまり氷点下にならない地方のため、厳重な対策は取っていませんが、一応保護カバーはつけておきました。

花壇の片隅の太陽にも当たらないようなところを通っているので、紫外線劣化も大丈夫だと思います。

大事なのは、水道パイプ同士をつなぐときに、専用の接着剤を使って、しっかりと固定することです。

水道パイプには、水圧がかかり続けるため、ちょっとでも緩んでしまったところがあると、そこから水漏れが発生してしまいます。

家にいない間に水道管が外れて水があふれ続けたら、大変です。

慎重に作業を進めました。


水道を設置する場所の真下です。ここまで無事に延長できれば、最後の仕上げは水道関係の準備が全部そろってからです。



配管ができれば、シンクの下にもぐりこむことも必要なくなるので、シンクがぐらぐらしないように補強をしていきます。



★ウッドフェンスを貼り直す


もともと、ウッドデッキの周りには、ウッドフェンスを貼っていました。


この板は、外して取っておいてあるので、もう一度貼ることができます。

柱だけだったシンクの側面に板を貼ることで、柱同士が何か所もで固定されるので、ぐらぐらしにくくなると思われます。


貼れました。元の長さと変化がないので、ネジ穴にネジを突っ込んで電動ドリルで固定していくだけです。

奥側は姫リンゴの木で混みあっているので、体を突っ込むのが大変でしたが、ネジ穴があるため、新しくネジ穴を開けるより簡単にできました。

また、横向きの板が何枚も固定されることで柱のぐらつきはほとんどなくなりました。


こちら側も最終的には板を貼って構造的な補強と目隠しをしようと思うのですが、水道の加工などの邪魔になるので、今はこのままにしておきます。

続いて天板の加工に進みます。

ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 骨組み設置編

★シンクを浮かせる作業開始


仕様が決まったので、作業に入っていきます。


この写真の右側、フェンスの辺りが設置場所になります。

フェンスは再利用する予定ですが、1度撤去します。撤去すれば、フェンスを貼っていた柱が出てくるので、それをシンクの前脚にして、後ろ脚を花壇の辺りに設置します。



脚1本設置しました。

まだ仮固定です。メッキされた単管パイプだし、塗装しているし、すぐには錆びないだろうと考え、ただ埋め込んだだけです。

上から木を当ててたたきこんだのですが、もともと2mあったので、50cmほどは地面に埋まっていると思います。

他の柱と近い距離で繋ぎあうので、しっかり固定されていなくても、ぐらぐらすることはないと思います。



単管パイプ用のジョイントです。

単管パイプに固定して、奥のL型の部分に木材を接合することができます。

単管パイプにネジを打ち込むのは大変だし、ネジではしっかり固定できないこともありえますが、木材を使えれば、しっかり固定することもできます。


足元はこんな感じです。花壇なので土は固くありませんでしたが、まあ50cmも埋めれば、大丈夫でしょう。

シンクの支柱になる単管パイプを地中に叩き込みました。




単管パイプ用の部品を使って、パイプにSPFの2×4材を接合します。



垂木クランプという部品のようです。

上と下の2か所で固定しておけば、SPFも動かなくなりました。


家側です。

見えにくいので、木材が宙に浮いているようですが、手前側にある木材に固定してあります。

手前の木材は、もともとウッドフェンスを支えるためのものでしたが、ウッドフェンスは撤去してあるので、代わりにガーデンシンクの脚になりました。


このように、単管パイプ&垂木クランプ&SPF2×4材のセットで、木材を固定していきます。

完璧な精度で、と思っていないので、ある程度高さや角度があったらそれでいいです。


★天板を載せる枠を作る


シンクの乗る天板部分を設置するための作業が続きます。



一番上の部分に、木材で枠を作っています。



ウッドフェンスを支えていた支柱に枠用の木材を固定します。


庭側のコーナーもうまくいきました。


これで、天板用の枠が完成です。

この上に他の場所で使っていたスチールロッカーの天板がやってきます。

実はガーデンシンクの設置場所が、花壇の上でした。

そのため、「スチューベン」というブドウや、姫リンゴの「アルプス乙女」に少し無理をさせてしまいました。

シンクの設置個所の真下にアルプス乙女とスチューベンが植わっていたため、少し幹が曲がった状態になってしまっています。

植え替えるか悩んだのですが、植物は結構柔軟で、邪魔なものがあったら、よけて成長することもあると知っていたため、そのままにしました。

植え替えて枯らした経験もあるので、運に頼る要素が大きいですが、このまま進めます。

まあ、その後も何事もなかったように成長しているので、大丈夫だったんだと思います。

ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 構想編②

★計画を詰めていく


ウッドデッキ上にシンクを新設することに決まりましたが、ウッドデッキがせまくなるのはいやだなぁ・・・、と思ってしまいます。

けっこう広いウッドデッキだし、使い勝手のいい形だと思うのですが、ピザを家族で食べる時など、ウッドデッキの右半分に人が集中すると、動線の確保が難しくなることがあります。



ピザ窯がウッドデッキ上に設置され、現在のウッドデッキはこんな状態です。

ピザを焼きながらワイワイとみんなで食べようとすると、ウッドデッキの右側に人が集中して、机や椅子や作業台(ピザをこねたり作ったりするところ)が密集します。



実寸通りではありませんが、だいたいこんな感じでテーブルや椅子が配置されています。

どちらも廃材などを活用した自作のものなので、見た目はよくありませんが、壊れることなく使うことができています。

この状態でウッドデッキの上にシンクが来れば、渋滞が発生するに決まっています。

そこでシンクはウッドデッキの外に作成し、浮かせた構造にすることになりました。



★シンクを浮かせる方法を考える


問題はどうやって浮かせるか、です。

初めに考えたのは、コンクリートブロックで基礎を作って、その上にシンクを載せる方法です。

コンクリートブロックはサイズは決まっているので、ずれないように気を付けて積んでいけば、頑丈な基礎を作ることができるはずです。

ピザ窯をウッドデッキ上に移設するときにも、ピザ窯やピザ窯を載せる土台は、コンクリートブロックを積んで作っています。

ただ、ウッドデッキまでの高さで、シンクの広さ分ブロックを積もうと思うと、けっこうな時間と労力をかけることになります。

シンク自体には、大きな荷重がかかるわけではないのに、頑強な基礎を作る必要はないと考え、第1案は廃案になりました。

そこで第2案を考え始めました。


シンクの予定場所には、ウッドフェンスが貼ってあります。

どこにフェンスを貼っているかというと、ウッドデッキの基礎に乗っている束柱です。

他の束柱は、床板の下に入るように、根太と同じ高さでカットしてあるのですが、ここの束柱だけ、ウッドフェンスを貼る予定だったので、カットしていませんでした。

家の壁側の束柱は壁ぴったりに設置すると、根太を固定しにくかったので、壁から距離を開けて設置しています。

そこで、束柱の横に、根太の残り材を立てて、ウッドフェンスの柱にしました。

この2本を手前側の脚代わりにすれば、脚はあと2本用意すればよくなります。

2本でよければ、廃材置き場に単管パイプが置いてあります。



単管パイプは、高所作業をされる職人さんが、足場を組むときによく使われています。

壁の塗り替えや、家を建てるときなどに、家の周りをぐるっと囲んでいるものです。

パイプと、足を載せるための台と、パイプ同士を組み合わせるためのジョイントが使われています。

パイプとジョイントが簡単に手に入るため、単管パイプで小屋を建てたり、カーポートを作っている方も見かけます。

私も、過去に庭に日よけを設置したいと考えた時に、フェンスに沿わせて単管パイプを設置し、窓からオーニングを伸ばすために、単管パイプを3本購入しました。

ウッドデッキを作ってからは、使わずに置いてましたが、以前に実家の看板を設置するために、1本は使っていました。


が、今回必要な2本はまだ残っています。

また、シンクの天板には、屋外に置いて雨水タンクの設置場所になっているスチール棚の天板を使うことにしました。


記事内のタンクを置いてあるのが、スチールロッカーです。

雨水タンクのメンテナンスも考えると、もう少し低いところにあった方が使い勝手がいいので、天板をとっても問題ありません。

天板であれば、耐荷重は低いかもしれませんが、シンクとして使うぐらいなら問題ないと思います。