ダイソーの扇風機をエイジングしてみた

★100均ってすごいですね。


これは、2016年7月のDIYです。

100均が好きで、たまに行くのですが、行くたびに新たな発見があって、すごいなぁと思うことが多いです。

値段が値段なので、壊れやすかったり、見た目に劣ったりすることもありますが、使い方、使う場所によっては、とてもいい商品もあると思います。

行くたびに、いいものを見つけて帰ることが多いのですが、今回も、素敵なものを見つけました。

100均ながら、300円商品だったのですが、フラッと立ち寄ったダイソーで扇風機を見つけました。


300円しましたが、ここで見つけるまでは、扇風機を買うと卓上用のものでも1000円くらいはしそうなイメージです。

コンピュータ周りに置くようなUSB接続のものでも、300円ではないのではないでしょうか。



今回購入したものとは、品質が違いそうだし、やっぱり、こちらの方が物は良さそうですが、これだと2000円近くかかります。

300円で扇風機が手に入ったら、ちゃちなものでもありがたいと思い、購入してみました。



★灼熱の作業小屋


というのも、以前に作業小屋を建てたのですが、もちろん冷房はついていません。

換気扇はつけているのですが、室内の空気が悪くなった時の空気の入れ替え目的で、涼しくなることはありません。

 作業小屋を作ってみた

7月に小屋で作業をしていると、日差しは遮られているものの、やはり気温が高くなる時間帯は、暑いなぁ・・・、と感じてしまいます。

そんなときに、体に直接風を当てることができたら気持ちいいだろうなぁ…と考えたのです。

買ってきて、実際に組み立ててみました。


シンプルな作りです。羽がスポンジ製で、カバーなどがついていないので、その分構造がシンプルでコスト削減になっているようです。

乾電池を入れるか、USBで給電する仕様になっています。

作業小屋には、コンセントがあり、もともとUSBをさせるタップは用意してあったので、そこに差し込めば、給電も問題ありません。

見た目も、ゴテゴテしていないし、シンプルな作りで悪くありません。

ただ、小屋に置いている他の物を考えると、この色合いでは少し浮いてしまいそうです。

他の物との釣り合いを取りたいのと、せっかく買ったものをもう少し愛着の湧くものにしたかったので、今回も、DIYにチャレンジしてみようと思います。



★エイジング加工をしてみよう


テーマはアイアン製の扇風機です。

カバーもないし、羽もスポンジなので、加工したところで、安っぽさは消えないかもしれませんが、創意工夫してみようと思います。

塗装には、これまた100均商品のアクリル絵の具を使います。

ダイソーやセリアなどで、1本108円でアクリル絵の具は売っています。

小学生のころに使った絵の具セットの1本分くらいの量で108円です。色もいろんな種類があり、金や銀もあるので、金属っぽい加工もできます。





ネット通販で見つけたのですが、ダイソーで買ったものと同じだと思います。値段も108円だったので、これだったら、ネットで買ってもいいかもしれません。

こういった絵の具を使えば、金属風の風合いを出せるので、うまく活用すれば、アンティーク加工に使えます。

ただ、そのままの色だと、薄っぺらい感じになる気がします。どんな材質にしたいのかをよく考えて、その材質にあった色を調色で作り出せるかが、大事だと思っています。

ちなみに今回は、真鍮のような風合いにしようと思うので、金色に茶色や黒を混ぜて調色していくつもりです。



これは、錆びたりしていない真鍮の色ですね。これだと金色とあまり変わりありません。希望はアンティークっぽい真鍮なので、



色味が全然違いますね。ここまでくすまなくてもいいのですが、どちらかというとこちらの色を目指したいと思います。

あと、本体は金属でいいとして、羽根なども金属では、おかしい気がしたので、羽根や軸の部分は別の色で塗装しようと思います。

羽根の部分は、スポンジで、色が定着しにくそうに思ったので、ラッカースプレーを使用しました。



こんな高級品は使ったことがありませんが、ツヤ消しだと、ツルツルな仕上がりにならないので、古びた風合いにしたいときの塗装にはあっていると思います。


羽根を塗装してみました。塗料が羽根の中に染み込むほど目の粗いスポンジ素材ではなかったので、助かりました。

ラッカー塗料だと、しっかりと膜をつくってくれると思うので、羽根も頑丈になっていいかもしれませんね。

1度塗りでは、心許ないと思ったので、表裏、両方とも2回ずつ塗装しておきました。

乾いて触っても、はがれそうになかったので、入念に塗装しておいてよかったと思います。

下に敷いているのは、コストコで購入した洗車用のペーパーだと思います。

雑巾のように絞れるくらいタフなペーパーで、塗装のときに下にしいても、ペーパーの下には、しみだしていなかったので、こういう時にも重宝します。



これは、羽根の根元の部分です。分解しながら塗装していきます。

調色の難しさは、パレットの上でいい色だと思っても、実際に塗ってみると、思った風合いとちがっていることがあることです・・・。


金色に茶色を混ぜて塗ったのですが、少し明るすぎる感じがします。

まあ、塗った色を除去する必要はないので、乾燥させて、重ね塗りしていきます。

乾燥時間を短縮するコツとしては、ドライヤーを使用することでしょうか。もっと専門的に塗装をしているなら、専門的な道具もあります。



ヒートガンという商品です。塗装の乾燥以外にも、ラベル剥がしなどでも使えるようです。

ただ、わざわざこれを買わなくても、少し温度は落ちますが、ドライヤーでも代用できます。


重ね塗りをしてみました。少し思っていた風合いに近づきました。

最終的には汚し加工をするので、この色合いで良しとします。ちなみに、軸の部分は、黒っぽい金属風にしています。銀色と黒を混ぜて調色しました。


土台の部分です。色はこれでいいですが、1度塗りだとプラスチックが塗料を弾いています。

それでも、これだけ塗れているので、根気よく塗っていけば、しっかり色は付くと思うので、根気よく重ね塗りしていきます。


いきなりですが、塗装が完了し、組み立てたものです。

スポンジ製の羽根の部分が近くで見ると安っぽく見えてしまいますね・・・。

でも、真鍮色で塗った部分は、最後に黒で錆加工をした成果も出て、落ち着いた風合いにすることができました。好きな風合いの物に囲まれているのは、幸せを感じますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿