喫茶店の看板を作ってみた 製作編

★新しい看板を作っていこう


劣化著しい看板を作り直していきたいと思います。



これはこれで、なじみのある形なのと、看板の場所が大きく変わると、お店が休みなのか、営業しているのかが分からない人が多くなるかもしれないと母が心配しています。

そこで、できるだけこの近くに看板を設置してほしいという要望を受けました。

とはいっても、同じ形状のものだと、またすぐに劣化してしまう気がしてなりません・・・。

そこで、形状を変えつつ、できるだけ近い位置に設置したいと思います。



まずは、看板本体を作っていきましょう。材料は写真の通りです。看板本体はSPFの1×4材を使います。

裏側の見えない部分には合板を使います。

合板は、濡れると接着剤がもろくなりやすいようで、劣化が早いです。

その代わり、濡れにくい所で使えば、縦の木目と横の木目を組み合わせている分、反りやねじれの少ない状態で使うことができます。



SPF材に溝を掘っていきます。

溝堀りは、トリマーという道具で行います。



モーターの回転を使った道具で、回転軸に先端工具をつけ、溝を掘っていきます。

先端工具の形を変えることで、単純な溝を掘るだけでなく、板の端を滑らかな曲線にしたりすることができます。


人によっては、様々な治具を作って、使いやすいように工夫されていますが、私は治具を持っていないので、トリマーがまっすぐに動くようにガイドを付けて、掘っています。


全ての板に、2本の線が引けました。

理由があって、短い1本だけは、端まで引いていません。

雑なので、トリマーを使うと、溝がずれてしまうことが多いのですが、今回はきれいに掘ることができました。



★看板本体の作業


次の作業は、休業日をお知らせする板作りです。



先代もこのように、休業日を表す板が入っていました。

営業日には、この上にブラックボードを入れるだけなので、休業日の板は、裏板を兼ねています。

前回は、本体を作るのに一生懸命で、休業日の板の完成度を上げることなんて、頭にありませんでした。

そこで今回は、前回よりも完成度にこだわって作ってみたいと思っています。




とはいっても、手書きではきれいに書ける気がしないので、コンピュータの力を借ります。

大して大きな工夫ではないのですが、しっかりとこういう作業をしておくと、仕上がりがきれいになります。


コンピュータを使うといっても、できるのは印刷までです。そんな特殊なプリンタを持っているわけではないので、後は手作業になります。

白く塗った板の上に、印刷した紙を貼り、紙と板の間にカーボン紙を挟みます。
紙に描かれた絵や線を、ボールペンでなぞれば、板の上になぞった線が写ります。



とっても面倒ですが、なぞった線の間を黒の油性ペンで塗っていきます。


地道な作業ですが、文字数も知れているので、のんびりやっていても、近いうちに終わりがきます。


完成です。文字がコンピューターのフォントっぽくなった時点で、完成度が格段に高まりました。

休業日の板が完成しました。お店が休みの日はこの看板が表示されています。

営業時間外と休業日終日、この板がいろんな人に見られるのでこの仕上がりで良かったです。

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