パン置き台を作ってみた

★パンを乾燥させずに保管したい


私の妻は、料理作りが趣味です。

パンなどを作るのも好きなようです。創意工夫が好きなので、「こんなパンを作れるかな?」と思ったら、いてもたってもいられなくなるようで、色んなパンを作ってくれます。

そんな妻から、パンが乾燥しないように保管するケースが欲しいと言われました。

写真も好きで、作った料理を撮影したいので、保存状態も重視しつつ、フォトジェニックなものを求めているようです。

私は「見た目がいい」というDIYは苦手です。

実用性や使い勝手を考え、QOLを向上させたいというのがDIYの創作意欲になっているので、「見た目がよく」についてはピンときません。

過去にも創意工夫はしたものの、妻の眼鏡にかなう作品を作ることはできませんでした。

なので、今回は創意工夫をこらして、妻の審美眼にかなう作品を作りたいと思います。



★どんな形状にするのか





既製品には、こんな感じのものがありました。

かっこいいし、これなら作れそうなので、こんな感じの物でどうかと尋ねたら、「中身が見えないと写真が撮れない」とNGが出ました。

初めに頼まれていた内容として、中のパンは見えるて撮影できるように、と言われていました。
パンをおいしいまま保管するということに特化していて、パンの品質保持はできそうですが、見た目も何もあったもんじゃありません・・・。





パンを切るための商品なので、パンを見せることが目的ではありませんが、この形状なら中のパンも見えます。

妻に聞いてみると、ケーキやスイーツを入れて、乾燥しないようにするカバーなら持っているとのことなので、上部はそれを使い、土台だけ木で作ってみることにしました。



★DIYスタート!!



カバーは写真のものです。

見たとき、中にお皿を入れて、カバーをかぶせたらいいのでは!?とも思ったのですが、依頼してもらっておいて適当に仕上げたら、次から依頼が来なくなってしまいます。

こだわりの詰まった作品ではなく、シンプルで木目を生かしたものが求められているので、そんな作りを目指します。


こういうカットは丸ノコは苦手です。

電動のジグソーを使えば曲線でも手で調整すればカットできないことはありません。

ジグソーは刃が薄く細いので、丸ノコよりまっすぐカットは苦手ですが、ジグザグや円形のカットなどのフリーハンドでのカットはしやすいです。



丸く切れました。デコボコになっているところもありますが、ジグソーでフリーハンドだとこんなもんかなと思うことにします。

この状態でフタをかぶせると、小さな隙間が空いてしまってパンが乾燥しそうです。乾燥しないように工夫してみます。

板の縁に、もう1度円を書きました。この円がフタの大きさと同じになっています。ここに電動トリマーで溝を掘って、その溝にふたを落とし込めば、密閉できると思います。


ここもジグソーと同じで治具などはなく、フリーハンドでの作業になるため、ゆっくり慎重に進めます。


掘ることはできました。きれいに掘れたとは口が裂けても言えませんが・・・。


実際にはこんな感じです。ガタガタしていて、削り残しがあります。紙やすりできれいにして、滑らかにしていきます。


フタはうまくはまりました。微調整が必要かなと思っていたので、気持ちのいい仕上がりです。



★塗装はBRIWAXで



仕上げはBRIWAXです。色はアンティークブラウンにしました。これを木目に沿って塗りこんでいきます。

ブライワックスは、蜜蝋を使っていると聞いたことがあるので、食べ物を載せても大丈夫だろうと考えました。


塗った後です。塗ってから気づきましたが、BRIWAXはけっこうにおいがあります。揮発するものだと思うのですが、初めのうちはけっこうにおいます。

妻はにおいがある間は使いたくないと思ったようで、結局においが落ち着くまで作業小屋で待機させることになりました。


作業自体は単純なものだったのですが、ニーズに合わせた物が作れたのでよかったです。

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