母の日に小引き出しを作ってみた

★母、小引き出しを欲しがる


我が家のリビングに置いてある、小引き出しを見て、



母親が、実家にも作ってほしいと言い出しました。

作業小屋の端材を使って作った物です。


作業工程が多く細かい作業が多いので、面倒くさくてどうしようかなと思っていたのですが、母の日も近いからそれを母の日のプレゼントにしようと思い立ちました。



★用途に合わせた設計を


詳しく聞くと、パソコンの周りに紙類が溜まっていて邪魔だから、整理する棚が欲しいとのこと。

なので、今回は、A4サイズの紙類が入る大きさで作ることにしました。

前回の作業は、端材の消化も目的だったのですが、今回は純粋に棚作りが目標になるため、家にある端材は使わずに作っていきます。

というのも、前回の小引き出し作成で一番大変だったのは、木材の切り出しとサイズ調整だったのです。

端材で作ったため、1枚ずつ木を切り出していく作業が必要で、しかも丸ノコでカットしたために1枚1枚が正確に同じサイズになっていなくて、最後に微調整が必要となってしまったのです・・・。

枠にはめてみては取り出して削って、またはめてみては削って・・・。

その繰り返しがけっこうきつかったです・・・。


★材料はカットまでしてもらう


材料はホームセンターで購入したときに、カットしてもらっておきました。

ホームセンターだと、大きな機械で正確にカットしてもらえるので、とても便利です。


使ったのは、杉の未乾燥材と桐集成材です。





杉の未乾燥材で箱を作り、桐の集成材で枠を作ります。

杉の方が風合いが良いと思うけど、枠は正確にサイズを出したいのと、肌触りは桐の方が良いと思うので、使い分けをしました。

カットをしてもらえるならば、木材の購入が終わった時点で、作業は終わったようなものです。車に木材を積んで、家に帰りました。


上に乗っているのが、杉の未乾燥材で、下の方が桐の集成材です。

真ん中の薄い板は、底板用のベニヤ板です。



★組立作業開始


集成材は、もともとツルツルなので、そのままでいいですが、ベニヤ板と特に杉の未乾燥材はザラザラなので、やすりがけをしていきます。

電動サンダーがあると便利です。

我が家では安物を買って使っていますが、マキタなどの一流メーカーのものだと、木くずが飛び散らないようにダストバッグが付いていていいですね。


続いて枠の組立です。ネジは目立たないようにしたいので、接着剤と隠しくぎで作業を進めます。圧着のために、クランプも使いました。




★ミス発覚 どう立て直すか


しかし、ここで痛恨のミスが発覚します。


本当は、376mmのサイズでカットしてもらっていたはずなのに、長さが足りません・・・。

お店に苦情を言いに行こうかと思ったのですが、なんとなく、376と書く所を慌てて書いて、370と書いた気もします。

ちゃんと書いていたとしても、字が汚くて見えなかったかも知れません。

なので、ありもので何とかすることにします。

この集成材をカットしてもらった端材があるので、それをサイズを合わせて固定しておきました。

目立たない所で良かったです。

続いて、箱の作成です。


ここが唯一DIYっぽい所でしょうか。杉材の一部にトリマーで溝を掘りました。



トリマーを使うと、きれいに溝が掘れます。この溝にベニヤ板をはめて、底板にします。


組み立て中の画像がなかったので、いきなり完成画像です。

サイズをしっかり測って、正確にカットしてもらっているので、ずれなく、きれいに収まりました。

ちなみに、コーナーは電動サンダーで丸くしてあります。



★塗装をしたら完成



塗装は、BRIWAXのジャコビアンです。しっかり磨きをかけると、焼いたように見えます。木目と光沢がきれいですね。


取っ手を付ければ完成です。

実家に持っていくと、さっそくあふれかえっていた紙類が収納されていきました。

使い勝手も悪くないようで、母親にも喜んでもらえました。

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