裏庭にDIY作業小屋を作ろう 完成編

★さあ最後の調整

小屋の全体像が見えてきました。後は細部の調整・作業を残すのみです。


★換気扇を取り付ける


まずは、換気扇の取り付けです。

こんな小さな小屋に、なぜ換気扇??という感じがしますが、木工作業をすると、丸ノコを使っても、トリマーを使っても、木くずが大量に発生します。

木くずをそのままにしておくと、咳が出てくることもあります。

空気の入れ替えができたら、その辺が多少マシになるかなと思いました。

また、建設当時は、夏で、とにかく室内が暑くなっていたので、換気扇で空気の入れ替えができたら、多少は室温も下がるかなと考えました。


換気扇は、台所用の小さめのものにしました。

小屋自体が4畳ほどの広さだし、換気能力としては、小さいものでも大丈夫だと思ったからです。

こういう換気扇は、外側がシャッターになっていて、羽が回ると、シャッターが開くようになっています。

でも、そとから雨や風が吹き込むのを避けたかったのと、見た目もあまりよくなかったので、外側にはフードをつけました。

樹脂製なので、安っぽい感じはしますが、ブラウンがあったので、これを取り付けました。

紫外線も換気扇本体に当たらないし、外からの風も防いでくれるので、つけてよかったと思います。




電気自体は、小屋の壁を立ち上げたときに、資格を持った友人に、配線してもらっています。

これは、出入口の開口部の横に付いているスイッチプレートです。

上が電灯で、下が換気扇のスイッチになるように配線してもらいました。

換気扇のコンセントは、この上部に差すようになっています。


まだ内装が仕上がっていないので、周りが整っていませんが、壁に穴を開けて、換気扇を取り付けました。


外のフードもしっかり固定できました。

これで、室内の木くずやほこりを、外に出すことができます。

だんだん、使い勝手も良くなってきています。



★内装を整える


今回のDIYは、どちらかというと見た目重視です。

実用性は低いDIYです。


大まかな建築が終わったので、内装も整えていきたいと思い、作業しました。

前の小屋で使っていたワイヤーネットで収納を作り、


100均で買ってきた瓶にコーススレッドを入れたりして、使い勝手のいい収納の仕方を工夫している所です。

ただ、使っているうちに、全面がベニヤ板なのが、殺風景に思えてきました。


★黒板っぽい壁を作りたい


そこで今回は、1区画だけ、黒板風にしてみようと考えました。

ちょっとしたこだわりですが、せっかく黒板風にするなら、磁石もくっつくようにしたいと思ったので、その辺も調べてみました。

黒板にするためには、チョークで字が書けて、その字が消せないといけません。



この塗料を塗ることで、チョークで書いたり消したりができるようになります。

今は、100均でも売っているのですが、けっこう量がいるので、ネット通販で探して購入しました。

続いて、磁石ですが、これもいろいろと方法があるようです。

一番シンプルなのは、板の上に薄い鉄板を貼って、その上に黒板塗料を塗るというものです。

下地もツルツルにできるので、きれいにできそうだと思いましたが、鉄板を貼ると、後の処理が大変な気もします。

そこで、ネットで探していると、


こんなものが見つかりました。

黒板塗料と同じ、ターナーという会社の製品です。

同じメーカーなら、相性もいいはずと思い、この塗料で、作業を進めることにしました。

この塗料は、液体の中に鉄粉が含まれているようで、3回ほど重ね塗りすれば、磁石がくっつくようになるそうです。


やることが決まり、道具と材料がそろえば、後は進めるだけです。

まずは、棚の物をどかしました。


続けて養生です。マスカーというものを使うと養生も楽ちんです。


マスカーは、養生用のシートに養生用のテープが付いたものです。

ペンキを付けたくない部分の端にテープを貼って、そこについたシートを広げれば、その辺り一面を防護できます。

養生が済んだら、マグネットペイントを塗っていきます。


1回塗り完了です。

本来は、下地作りをもう少していねいにした方が良いようです。

やすりがけを面倒くさがったため、多少凸凹してしまっていますね・・・。


2度目です。多少つやつやになってきました。


3度塗り完了です。

もともとベニヤ板だったと感じなくなりました。

鉄粉が入っているとのことでしたが、別にザラザラしているわけでもありません。


最後に黒板塗料を塗って完成です。

塗料は全て黒なので、黒板塗料を塗っても風合いは変わりませんでした。


磁石を付けてみたかったので、紙を貼ってみました。

ちなみにこの紙は、ウッドデッキの計画図で、もう出来上がっているので、いらない設計図です。

見た目重視のために、もう一度印刷して貼りました・・・。


続いて、黒板を使いたかったので、文字を書いてみました。

好きな歌の題名なので、たいして意味はありませんが、「手を叩こう」とか「拍手しよう」とかいう意味だそうです。

小さなDIY過ぎて、言わないと分かってもらえなさそうですが、瓶のふたも、金属っぽく見えるように、アクリル絵の具で塗装しています。

自分の作業小屋なので、好きなようにしていくことで、だんだん愛着も強くなってきているように感じます。



★外壁にもこだわりを


小屋の外装にもこだわりましょう。


現在の様子です。

別に気にならないといえば気にならないのですが、屋根と屋根の下地を支えている2×4材が見えたままです。

これはこれで変だとは思っていなかったので、放置していたのですが、雨が降った時に見ていたら、雨が屋根の波板を伝って、2×4材が濡れていました。

毎回こういう風になってしまうと、雨と紫外線にさらされ続けて、だんだん劣化していくと思ったので、この2×4材を隠す工夫をしたいと思います。

こういう場所のことを、建築用語では、鼻隠しというそうです。

作業自体は、いたって簡単です。


杉の粗材を用意します。

本数も2本だけです。

できるだけ、雨に強くなってほしいので、木材保護塗料を染み込ませます。



一番有名な木材保護塗料ですね。

ウッドデッキなどで、使ってみましたが、やはり長持ちする気がします。


続いて、見た目を統一したかったので、水性ペンキのミルキーホワイトで塗装します。

とくに、外側の面は2回塗りして、対候性を上げておきます。


あとは、設置すれば完了です。

なくても気にならなかったですが、あると引き締まるように感じます。


小さなDIYでしたが、作業小屋がまた1つ愛着のある場所になりました。




★最後の仕上げ、ステップをつけよう


今後も作業小屋は改造し続けるとは思うのですが、建築が一段落するので、今回の投稿で、続きものとしては、終了になります。

最後の作業は、扉の前のステップです。


小屋の扉ですが、地面から40cmほど高さがあります。

コンクリートブロックは、20cmほどなのですが、小屋の下地や床板などを入れると10cmほど上がるのと、小屋の基礎が周りの土地より高いため、結局のところ、35cmほど上がった状態になります。

その高さを上がろうと思うと、けっこう努力が必要です。特に、今後年齢を重ねていくと、厳しくなるでしょう。

そこで今回は、小屋に入るためのステップを作っていきます。

お金をあまりかけたくなかったので、コンクリートブロックを4個とインスタントセメントだけ買って、あとは家にある余り物で何とかしようと思います。


はじめに、コンクリートブロックを入れる場所の固まる土を切り取りました。

もったいないですが、そのままコンクリートブロックを並べると、高くなりすぎてしまうので、高さ調整のために切り取ります。

切り取りには、ディスクグラインダーを使用しました。



それから、コンクリートブロックを並べました。

コーナーの部分に、でこぼこができないように、2つはコーナー用のブロックを買っています。

並べられたら、高低差ができないように、セメントで固定します。

写真は、セメントの固定が終わり、中に固まる土、石、セメント、レンガの廃材を詰めているところです。

この枠の中を埋めてしまいたいのですが、全てをセメントにすると、大量のセメントが必要になるため、下の方は、こういった廃材を詰めて、かさ上げしています。



廃材を詰めたら、コンクリートブロックの上にレンガを並べます。

レンガも、長さ調整が必要なので、ディスクグラインダーでカットします。


全て並べ終わりました。

慌てて作業をしたので、セメントでレンガが汚れていますね。

こういうときも、作業後にスポンジに水を含ませてふき取るときれいになります。


廃材の上に、砕石を撒きます。

これも、家にあった残り物です。

撒いた上から、棒などで突くと、廃材の隙間に入り込んでいきます。

そうすることで、後で崩落事故が起きなくなります。


最後に、これも残り物の固まる土を撒きました。



水を撒いたら、少しへこむかなと思って多少多めに撒きました。


完成です。



★半年近い作業の末、作業小屋完成!!


ステップのおかげで、スムーズに小屋に入ることができるようになりました。

これで作業小屋の建築はひとまず完了です。

時間もものすごくかかったし、途中で何度かくじけそうになりましたが、短い時間に集中して取り組むことで、少しずつ頭の中の空想が現実のものになっていったと思います。

お気に入りの空間ができたので、今後も少しずつ手を加えていこうと思っています。

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