裏庭にDIY作業小屋を作ろう ドア編

★窓の次はドアを作ります

窓が1つ仕上がったので、続いて、扉を作っていきます。

家との間に、もう1つ窓があるのですが、家と至近距離で、雨の心配はないので後回しにします。

さて、扉ですが、大事だと感じているのは、見た目と強度です。

見た目は、今までも考えていたことですが、扉は、建物に出入りするたびに、開け閉めする場所です。

しかも、風が強い日には、強い力で閉まることもあるし、こどもが、力いっぱいに開け閉めすることもあるかもしれません。


★強度と見た目を重視するため、しっかりと構想を練る


そこで、強度と見た目を考えて、構想を練りました。

初めに考えたのは、外枠を幅広くするということです。

外の枠が幅広くなれば、歪みが出にくいし、枠がどっしりとすると考えました。

そこで、普段は2×4材を使っているのを、2×8材にしようかと、値段調査にホームセンターに行ってみました。



すると、値段が結構高いのです・・・。

幅が倍だから、値段も・・・、というわけにはいかないようです。

確かに、2×4材と、2×8材だと、切り出すための木材の太さも違ってきますね。

そこで、方向転換をして、違う木材を探したのですが、なかなかいい木材に出会えません。

集成材も考えたのですが、木材同士を接着していると、雨などに当たったときに、はがれてくるのでは・・・、という心配がありました。

そこで、発想を再転換して、2×4材を2枚くっつけることにしました。



★2×8材を自作しよう


接着しただけでは、プロの接着した集成材のようにはいかなくなるので、工夫してみることにしました。

2×4材 真ん中に溝あり
2×4材 両端に溝あり
2枚の板が、凸と凹になるように溝を掘って、組み合わせることにしました。

こうすると、それぞれの木がねじれそうになっても、お互いにねじれを止め合うことになるかなとも考えました。

溝に接着剤を入れて、接合します。



後は、F型のクランプで圧着して、1週間ほど放置しました。

ちなみに、左隅の透湿防水シートが、扉設置予定地です。

扉がないので、シートで雨や風を避けています・・・。

早く扉を作って、貧乏小屋生活を脱出したい!!



★扉を組み立てていきます


扉の外枠作りまでできているので、それを組み立てていきます。


作業に夢中で、写真を撮っていませんでした・・・。

まずは、枠同士を合わせて、固定します。

この固定も、凸と凹を作ってあわせました。

せっかくここまで頑張ってきたので、いつもなら、そろそろ面倒くさがりの性分が発揮される頃ですが、グッとこらえて、丁寧に作業していきます。

上部は、明り取りのため、中空ポリカを入れました。



間に空気の層があるため、多少の断熱も期待できます。

ポリカは、溝を掘って、差し込みました。下の方には、杉板を入れました。

多少は強度が欲しかったのと、これ以上重い木を使うと、扉全体が重くなりすぎると感じたからです。


杉材は、建物側に凹みをつけて、並べました。

雨対策にもしたかったので、壁同様に合いじゃくり加工をして、雨水が中に入らないようにしました。


水は、重力に従って動くので、板の組み合わせ方さえ間違わなければ、建物の中に水が入ることを止めることができます。

ポリカと杉板の間の仕切りには、廃材の2×8材を使いました。

2×4材を組み合わせて作ったものが、底をついたのです・・・。



★色は何色がいいかな


ここまで、作業が進んだら、塗装です。

壁がごちゃごちゃしているので、扉はシンプルにいきます。


白く塗装しました。

ただ、この小屋にはきれいすぎますね・・・。

そこで、後から、木材保護塗料で少し表面を汚しました。

あとは、ポリカの部分ですが、やはり強度が心配なので、窓同様に、仕切りを入れることにしました。


この方がデザイン的にも良い気がします。

扉本体は、これで完成です。



★ドアノブを取り付けてみよう


扉本体が完成したので、ドアノブを付けて、設置していきたいと思います。

現在は、売り切れになってしまっていましたが、輸入品のドアノブが格好良かったので、それを使いました。

ステンレス製で、鍵付きだったので、屋外で使うことも可能だと思います。




売り切れになっていたので、購入することはできませんが、一応、商品の紹介のために、リンクを貼っておきます。

このドアノブを、自作のドアに取り付けるのですが、ドアノブまで自作で作る、ということ以上に、既製品と自作品とのコラボレーションは緊張します。

寸法が取れていなかったり、形に異常があれば、修正が難しくなる気がしたからです。

とりあえず、説明を見ながら進めていきました。

外国の商品だそうですが、日本語の説明書が入っていて安心しました。



まず、ドア本体に2つ、穴を開けます。

右の穴は、サイズ通りのドリルを持っていたので、きれいですが、左の指定サイズに合うドリルを持っていなかったので、無理矢理ドリルをこじって、穴を拡張しました。




大きなサイズのドリルは、セットで売っていないので、こういう機会に買っておくといいのですが、使う機会がそれほどないのに、と思うと、ケチってしまいます・・・。



続いて、トリマーとドリルで、こんな溝と穴を開けていきます。



この部分から、扉を開け閉めするときにヒョコヒョコ顔を出す「例のやつ」が、出てくるのでしょう。

中央の深い穴は、先ほどの2つ開けた穴につながっています。



表面から見ると、こんな感じに仕上がります。

すっきりしていて、見た目も好きです。



側面も、取り付けました。

トリマーで削った溝のおかげで、飛び出さずに設置出来ました。

上が、ドアノブの動きと連動して動く「例のやつ」で、下がカギが閉まると飛び出してくる部分ですね。



ドア枠の方にも、高さを合わせて、部品を取り付けます。

2つの穴の位置には、説明書の指示通り、溝を掘っています。

鑿や彫刻刀でもいいのでしょうが、こんなときに、トリマーを持っていると、さっと削ることができるので、便利です。




木くずが大量に出るので、後の処理は大変ですが・・・。



★後は扉を小屋につける作業のみ


他の作業との兼ね合いもあり、扉はできてから少しの間、小屋の中に放置されていました。

が、いつまでも透湿防水シートが出入口に貼られたままなんて嫌です。



昼間は光も通す素敵な素材ですが、シートが玄関扉なんて、おしゃれじゃないし、セキュリティ面でも不安が残ります。

雑で、几帳面じゃないため、私が苦手としている作業の代表が「蝶番つけ」です。

作業工程自体は分かっているし、穴を開けてネジを打つという工程はシンプルで複雑さはどこにもありません。

でも、どこに蝶番をつけても、ネジを打つ位置が正確にできなくてきしむ扉になったり、動きが悪い扉になってしまいます。


こんな重い扉、自分でつけてうまくいく気がしませんでしたが、慎重さが功を奏したのでしょうか。そこそこうまく取り付けられました。



取りあえず扉だけ設置した状態なので、外から小屋に入ろうとすると、けっこうな段差があったりします。

それでも窓と扉が付いたことで、一気に完成が見えてきました。

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