ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた 煙突製作編

★煙突も大事な役割を果たします


話が前後しますが、同時進行で、いろいろな作業をしています。

これは、大谷石で作った煙突の支えです。下は先ほど投入した砂で、後で取り出せば、この部分が空洞になるので、煙をここから排出することができます。


窯の中の様子をイラストにしてみました。分かりにくくてすみません。

基本的に、木を燃やすのは窯の奥になることが多いです。

燃えたことで出てくる熱は高い所にたまります。

もし煙突が図のように上の方にあると、せっかく出てきた高温をそのまま窯の外に出すことになります。これでは、なかなか窯が温まりません。


煙突の位置が低い方がいいとしても、奥の方に煙突を作ると、火から出た熱がそのまま煙突に入っていってしまいます。やはり窯の中にたまる熱が少なくなってしまいます。


この位置だと、奥の火から出た熱が窯の中に一定時間たまることになります。

しかも高温は高い所に留まるので、温度が上がりやすくなります。


今回のピザ窯では、もう少し欲張って、煙突を窯の中に設置して、高温がたくさんたまるようにしてみました。


煙突の支えの下の方は、窯の中に埋まっています。ドーム天井を固めるときに、煙突の支えも一緒に固めてもらう予定です。

この支えは、一番高温になる部分ですが、耐熱性の高い大谷石なので、何とかがんばってくれるはずです。


縁は、側面に設置した鉄平石の高さまでにして、中央は煙突よりも高くしておけば、窯本体はしっかり耐熱性が高く、また天井付近に高温がたまる構造になるはずです。

窯のドーム天井を作る準備を進めています。



砂もたくさん入りました。



★窯の内部温度を測りたい


ここで、もう少し遊びます。

実用性があるかは分かりませんが、少なくとも見栄えは良くなるだろうと考え、写真の左下に温度計を設置してみました。



庭に転がっていた金属製の容器の底に穴を開け、そこに温度計を突っ込みました。




窯などに使う温度計です。摂氏では500度まで数字が見えます。私が使ったものは検温部分の針が15cmほどあるものです。

温度計の先が窯内部に届かないので、窯内部から温度計の先端までを空洞にしておいて、温度を測ろうという作戦です。

ドームを作る前に、設置してかないと後からは入れられないので、ここで設置しておきました。



窯の中に入れた砂を濡れた新聞紙で覆います。

この上に耐火セメントが載るのですが、砂のままでセメントを入れると、砂がセメントと一緒に固まってしまいます。

ここに新聞を入れておけば、新聞の下の砂はドームが固まった後に取り出せます。

ここも作業に熱中してしまい、写真がありません・・・。

新聞紙の上に、2~3cmほどの厚さでドーム屋根を作りました。薄い所があると、使っている間にそこから壊れてしまうので、よく確認しながら耐火セメントを塗りつけました。



とても扱いやすい耐熱セメントです。

同じような商品でも、熱を加えないと固まらないものもあったりするのですが、これは普通のセメントと同じように使うことができます。


画像がないため、以前に作った古い方のピザ窯のときの画像で説明しますが、こんな風にドームができあがります。

厚みは3cmほどだと思います。

薄すぎると、熱を加えたときや冷えていくときに割れそうな気がしたので、薄い所ができないように注意しました。

前回の窯を解体するときに、ひびは入っていなくて、解体に苦労したので、今回も頑丈にできていると思います。

この後、ドームの中の砂を取り除きます。



これも、前回のピザ窯の画像です。

中に入ってくれているのは、今はもう高校1年生になった次男くんです。このときは幼稚園の年長くらいでしょうか。

ピザ窯の中に頭を突っ込んで、中の砂をかき出してしてくれました。

手前のバケツがピザ窯の中の砂を取り出したものです。

新聞紙は、ドームの内側に貼りついてしまいますが、火を入れれば燃えてしまうので、問題ありません。



作業内容は同じなので、旧ピザ窯の画像でご容赦ください。

窯の開口部のアーチ状のレンガの上にコンクリートブロックをはめ込みます。

形に合うように整形する必要があるので、ディスクグラインダーを使いました。

レンガや石などを切断するときにとても便利です。刃が高速回転するので、気をつけて使わないと危ないですが、これなしでピザ窯を作るのは大変だと思います。

刃はダイヤモンドカッターを使いました。




刃の部分にダイヤモンドの粒がついていて、それで石やセメントを削るようです。

石用やコンクリート用の切断砥石もあるのですが、これが一番早く切断できるし、長持ちするように思います。


もう1回同じ画像ですが、ドームの上に中からかき出した砂を入れました。砂よりもパーライトなどの方が断熱性能は高いと思いますが、不要になった砂を使う方がお得だと思って入れました。

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