キッチンストッカーを改良してみた 製作編

★工程が決まれば作業開始




自作のキッチンストッカーの角材を青線か赤線の所でカットして、上下2段にすると決めたところまで進んでいます。



作業内容が決まれば、作業を進めていきます。

このストッカーはリンゴ箱やワイン箱を意識して作っているので、コーススレッドではなく、釘を使って固定しています。

なので解体するには、釘抜きを使って釘を抜いていく必要があります。解体することを考えるなら、コーススレッドの方が、電動ドライバーを使えて楽だと思いました。




釘抜き専用の道具なのですね。バールというそうです。大きい釘も小さい釘も抜けますが、専用ということは、それだけ使用頻度も低そうです。

金づちと釘抜きが一緒になっているといいですね。どうせ使うときはどちらも使うことが多いので。

釘抜きで釘を抜こうとすると、釘を浮かせて隙間に釘抜きを挟む必要があります。それがけっこう面倒くさいのです。

また、ただ棒を差し込んでいる釘よりも、らせん状に突起物のあるコーススレッドの方が、しっかり固定されていそうです。



早く外すコツは、内側から木材を叩いて釘を浮かせることです。一度隙間ができてしまえば、すぐに釘抜きで抜くことができます。

板に刺さった釘も、裏から釘を叩くと抜けていくので、あとは釘抜きで引っ張るだけです。

ただ、時々外すのが難しいものもあります。



打つときに途中で曲がっていたからか、抜き方が下手だったからかは分かりませんが、途中で折れてしまいました。

もうこうなると、残りを抜くのは困難なので、そのまま放置して次に進めましたが・・・。

釘を抜く必要があるのは、角材をカットする真ん中の板だけです。



結局赤線の辺りで切ろうと思うので、上から2枚目の板を外しました。



★角材を切断する



そしてカットラインを決めます。

一応上の板からの距離でラインを決めましたが、普段は2段重ねて使うし、はめこむときにはそれぞれの高さが違っても問題はないので、それほど慎重にならずに線を引きました。



カットできました。丸ノコを使えばあっという間に切ることができます。


回転する刃が近くにあるので、危険な工具であることは間違いありませんが、安全に使えるように治具などを作って工夫して使うことで、危険度は下げられるし、とっても便利な道具です。



ここに、亀甲網を貼っていきます。

亀甲網は、チキンネットともいわれるもので、亀の甲羅のような形の網です。




格子状(四角形)にするよりも、六角形にすることで強度が出て、形を保ちやすいのだと思います。

また、見た目にも格子状よりも面白みがあるので、今回は使うことにしました。



網はタッカーというステープラーの大きい版みたいなもので、固定していきます。





レバーの部分が下に押し下げられると、左下の部分からステープラーと同じような形の針が飛び出ます。

ステープラーと違うのは、下の支えがないので、針はまっすぐに伸びたままで木材などに突き刺さります。

ちょっとしたものの固定なら、これで充分です。



はみ出た部分はカットして、手に刺さったりしないように折り曲げておきました。

これで、野菜を並べても、底が腐ってしまうことなく使えそうです。



★2段重ねで使える工夫


ただ、このままだと、チキンネットが邪魔で角材がささりません。なので、チキンネットの角の部分に穴を開けていきます。



その後、角材がスムーズにささるように、角を丸めておきました。

ゴンゴンぶつかっていると、早く壊れてしまったりするので、できるだけ長く使ってもらえるようにするための工夫です。

こういう作業では、サンダーが便利です。

下の板状の部分が細かく振動して、板の部分にはられた紙やすりで木を削っていきます。

このサンダーはけっこういいもので、木くずを回収するバッグも付いていて、周りを汚さずに済みそうです。



重ねてみましたが、見た目は前の状態と変わりません。

でも、隙間からネットが見えると思います。

これで、上下2段に分けて使うことのできるキッチンストッカーになりました。

ただ、野菜を入れたときの強度に不安があったので、支えを1本入れておきます。


薄い板1枚ですが、これが入ることで、たわみにくくなりました。



★3つめのストッカー


3つのうち、1つはペットボトルなどを入れて、深いままで使うので、残りはあと1つです。

そちらの方には、野菜はストックせずに、重たい食材なども入るようにしたいので、底は板貼りにしようと思います。

3つ目の作業に入っていきます。



1つ目と同じように板を外して、角材をカットして、スムーズに作業ができるように、角材を角を削っておきました。



特に外側の角を念入りに削ってあります。



そこは、強度をあげるために、合板を使いました。

針葉樹合板の端材です。

仮置きがうまくいったら固定します。今回は床板が抜けると困るので、コーススレッドで固定しました。






コーススレッドの長さは、固定したい材料の厚さの2倍くらいを目安にしています。

針葉樹合板は12mmなので、25mmを使いました。


床板を固定したら、角材が通る部分に穴を開けておきます。


こちらのストッカーも、外から見ると何も変わっていないように見えます。


キッチンにストッカーが帰ってきました。


生活感が出てしまうので、掲載しない方がいいのかもしれませんが、2段のストッカーの上の段です。

外せば下の段の中も見れるので、使い勝手が良くなったそうです。ちょっとした工夫で、使いにくかったものが使いやすくなるのが、DIYの良いところだと思います。

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