ふすまを貼り替えた 完成編

★ベニヤ板のアク対策


これで、壁紙を貼ることができるのですが、ベニヤ板に壁紙を貼ると、アクが出て壁紙を汚すことがあるそうです。

アクって何なんだと思って、調べたのですが、木の成分がボンドや糊の水分によってしみだしたもののようです。

油分などだと、茶色い汚れになってしまうようです。

アクを止める一工夫をしてから、壁紙を貼っていきたいと思います。


木のアクが壁紙などに出ないようにするためにできることといえば、アク止めシーラーを塗るのが一番簡単方法でしょうか。


木の板の表面に膜を作って、アクが染み出すのを抑えるようです。

ただ、これ、1kgも入っています。木の板2枚に1kgは多すぎる上に、今後使う予定もありません。

そこで、代用品はないのか、調べてみることにしました。

いろんな人が実践している方法として、木工用ボンドを水で薄めて塗る、という方法が出てきました。

シーラーとボンドの成分が似ているようで、木工用ボンドでも木に膜を張ることができるようです。



水とボンドが1対1くらい、という記述を見つけたので、その通りにしてみました。混ぜると泡が出ます。



ベニヤ板の表面に塗っていきます。これで大丈夫なのか分からない上に、失敗したら盛れなくアク・・・という状況が怖かったので、3度塗りしておきました。



★引き手を付ける


続いて、引き手を入れるための穴を掘ります。

高さを調節する必要はありますが、だいたい真ん中にしておけば問題ないだろうと思います。



なのに、なぜか端に開けてしまってる・・・。

ボーっとしていたのでしょうか。にしても、穴を開ける前に線を引いた時点で間違いに気づきそうなもんなのに・・・。

しかもトリマーで開けた穴もめっちゃ汚い形ですね。

壁紙を貼ったら見えないにしても、センスのかけらも感じさせない穴の形です。

仕方ないので、補修します。



★引き手の穴の補修


ふすまや引き戸の取っ手の高さは、だいたい扉のまん中らへんの高さです。そんなことは当たり前のことだと思います。

家族の身長や体格を考えて、微調整をするのは素晴らしいことですが、まあそれでもほとんど真ん中らへんになるでしょう。



それがなぜ、こんなところに穴をあけてしまったのか・・・。

とにかく補修していきます。

この場合、壁紙がへこんでしまわないように、埋め木をします。

この穴のサイズに合わせて木を切って、高さを合わせて埋めていきます。



壁紙を念入りに指で押していく人もいないという想定で、少し隙間はありますが、埋めることができました。念のため、隙間にはパテを入れておきます。



入れすぎくらい入れておきました。この後で紙やすりでこすっておきます。



ネジも埋めて、まっ平らになりました。



見えにくいですが、正しい穴は右奥の方に開いています。

左の埋めたところは、別の失敗か所です。

上下逆に穴を開けてしまったのです。こんな少しの作業で2回も失敗してしまいました・・・。



★壁紙をはるときは手がべたべたで・・・




壁紙を貼る途中は、手がネトネトで写真が撮れませんでした・・・。もう必死で作業していました。

壁紙1枚でふすま全体が貼れたので、貼り重ねる作業もいらず、スムーズに貼ることができました。

本当は外側の黒い枠を外して壁紙を貼って、その後で枠を戻した方が端まできれいになるのですが、今回はベニヤ板も貼って、厚みも変わっているので、そのまま進めています。



あとは取っ手を付ける作業です。指で押していくと、ベコベコしている所が見つかるので、そこにカッターで穴を開けます。




きちんとした穴を開けなくても、この取っ手が入るように切れ込みを入れておけば大丈夫です。



元々のふすまの引き手と同じような位置に、ネジが入る穴があるので、ここからネジを入れて、木枠に固定します。



上のふすまも同じように作業して、統一感が出ました。

隣の部屋が純和室なので、この状態だと並んでいる押し入れの扉が和の模様で違和感がありますが、中央に仕切りのふすまが入ると、右側はフローリングにこの壁紙になります。

父親からは、「外みたいやな。」と笑われましたが、それほど悪い印象ではなかったようです。

大した作業ではなかったですが、父と母に感謝の気持ちを伝えることができたようなので、良しとしましょう。

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