喫茶店のお湯の沸かし方を変更してみた 構想編

★壁を焦げさせるコンロを何とかしたい


これは、2020年1月のDIYです。

わたしの母親は喫茶店をしています。

喫茶店なんていうと、おしゃれな感じがすると思いますが、現実は全然おしゃれではありません。

父親の退職後、退職金の一部を使って、実家のリビングを改装し、喫茶店というなの集会所を作ったのです。

実際に母親は、
「友だちを呼んでしゃべっても、お菓子代と飲み物代がかかるけど、喫茶店ならお金取れるし・・・。」
と言っていました。

まあ歳をとっても、元気で楽しくいられるのが一番なので、特に不満はありません。

今回その母親から、
「コーヒーを淹れるお湯を沸かすところが、気に入らない。」
という不満が来ました。

DIYするにも、まずは不満ではなく、依頼の形で持ってきてほしいものですが、特にプランはなく、とにかく現状の不満を持ってきたそうです。

そして、
「なんとかしてよ!!」
と言って帰っていきました。

息子使いの荒い母親ですが、そういうことでもブログのネタになるんだし、まあできることはしてあげたいと思います。




こんな散らかった状態で写真を撮るな!!と怒られそうですが、実際に見に行ったときの状態です。

正月休みで、店を閉めているときなので、気を抜いていたのでしょう。

今回何とかしてほしいと言われているのは、



ここです。

ガスコンロの使い勝手が悪いらしく、効率的に使えていないようです。

特に気になるのが、奥の壁です。

キッチンパネルは、燃えにくい素材ではありますが、焦げた跡があります。

奥の方が火力が強いらしく、ポットを乗せて火力を高めていると、壁が焦げていたそうです。

新築のときからの設備であればそういうところも配慮して作られているかもしれませんが、後付けで作るとそういう問題も起きるのだと思いました。

ただ、だんだん歳をとっていくので、そういう構造的欠陥をへらしていかないと、命取りになりかねません。

友だちに出すお茶・お菓子代をケチって、家をリフォームしたうえで火事を出して家を建て替えるなどということになったら、めちゃめちゃ高いお茶・お菓子を食べるより損していることになってしまいかねません。

母親にいくつかのプランを提示して、安全で使い勝手のいい熱源を探して、DIYしていきたいと思います。



★母の人柄


母親がやっているお店なのですが、この母親がなかなか感覚的な人間です。

60近くになってから喫茶店を開業するくらいに、前向きで新しいことに挑戦できる性格です。

私が小学生くらいのときに、
「これからはお父さんだけじゃなくて、わたしも車の運転ができな困るからな。」
と言って、40を過ぎてから免許を取ったほどです。

感情の起伏が大きく、運転が安定しているとはいいがたいところもありますが、基本的に安全運転で、乗っていて怖いとは感じませんでした。

ただ、感覚的にいろんなことを判断するので、高速道路に初めて乗ったときには、
「早く窓を閉めなさい!!車が飛ぶよ!!」
と叫んだのです。

母親的には、すごい高速で車が走るなかで、窓なんか開けていたら、空気がすごい勢いで入り込むから、車が浮き上がるというイメージがあったのでしょう。

わたしをふくめて、3人の子どもたちは小学生ではありましたが、窓を開けたくらいでは車は飛ばないことは理解していたので、みんなで大笑いしました。

そんな感覚派の母親に振り回されながらのDIYになりそうです・・・。



昔からよくある、2口のガスコンロです。

説明が不十分でしたが、ここではコーヒーを淹れる用のポットを加熱しています。

料理用のコンロ(キッチン)は別にあって、調理関係はそこでしています。

喫茶店なので、少しこだわっていて、コーヒーポットやカップを温める用のお湯を作る方と、コーヒーを淹れる方で、2つのポットを使っているようです。

なので、もしガスコンロをやめて新しいものにするなら、2つのポットを温められる必要があります。


ガスコンロをIHクッキングヒーターに変えちゃえば、火が出なくなるので、問題が少ないんじゃないかと提案してみました。

母親も
「確かにかっこいいなぁ。」
と好反応です。

値段を調べて、10万は越えることを伝えると、
「そんなにお金はかけられへん!!」
と怒り出しました。

もともと、人と話したいことが目的で始めたお店です。利益目的で作っていないため、売り上げを考えると、行き過ぎた設備になってしまうのでしょう。



安いものもあって、これなら3万円と少しです。これも見せようと思うと、

「魚焼きのグリルもいらんねん。」
とダメ押しをしてきました。

しかも上の2つの商品は200Ⅴなので、今の場所に設置するなら、200Ⅴのコンセントを新設してもらわないといけなくなります。

母親もようやくイメージが具体的になってきたのか、
「IHになったらポットは買い替えなあかんの?」
と聞いてきました。

使っているポットのうち、片方はIH対応だと思うのですが、もう片方は銅製の古いもらいもので、対応するかどうかよくわかりません。

よく分からないうちはどうなってもいいからとにかくガスコンロを何とかしてほしいという要望なのですが、具体的になってくると、それはいや、こっちがいいなどの要望が出てきます。

「あんたに任せるから!!」
とはじめに言っていても、進捗状況の中で確認をしていかないと、あとで困ることもあり得ます。

使う人が困らないようにするためにも、決定まで時間はかかりますが、すり合わせをしていこうと思います。




★熱源について考えてみる


母親が施主のため、施主のOKが出ないと買い出しにも行けない状況です・・・。

母は、感覚で行動する人なので、その時の感じ方で人を振り回すことが少なくありません。

これは母親から聞いた話なのですが、小学生のころ、クラスメイトの足を踏んでしまったときに、思わず「痛っ!!」と叫んでしまったのです。

相手は踏まれたにもかかわらず、「ごめん!!」と謝ったそうです・・・。

横暴だったり、わがままだったりするわけではないので、いやな思いをさせることではないのですが、「なんでやねん!!」と言いたくなることは少なくありません。

そんな母親とのやり取りで、据え置き型のIHクッキングヒーターはあまり望まれていないことがわかりました。

それは、IHクッキングヒーター自体の値段が高いうえに、ポットの買い替え費用も必要になるためです。

また、電源が200V対応なので、電気工事も必要になってしまいます。



アイリスオーヤマさん、どこかで私と母親の会話を聞きつけていたんでしょうか・・・。

魚焼きのグリルなし、100Vのコンロもありました。

ただ、惜しくもポットがIH対応でないといけません・・・。値段も安いものの、ポットも買いなおすとなると2万円は超えてしまうでしょう・・・。

IHクッキングヒーターを購入することはあきらめて、別の方法を考えることにしました。

一度家に帰って、キッチンを見ると、



電気ケトルが目に入りました。

これなら、初期費用を抑えてガスコンロを使わない熱源にできるように思えます。

この商品だったら、納得してもらえるんじゃないかなと、期待しつつ、

「こんなんあかん!!」と怒られて、リフォームの手伝いをしているにもかかわらず、思わず「ごめん!!と言っていることになるかもしれませんが、早く前にすすめるためにも、提案しに行ってみようと思います。

2 件のコメント:

  1. 失礼します。電気ケトルの選択はありだと思います。シンク周りの写真を見る限り、コンロ用のケトルはドリップケトルですので、同じような湯口が細く伸びている物が良いかと思います。コーヒーを入れるときはこれが意外と重要だったりします。私のカフェも電気ケトルで十分満足しています。もし参考になれば幸いです。頑張ってください。

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  2. コメントありがとうございます。
    やっぱり口の細いケトルの方が注ぎやすいですよね。
    参考にさせていただきます。

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