喫茶店のお湯の沸かし方を変更してみた 計画編

★電気ケトルはどうなのか


母親のやっている喫茶店なので、母親の意向を確認しながら進めています。

そもそも母親は、電化製品に対する興味が薄く、新商品などを説明しても、なかなか分かってもらえません。

テレビも、実家のテレビはなかなか薄くならず、長いことブラウン管のごっついテレビがリビングに居座っていました。

わたしが結婚して、今までお世話になってきたからと、その当時最新型として売られていたプラズマテレビをプレゼントしたときも、

「あの新しいテレビええなぁ!!薄いから邪魔にならへんし、映りもいい気がするわ。イナズマテレビっていうんやったっけ?」

などと言っていました。頼むからよそで言わんといてや~、と突っ込みながら、家族で爆笑したのもいい思い出の1つです。

前回、据え置き型のIHクッキングヒーターは設置条件的に難しいことが分かったので、続いて電気ケトルを提案しようと思います。


よく売れるからか、ティファール以外にも様々なメーカーは電気ケトルを発売していて、値段もピンキリです。

有名なメーカーのものはそれなりの値段ですが、その分品質はいいのでしょう。

母親に電気ケトルのことを話して、画像を見せると
「電気ケトルは便利そうやけど、ポットの形が・・・。」
と言い出しました。

何をわがままなことを!!と思いましたが、確かにコーヒーを淹れるポットは、



先が長くて、細くなっています。

母親いわく、
「コーヒーを淹れるときに、少しずつお湯を注ぎたいから、先が細くなってないと困るねん。」
だそうです。

お店の売りであるコーヒーの品質を落とさないために、この辺は重要だと思うので、他に気になるところ、こだわりたい所がないか聞いたところ、

①先が細くなっている
②お湯を沸かすのに、今より時間がかからない
③重すぎない

の3点が上がりました。

機械音痴で今までに使ったことのないものにアレルギー反応を示す母親も、電気ケトルくらいなら、あまりハードルに感じていないようです。

電気ケトルなんて、私も今まで興味を持たなかったので、そんな条件をクリアするものがあるのか分かりませんが、少なくとも方向性が定まってきているとは思うので、頑張ってみようと思います。




★コーヒーを淹れるための電気ケトル


わたしの母は人の話を聞きません。

先日も正月に家族で集まる日の食事は何時からがいいか、聞いてきたので「姉の家は実家から1時間くらいのところなので、帰るのが遅くならないように昼食がいい」と答えたのですが、結局夕食に集まることになっていました。

じゃあ、聞くなよ!!と思いますが、今に始まったことではないので、仕方ありません。

喫茶店のガスコンロを廃棄して、電気ケトルを設置するところまで話がまとまってきました。

ただ、一般的な電気ケトルでは、喫茶店の味のコーヒーを出すには難しいそうです。

コーヒーを淹れるのに見合った探した後で、
「メーカーは〇〇じゃないといやだ!!」
とか言われたら、腹が立つので、条件を聞くと、

「別にどんなメーカーでもいい。でもすぐに壊れるのは。」
と言います。

わたしは、値段が半額なら耐用年数も半分くらいになってもOKじゃないかなと思っていたので、その旨を伝えると、
「確かに。それでいいわ。」
となり、その条件で探すことにしました。



いきなりかっこいいのが出てきました。しかもBALMUDAです。これはいいんじゃないかと母に聞くと、600mlでは、湯量が少ないようです。

また、よく名の通ったメーカーだけに、値段はそれ相応のものになってしまいます。こちらも基準オーバーだったので、この商品ではダメでした。

喫茶店で使うなら、1000mlに近い方がありがたい、とのことだったので、もう少し探してみます。



1000mlには足りていませんが、先ほどの物より商品自体が軽いようです。

何度も何度もコーヒーを淹れる動作をするなら、少しでも軽い方がいいに決まっています。

値段も先ほどのものの半分以下です。

母に聞くと、これでよさそうだということになりました。

メーカーも全く聞いたことのないものではなかったので、一度これを買って使ってみることにしました。

話を聞かない母親なので、勝手から
「やっぱりいや!!」
とか言い出す可能性もなくはありませんが、そろそろ進めないといつまでたっても終わらないので、とりあえず注文してみます。



★電気ケトルの注文完了


歳をとってきたからか、最近父と母は忘れっぽくなってきています。どちらと話をしていても、
「お父さん(お母さん)、また〇〇を忘れてて~。」
と言ってきます。

自分のことを棚に上げて、人のことを言っているのもどうかと思うのですが、そもそも自分自身も忘れっぽくなっているので、その話自体が2回目、3回目だったりします。

人の文句、2回も3回も言わんでええねん!!とは思いますが、2人とも前に言った記憶は忘れて、新鮮な気持ちで言ってるから仕方がありません。

わたしもだんだん歳をとってきているので、職場などで同じような状況にならないように気をつけないといけません。

ついに電気ケトルの注文までこぎつけました。

あとはガスコンロの撤去と、空いたスペースをどうするかです。


ガスコンロはビルトインのものではなかったので、ガスコックを抜くだけでOKでした。

しっかりとした設置方法だと、業者の人に来てもらわないといけなかったかもしれないのでよかったです。

外すと、



こんな感じです。

火を使っても大丈夫なように、可燃性のものは使われていません。

右側面のパネルも、キッチン用の不燃性のパネルです。

もしそうでなかったら、火が当たっていたようなので、火事が起きていたかもしれませんね・・・。

お年寄りの集会所のような喫茶店で、火災が発生していたら・・・、と考えると怖くなりました。

まだ火災の発生していない段階で、リフォームに踏み切ったのは正解だったように思います。



写真はきれいになった後ですが、流しから水が垂れて、吹きこぼれた液体も垂れて、コーヒーの粉やなんやがこびりついていて、めちゃくちゃ汚くなっていました。

掃除なんて嫌いなのですが、新しく台を設置した後で、この下が汚いのはイヤなので、ていねいに拭いて磨いてを繰り返して、きれいにしました。

父親の文句は何度も繰り返して言うてくるんやから、ガスコンロの下の掃除も、何度も繰り返してしておいてくれたら、こんなに汚くならなかっただろうに、と思うのですが、そういうところに気づかなくなるのも老化かもしれません。

リフォームのついでに親孝行をしたと思っておきましょう。

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