お菓子工房の防寒対策 設置編

★勝手口の下半分をふさぐ


お菓子工房のど真ん中辺りにある使っていない勝手口。



この勝手口があるせいで、冬は寒くなるお菓子工房を何とかしていこうと思います。

これまでの考察で、下半分くらいをふさいで、冷たい空気がたまる場所を作れば、冷たい空気は部屋に入ってこないで、そこにたまるのではないかという結論に達しました。

見た目が悪くならずに、断熱層を作る工夫をしていきたいと思います。



★作業開始


ふさぐ材料は、ベニヤ板を使います。




室内なので、素のままのベニヤ板というわけにはいかないので、水性ペンキのミルキーホワイトで塗装しました。


室外などで、耐久性を求められる場合には、水性だと弱かったりするのかもしれませんが、室内で使う場合や、耐候性が必要ない場合には、水性はとても便利です。

まず、有機溶剤を使っていないので、においがきつくありません。

また、刷毛や容器なども水洗いすることができます。

油性だと水で洗おうもんなら、刷毛や容器がネチャネチャになってしまい、廃棄しないといけなくなります。

もちろん専用の「うすめ液」を使えば、刷毛や容器の洗浄もできるのですが、塗装をメインにDIYをしているのでなければ、うすめ液をストックしておくのも面倒です。

中身は有機溶剤なので、引火することもあり、少し危険な気がします。

お菓子作りの作業場なので、ペンキは水性を使用しました。



★どうやって板を枠に固定するのか


続いて、ベニヤ板を窓枠に固定する準備を進めていきます。

一番困るのは下側です。他の3方と違って、木枠がありません。そこで、廃材を使ってベニヤ板を固定するための枠を作ります。


作るといっても、サイズ通りに木材をカットして、はめるだけです。工夫としては、できるだけサイズ通りに切って、押し込むくらいにはめておくことです。

そうすることで、木材が動かずにしっかり固定することができます。



横の枠の下側に少し隙間があるのですが、こういう隙間をほったらかしにすると、そこから冷気が入ってきてしまいます。


本当は断熱材を入れれば確実なのですが、この小さな部分にわざわざ買いに行くのも、と思ったので、食器洗い用のスポンジを流用しました。

裏のゴワゴワした部分を切り取って、スポンジ部分だけにして、すきまに両面テープで貼り付けました。

空気が断熱層になるので、そんなに間違ったやり方ではないと思われます。

勝手口の下半分をふさぐ用のベニヤ板を固定するための下枠ができました。



続いて、せっかくベニヤ板を貼るなら、上にも枠をつけて窓枠のようにして、物が置けるようにしたかったので、その枠を作っていきます。



★ベニヤ板を固定する枠を作る



まだ作りかけですが、ベニヤ板がグラグラしないようにするために、勝手口の枠の内側にSPF1×4材の枠をはめ込んでおこうと思います。



完成です。上側以外は、勝手口の枠と重ならないと冷気が漏れてしまうので、枠よりベニヤ板の方が大きく作ってあります。



影になって見にくいですが、裏から見るとこんな感じです。



★枠をはめてみる



枠にはめてみました。少しきついくらいでぴったりでした。

ベニヤ板と勝手口の枠の間には両面テープを貼り、隙間ができないようにしてあります。



反対側もきれいに仕上がりました。

ペンキが乾きかけで触ったので、ベニヤ板が汚いですが、仕上がってから補修する予定です。

ただこのままだと枠の上側がみすぼらしく見えます・・・。



★飾り棚を作る



こんな枠を用意しました。材料は針葉樹合板の9mmです。


周りは、トリマーを使って飾り棚のようにしてみました。


トリマーは、溝堀りにも使えるし、こういう段差をつけるのもできます。

ただ木材を組み立てるだけでなく、少しおしゃれにしたかったり、工夫してみたいときに重宝する工具です。


取り付けてみました。板が悪目立ちしないように、板の前に作業台を持ってきてもらいました。多少はみ出していても、白だと目立ちません。

作業に使う道具を置くことのできる棚になりました。


隙間はあって、ドアノブを回すこともできます。

また、これだけ隙間があれば、冷気はここから下にたまっていきます。


窓の上げ下げもできるし、冷気は入ってこなくなったので、体感的に、冷たく感じないようになりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿