スタックできる靴箱を作ってみた 製作編

★製作開始


スタッキングできる靴箱の構想が固まったので、作業に入っていきます。




苔が汚く見えますが、ひとまず使用する木材が準備できました。

続いて、これをカットしていきます。


きれいにカットできました。




スライド丸ノコは、購入してよかった電動工具のNo.1だと思います。長さをそろえて何枚もカットするときには、本当に作業があっという間にできます。

幅のある木材がカットできない、という弱点はありますが、正確にきれいにかっとできる、ということでとても助かっています。


2枚くらいなら、一気にカットできます。断面もガタガタしていなくて、本当にきれいです。

材料が切り出せたので、組み立てていきます。

組み立てには、コーナークランプを使います。



コーナークランプを使えば、直角が出せるので、きれいな箱型に仕上がります。


5つも箱を作るのは面倒ですが、コーナークランプで直角を出しつつ、薄い杉板が割れないように気を付けながら、固定していきます。

杉板の幅は、10cmくらいなので、この四角形を3個つないで、1つの靴箱になります。

ということは、この四角形を15個作らないと、靴箱が5つできません。

面倒くさいからやめちゃおうかな・・・、と思って手を止めかけたのですが、ここでやめてしまったら、色の違う床板を見られっぱなしになってしまいます。

作業をがんばって続けます。

材料を組み上げて、四角形になりました。



廃材を活用しているので、何の苦労もなく組み上がったわけではありません。


中にはこんな板もあります。

木表とか木裏のことを考えたら、上下逆にして付けた方がいいのかもしれませんが、両側にネジを打つので、それだと真ん中の盛り上がりを押さえられません。

そこで、コーナークランプを駆使して、板を押さえつけながら無理やり反りを戻して固定していきました。

四角形が15個できたので、四角形どうしを固定していきます。

固定には、スタックするための木材を使うことにします。



これが箱の上側です。2本の木材で、箱同士を留めつけていきます。

ちなみに木材は、SPFの1×4材を半分に割ったものです。これくらいの長さなら、スライド丸ノコで半分にカットできます。

固定位置ですが、箱の外側に同じ板がもう1つ入るくらい隙間をあけて、固定しています。




これが下側です。

下側は、一番外側に木材を付けています。

上側は外に板1枚分隙間を空けていたので、木材の取り付け箇所がずれています。

このずれが大切で、重ねた時に木材同士がかみ合わさって、ずれを防止するという仕組みです。



★スタックしてみる


箱が組み上がったので、実際に配置していきたいと思います。




設置場所的な問題はありません。靴もちゃんと入りました。

大きさ的にも、多少余裕があるので出し入れもスムーズです。



スタックも問題なくできました。左右にはズレ止めがあるものの、前後にはストッパーがないのですが、杉板やSPF自体のすべりにくさのおかげなのか、靴を出し入れしても、靴箱が滑り出てくることもありません。

形状についてはこれで問題なしなので、あとは、ところどこと未塗装なところを、塗装するのみです。



塗装は、基本的にミルキーホワイトで統一しているので、今回もミルキーホワイトで塗っていきます。


ガサガサしているところや、でこぼこの所だけ、紙やすりでゴシゴシしましたが、あとは特に何もせずに塗装しました。

苔で緑色になっていたところも、茶色い土汚れが付いていたところも、基本的に上塗りで済ませます。

あとで、塗装の下から、見えたくないものが見えてくるかもしれませんが、商品ではないので、それでよしとします。


靴箱が入りました!!これも見せたくないものを隠すという意味では、「臭いものにふたをする」行為かもしれませんが、見た目がぐっと良くなったように思います。

ウッドデッキ上も散らからなくなったので、一石二鳥ですね。

今後も、家の中や外の見たくない場所、気に入らない場所を見つけてはDIYしていこうと思います。

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