タブレットスタンドを作ってみた 製作編

★タブレットスタンドを作ろう


購入したタブレットに合わせてスタンドを作ることになりました。

こんな感じのタブレットを、立てて使うための台を木で作っていきます。



作業小屋に行くと、手ごろな大きさの1×6材がありました。これを土台にしようと思います。

何を使ってもいいのですが、土台が軽いと、タブレットの重みに負けて、スタンドがひっくり返ってしまいます。

杉材だと端材も豊富ですが、軽すぎるので1×6材を土台として使うことにします。


土台の上に、タブレットをはさむ板を取り付けるのですが、それは杉材を使おうと思います。

低い位置に重い素材を使って、上にくるところには軽い素材を使えば、重心は低くなるはずです。

直線カットは、スライド丸ノコを持っているとあっという間です。



安全に正確にカットできるので、持っていて損はない道具だと感じます。



作業風景を撮影していなかったので、先に進んでいますが、カットした杉板を1×6材に貼りつけています。

ネジや釘などはつかわずに、木工用接着剤を塗って、ばねクランプで挟んでしばらく待っておくだけです。



わたしが使っているものと形は違いますが、ばねクランプは便利です。

強い力で圧着できるのはクランプの方ですが、


こういうタイプだと、グルグル回していけばいくほど、強い力で締め付けることができます。

対して、ばねクランプはばねの押す力しか働きませんので、力はそれなりです。

ただ、回したりしなくても、洗濯ばさみのように挟んでつかむだけでOKなので、使い勝手は最高です。


ちなみに、板自体に線を引いていますが、ここを削って溝を作る予定です。

溝に杉板を立てて、前の押さえと杉板で、タブレットを立てる予定です。

線を引いたところを、トリマーで削っていきます。
トリマーは木を削り取る電動工具です。
うまくガイドを当てると、きれいに溝堀りができます。


完成です。これが奥に板を挟んだ状態で、


前に挟みました。この位置だとタブレットは立った状態になります。


今は、杉板を後ろに挟んでいます。この位置だとタブレットは、多少斜めに立てかけられます。

そのときの使い方によって、タブレットの角度を変えられるように工夫してみました。


これが手前に板を挟んだ状態です。

思いっきり写り込んでしまってますね・・・。

タブレットスタンドは子どもの学習用に作ったものなので、タブレットを見てだらだらせずに、毎日適度な運動を心掛けたいと思います。

タブレットスタンドを作ってみた 構想編

★子どもに勉強させるには


これは、2019年10月のDIYです。

我が家には3人の息子がいます。3人がよく似ているかと言われると、それぞれに個性があって、違う気がするのですが、3人ともどこかしら自分と似ているところがあります。

強いて共通点を上げるとすると、3人とも私に似て、楽しいことが大好きだけれど、がんばることは苦手です。

妻は、割とストイックなところがあり、すべきことに黙々と打ち込めるのですが、私は無理です。

仕事で仕方なく、というシチュエーションでも、何とかして逃げ出せないかと考えてしまいます。

子どもたちに、この遺伝してほしくなかった性質がしっかりと遺伝しているようで、まあ勉強をしません。

気づいたら、ゲームをして1日を過ごしてしまっています。

長男は当時中3で、そうも言っていられなくなったので、家庭で学習をできる環境を用意しようと考え、スタディサプリというオンライン予備校サービス(小学生から対応)に入会することにしました。


塾だと、なんやかんやで月々数万円がかかってしまいますが、スタディサプリだと2000円ほどです。

一度学校とは違う先生から教わる経験をさせようと、スタディサプリに申し込みました。

すると、学習用のインターネットにアクセスできるパソコンやタブレットが必要になりました。




★タブレットを探すと


ネットで探すと、安いアンドロイドタブレットなら、10000円ほどで買えることがわかり、購入しました。

CPUやメモリなど、高性能なものは使っていないでしょうが、ネットにつないでスタディサプリが見れれば十分なので、あまりこだわりもありません。

もしかすると、全然授業を見ようとしないこともありえるので、様子見のため、安いもので済ませることにしました。

あとは、息子がタブレットを使って、毎日スタディサプリで学習に励むだけです。

これで、少しでも成績があがれば、それを励みに学校の勉強にも手がつくようになるかもしれない、とウキウキしていました。




★タブレットが見にくい問題


すると、長男が「タブレットが見にくい」と言い出しました。

たしかに薄くてスマホより大きいので、何かに持たせかけてもすぐにずれてしまいます。

もともと私に似て、集中力がほとんどないような子どもなので、タブレットのずれを気にしていると、授業に集中できるわけがありません。

急いで対策しないと、タブレットがずり下がるにつれて、息子の集中力はぐんぐん下がっていっています。

それに加えて、見にくい授業やなぁという印象が残ってしまい、スタディサプリの印象まで下がっていってしまいます。

急いでタブレットの台を作成することにしました。

子どもたちが小学生の間は、日曜参観という行事がありました。普段なら休みの日曜日に参観をして、普段は仕事で行けない親にも来てもらおうという企画です。

平日に仕事で土日は休みという仕事をしているので、子どもたちの参観は、基本的に年に1回、日曜参観の日に見に行っていますが、長男も次男もいつもじっと座ってられません。

無茶苦茶動き回るのではないのですが、顔がきょろきょろ、手がごそごそと動いています。

後ろから見ていて、『今、話聞けてないやろなぁ・・・』と思っていたら、先生が「この問題わかる人??」と聞いても、もちろん手を挙げることができません・・・。

「まっすぐ前を見て、先生の話をよく聞くように!!」と参観後に説教しながら、自分も同じことを言われてたなぁ・・・、と思い出していました。

血は争えませんね。ふらふらせずにまっすぐ、というのが苦手なようです。

タブレットを安定して立たせる問題です。

このタブレットも、我が家の一員として、「動かずにまっすぐ」は苦手なようです・・・。



ネットで探すといいものがあります。これは、DIYではなかなか作れないものだけに、こういうものが良いのならば、買うしかありません。

でも、10000円ほどで買ったタブレットに、既製品はもったいない気がします。



こういう形状なら、作れるかも・・・、と思うものが見つかりました。

ただ金属製となると、家に端材や廃材はないので、買ってこないといけません・・・。



こういう形だと、廃材でも作れそうです。

いろいろと考えながら、試行錯誤して、作ってみようということになりました。

スタックできる靴箱を作ってみた 製作編

★製作開始


スタッキングできる靴箱の構想が固まったので、作業に入っていきます。




苔が汚く見えますが、ひとまず使用する木材が準備できました。

続いて、これをカットしていきます。


きれいにカットできました。




スライド丸ノコは、購入してよかった電動工具のNo.1だと思います。長さをそろえて何枚もカットするときには、本当に作業があっという間にできます。

幅のある木材がカットできない、という弱点はありますが、正確にきれいにかっとできる、ということでとても助かっています。


2枚くらいなら、一気にカットできます。断面もガタガタしていなくて、本当にきれいです。

材料が切り出せたので、組み立てていきます。

組み立てには、コーナークランプを使います。



コーナークランプを使えば、直角が出せるので、きれいな箱型に仕上がります。


5つも箱を作るのは面倒ですが、コーナークランプで直角を出しつつ、薄い杉板が割れないように気を付けながら、固定していきます。

杉板の幅は、10cmくらいなので、この四角形を3個つないで、1つの靴箱になります。

ということは、この四角形を15個作らないと、靴箱が5つできません。

面倒くさいからやめちゃおうかな・・・、と思って手を止めかけたのですが、ここでやめてしまったら、色の違う床板を見られっぱなしになってしまいます。

作業をがんばって続けます。

材料を組み上げて、四角形になりました。



廃材を活用しているので、何の苦労もなく組み上がったわけではありません。


中にはこんな板もあります。

木表とか木裏のことを考えたら、上下逆にして付けた方がいいのかもしれませんが、両側にネジを打つので、それだと真ん中の盛り上がりを押さえられません。

そこで、コーナークランプを駆使して、板を押さえつけながら無理やり反りを戻して固定していきました。

四角形が15個できたので、四角形どうしを固定していきます。

固定には、スタックするための木材を使うことにします。



これが箱の上側です。2本の木材で、箱同士を留めつけていきます。

ちなみに木材は、SPFの1×4材を半分に割ったものです。これくらいの長さなら、スライド丸ノコで半分にカットできます。

固定位置ですが、箱の外側に同じ板がもう1つ入るくらい隙間をあけて、固定しています。




これが下側です。

下側は、一番外側に木材を付けています。

上側は外に板1枚分隙間を空けていたので、木材の取り付け箇所がずれています。

このずれが大切で、重ねた時に木材同士がかみ合わさって、ずれを防止するという仕組みです。



★スタックしてみる


箱が組み上がったので、実際に配置していきたいと思います。




設置場所的な問題はありません。靴もちゃんと入りました。

大きさ的にも、多少余裕があるので出し入れもスムーズです。



スタックも問題なくできました。左右にはズレ止めがあるものの、前後にはストッパーがないのですが、杉板やSPF自体のすべりにくさのおかげなのか、靴を出し入れしても、靴箱が滑り出てくることもありません。

形状についてはこれで問題なしなので、あとは、ところどこと未塗装なところを、塗装するのみです。



塗装は、基本的にミルキーホワイトで統一しているので、今回もミルキーホワイトで塗っていきます。


ガサガサしているところや、でこぼこの所だけ、紙やすりでゴシゴシしましたが、あとは特に何もせずに塗装しました。

苔で緑色になっていたところも、茶色い土汚れが付いていたところも、基本的に上塗りで済ませます。

あとで、塗装の下から、見えたくないものが見えてくるかもしれませんが、商品ではないので、それでよしとします。


靴箱が入りました!!これも見せたくないものを隠すという意味では、「臭いものにふたをする」行為かもしれませんが、見た目がぐっと良くなったように思います。

ウッドデッキ上も散らからなくなったので、一石二鳥ですね。

今後も、家の中や外の見たくない場所、気に入らない場所を見つけてはDIYしていこうと思います。