ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた シンク設置編

★排水の整備


シンク周りの作業を進めています。まずは上水道の方から進めています。


完成ではありませんが、まずはここまで進みました。

続いて排水です。

このシンクでは、庭作業の汚れを洗い流すくらいしか使う予定はありません。土や砂を流すくらいなので、雨水と一緒に排水させてもらうことにしました。

排水された水は、家の前の側溝を通って、用水路に入っていくので、シンクの取り扱いについては、家族で共通認識を図っておきました。



以前に掲載済みの写真ですがIKEA製のこのシンクには、排水管が付いています。



ネットでも購入できるようです。IKEAの商品がIKEA出ないところで買えるんですね。

ぴったり合う部品がもともとついているのは、作業的にとっても楽になります。

一般的な家庭の排水であれば、このまま排水管につなぐだけでオッケーだと思われます。



家の裏に使っていない雨どいがあったので、排水管とつなぎ、ウッドデッキ下にある雨水枡までつなぎました。

勾配をとりながら雨水桝までつなぐ配管は、見た目は全くよくありませんが、水漏れや詰まりが発生することなく、使用できているので、よしとします。



★シンク下の板貼り


上水道と下水道がのめどがたったので、残りの工事を進めていきます。



もうこの画像で、支えの木材が写っているのですが、排水設備が丸見えで、子どもが落ちる恐れのあるシンク下はいやなので、この穴をどうにかします。

できるだけ、追加工事を減らしたかったので、ウッドデッキの下に2×4材を差し込みました。

奥の横向きの柱は、シンクを支える単管パイプと固定されているので、ウッドデッキの根太の上に載っていて、シンクとも固定されれば、ある程度の荷重に耐えられるようになります。



同じように3本の柱を追加しました。シンク下で雨水にさらされる場所ではないので、2×4材を使っています。

雨や紫外線にさらされる場所だと、2×4材では劣化が早すぎて長くはもたないと思われます。


そこにこれまた1×4材を貼りました。

若干段差ができてしまいましたが、シンク下なので歩き回るわけでもないし、気にしないで進めます。



ちょっとピンボケ気味ですが、排水パイプを通す穴を開けました。ホールソーを使うと、あっという間に開けられます。



日常的に使うわけでなければ、こういう安いセットを持っている方が便利だと思います。

様々なサイズがあるので、使い分けができます。



もともとの木の色の違いが、そのまま色の違いとして出てしまいました。使っているうちになじんでくれるといいのですが・・・。

このままでは、排水パイプが目立ってしまうので、床下についてもどうするか、考えていきたいところです・・・。

ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 天板設置編

★シンクの設置


外観が整ってきました。



天板を細工していきます。


ここにシンクを設置するので、シンクを準備します。



こういう白い陶器製のものも好きなのですが、壁付けでないと設置できません。



こういう形状も考えたのですが、値段が高いのと、屋外で使うには安定性がなさそうです。

ぐらぐらして落下して割れたりしたら大変です。

最終的にIKEAに行ったときに見つけた、この商品を使うことに決めました。



ありきたりな形状のステンレスシンクです。

取り立てておしゃれだったり機能的だったりはしないですが、頑丈で錆びたりしにくい商品でもあります。

屋外でガンガン使うには最適だと感じました。

しかもこの商品には、


排水管もセットになっています。

素人なので、排水部品が別だと、規格を調べて排水管の長さなどを測って、別で購入する必要があったので、これは便利でした。

また、水が一番当たる部分の裏にゴム板が貼ってあるので、振動対策もされています。



★天板をカットする




現状で、天板はこんな感じなので、


穴を開けないといけません。鉄工用のドリルで天板に穴を開け、その穴を利用してジグソーで穴を開けました。





私が使っているのは、このジグソーです。




シンクの縁の部分があるので、多少大きく切ってしまっても、縁のサイズより小さければOKです。あまり緊張せずにカットすることができました。

右上にある水道管が蛇口の付く部分です。



シンクを入れてみましたが、ばっちりでした。

縁があるからと、思い切ってサイズより少し大きめに切ってよかったようです。

木材と違い、カットしなおすとなると、うまく刃が入らないかも、と心配していたので一安心です。

天板が、屋外用のスチールロッカーで、しかもさび止め用のえんじ色をしているので、まだまだ全然いけていませんが、完成形がだんだん見えてきました。

天板をはめただけでは使えないので、周辺の整備を進めていきます。


水道は、この位置に設置予定です。配管は済んでいますが、水道の設置はもう少し後になります。


作業中の写真がないのですが、配管の途中に分岐を設けて、シンク下にも水道を設置しました。

ホースリールをここに置いておけば、水やりや掃除にも使えるし、ウッドデッキの奥にある池の水が少なくなった時に水を足すのも楽になります。

木箱はなくてもよかったのですが、蛇口をしっかり固定するには、板があった方がよかったので、取り付けました。



この時点では、水道管はこのように配置されています。

シンクの水道は壁に取り付けるタイプではなく、天板につけるタイプになるので、設置方法が異なります。

もう少し調べてから設置したいのと、天板にタイルを貼る予定でいるので、このままで先に進めることにします。

ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 水道引き込み編

★水道管を延長する


天板を載せるための枠が完成しました。


天板を載せてみましょう。


ずっと屋外に置かれていて、周りの田んぼから来る土埃などを付着させたままですが、ぴったりに収まりました。


続いて、水道管を引きます。

庭にもともとのガーデンシンクがあるので、そこから分岐させて延長させます。

あまり氷点下にならない地方のため、厳重な対策は取っていませんが、一応保護カバーはつけておきました。

花壇の片隅の太陽にも当たらないようなところを通っているので、紫外線劣化も大丈夫だと思います。

大事なのは、水道パイプ同士をつなぐときに、専用の接着剤を使って、しっかりと固定することです。

水道パイプには、水圧がかかり続けるため、ちょっとでも緩んでしまったところがあると、そこから水漏れが発生してしまいます。

家にいない間に水道管が外れて水があふれ続けたら、大変です。

慎重に作業を進めました。


水道を設置する場所の真下です。ここまで無事に延長できれば、最後の仕上げは水道関係の準備が全部そろってからです。



配管ができれば、シンクの下にもぐりこむことも必要なくなるので、シンクがぐらぐらしないように補強をしていきます。



★ウッドフェンスを貼り直す


もともと、ウッドデッキの周りには、ウッドフェンスを貼っていました。


この板は、外して取っておいてあるので、もう一度貼ることができます。

柱だけだったシンクの側面に板を貼ることで、柱同士が何か所もで固定されるので、ぐらぐらしにくくなると思われます。


貼れました。元の長さと変化がないので、ネジ穴にネジを突っ込んで電動ドリルで固定していくだけです。

奥側は姫リンゴの木で混みあっているので、体を突っ込むのが大変でしたが、ネジ穴があるため、新しくネジ穴を開けるより簡単にできました。

また、横向きの板が何枚も固定されることで柱のぐらつきはほとんどなくなりました。


こちら側も最終的には板を貼って構造的な補強と目隠しをしようと思うのですが、水道の加工などの邪魔になるので、今はこのままにしておきます。

続いて天板の加工に進みます。

ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 骨組み設置編

★シンクを浮かせる作業開始


仕様が決まったので、作業に入っていきます。


この写真の右側、フェンスの辺りが設置場所になります。

フェンスは再利用する予定ですが、1度撤去します。撤去すれば、フェンスを貼っていた柱が出てくるので、それをシンクの前脚にして、後ろ脚を花壇の辺りに設置します。



脚1本設置しました。

まだ仮固定です。メッキされた単管パイプだし、塗装しているし、すぐには錆びないだろうと考え、ただ埋め込んだだけです。

上から木を当ててたたきこんだのですが、もともと2mあったので、50cmほどは地面に埋まっていると思います。

他の柱と近い距離で繋ぎあうので、しっかり固定されていなくても、ぐらぐらすることはないと思います。



単管パイプ用のジョイントです。

単管パイプに固定して、奥のL型の部分に木材を接合することができます。

単管パイプにネジを打ち込むのは大変だし、ネジではしっかり固定できないこともありえますが、木材を使えれば、しっかり固定することもできます。


足元はこんな感じです。花壇なので土は固くありませんでしたが、まあ50cmも埋めれば、大丈夫でしょう。

シンクの支柱になる単管パイプを地中に叩き込みました。




単管パイプ用の部品を使って、パイプにSPFの2×4材を接合します。



垂木クランプという部品のようです。

上と下の2か所で固定しておけば、SPFも動かなくなりました。


家側です。

見えにくいので、木材が宙に浮いているようですが、手前側にある木材に固定してあります。

手前の木材は、もともとウッドフェンスを支えるためのものでしたが、ウッドフェンスは撤去してあるので、代わりにガーデンシンクの脚になりました。


このように、単管パイプ&垂木クランプ&SPF2×4材のセットで、木材を固定していきます。

完璧な精度で、と思っていないので、ある程度高さや角度があったらそれでいいです。


★天板を載せる枠を作る


シンクの乗る天板部分を設置するための作業が続きます。



一番上の部分に、木材で枠を作っています。



ウッドフェンスを支えていた支柱に枠用の木材を固定します。


庭側のコーナーもうまくいきました。


これで、天板用の枠が完成です。

この上に他の場所で使っていたスチールロッカーの天板がやってきます。

実はガーデンシンクの設置場所が、花壇の上でした。

そのため、「スチューベン」というブドウや、姫リンゴの「アルプス乙女」に少し無理をさせてしまいました。

シンクの設置個所の真下にアルプス乙女とスチューベンが植わっていたため、少し幹が曲がった状態になってしまっています。

植え替えるか悩んだのですが、植物は結構柔軟で、邪魔なものがあったら、よけて成長することもあると知っていたため、そのままにしました。

植え替えて枯らした経験もあるので、運に頼る要素が大きいですが、このまま進めます。

まあ、その後も何事もなかったように成長しているので、大丈夫だったんだと思います。