★屋根をかける
パーゴラ自体は完成です。
塗装をさぼって、雨がかかるかもしれないところにだけ塗っているので、見た目はよくないですが、屋根をかけるならこれでも大丈夫、と思って進めていきます。
この後は、屋根をかけるための準備を進めていきます。
雨水が逆流して家の壁に沿って流れてしまうと、壁に開けた穴から雨水が入り込んでしまう可能性が高まってしまいます。
そこで、まずは雨水が入り込んでしまわないように、防水対策を考えていきます。まず、もともとあるパーゴラとの接続部分です。
赤線で囲った部分が今回パーゴラを設置する部分ですが、前に作った部分と今回作った部分では、段差があります。
段差の部分から雨が入り込まないように、波板の上にカバーを付けます。カバーはアルミのアングル材を使いました。
アングルの上側にコーキングを打っておけば、雨水の侵入は防げるはずです。
アングル材がはみ出した部分は、切って折り曲げて使用しました。
念入りにコーキングしておきました。
これで屋根材を貼る前の準備は終了です。後の雨水対策は、屋根を貼りながら進めていきます。
★支柱を入れる
今のパーゴラには、縦向きの柱が通っていますが、波板の屋根を貼るためには、横向きの柱が必要です。
波板は縦向きの力には強いですが、横向きの力には弱い作りになっています。
なので、縦向きの柱に波板を固定すると、柱と柱の間で波板が垂れてしまい、見た目も悪くなるし、雨水がそこにたまってしまうため、強度も下がってしまいます。
そこでパーゴラの縦向きの柱の上に横向きの柱を設置します。
前回作ったパーゴラは、もともと屋根材をはる予定で作っていなかったので、柱を設置するときに、雨水の流れを考えていませんでした。
ちなみに、木材を、
今のところ特に問題はありませんが、薄くカットしたところが、強度が低くなってしまっています。
今回作るときには、もともと雨勾配を考えて作っておき、横向きの柱は全部同じ太さになるようにしておきました。
柱には、35mm角の赤松材を使いました。
ホームセンターで探して、安く手に入りそうだったので、これにしました。
針葉樹なので、強度はあまりなさそうですが、重みがかかる場所ではないので、大丈夫だと思います。
間隔は、455mmにしました。家を建てる時などに、建材は寸尺法に沿って作られています。
合板などは、3尺×6尺だそうです。
これはメートル法で表すと、910mm×1820mmになるそうです。
そこで、家の中の柱は910mmの半分の455mm間隔で設置されることが多いようです。
今回は、パーゴラで、コンパネなどの建材は使わないので、関係ないのですが、わかりやすいので、455mm間隔にしておきます。
横向きの角材が入ることで、波板はたわまずにまっすぐにはることができます。
★屋根材はポリカ波板
屋根材には、ポリカ波板を使います。
ポリカーボネートという素材は、強度・対候性が高く、屋外でよく使われる素材です。光を通すので、暗くならないようにしたい所にもってこいです。
波板は、板を波状にすることで、強度を高めたものです。板状なら簡単に割れたり折れてしまう薄さの板でも、波状にすることで強度が上がり、耐用年数が上がります。
売り場の表記では、ポリカ波板は10年ほど持つようです。ウッドデッキやパーゴラの木材が何年持つかわかりませんが、波板だけなら張り替えもできます。
暑いウッドデッキになるのはイヤだったので、熱線カットポリカというものを選びました。夏の暑い時期でも日差しが和らげば外に出て活動できるかもしれません。
1期目のパーゴラは当初は波板をはらない予定でした。
波板なしなら雨水対策が必要で、濡れても腐らないハードウッドを選ぶ必要性がありました。
そのため、値段はかなり高額になってしまいました。
見た目もいいので満足度は高く、不満は感じていませんが、2期目もハードウッドとなると、子育てにお金のかかる時期にはなかなか足を踏み出せなかったでしょう。
木材の値段は、そのときどきで前後するので、参考程度ですが、このブログを書いているときでは、パーゴラの柱となる90mm角のウリン材で、送料も含めると15000円ほどします。
我が家で作った2期目のパーゴラの柱は、同じ90mm角のSPFですが、処分価格だったこともあり、1本1000円でてに入りました。
処分価格なので、参考になりにくいですが、ここだけ見ると15分の1です。
最初から波板を張る予定だった2期目のパーゴラなので、木材も腐る心配がないなら、安価で加工しやすいSPFが使えて、思い切って施工にふみきることができました。
ネジうちでもネジがちぎれてしまう心配もないし、木材1本の値段がかなり違うので、予算総額でみるとかなりお得に仕上がったと思います。
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