キーフックを作ってみた 塗装編

★何か作りたいけど何も思いつかない


これは、2019年5月のDIYです。

何か作りたい気持ちと時間はあるんだけど、何も作る物が思い浮かばない・・・。

そんなときに作った作品です。

こういう時は、仕事が忙しくて疲れているときが多く、気分転換をしたいものの、頭が働いていないので、何をしたらいいのかうまく判断ができていません。

何もせずにボーっとしていたり、家事に専念すればいいのですが、それも嫌な時にはDIYに没頭したいと感じることが多いです。

でも、結局頭が働いていないので、いい考えが浮かばなくて動き出すことができません。

そんなことが続いていたのですが、今日は何か作ろうと決意して作る物を考えることにしました。

何か作りたいものはないかと家中を見渡して、作りたいもの、作ったら便利になる物を探してみました。

特に見つからなかったというのが本当の所なのですが、強いて探すと、玄関に鍵などを掛けて置けるキーフックがあればいいなと思いました。



★以前に作ったキーフック


実は、以前にキーフックづくりに挑戦したことがあったのですが、妻の好みに合わず、実家にもらわれていったという経緯があります。

まずはそちらの作品から紹介したいと思います。


もらいものの素麺の箱です。

ちょっといいものをもらうと、こういう木の箱に入ってくることがあります。

多分桐か何かの合板ではないかと思うのですが、貧乏性なので、こういう箱を見ると、何か作れないか、何かに使えないかと考えてしまいます。


まず加工に耐えるように補強していきます。

素麺の箱は軽くて、持ち運びや運送に困らないように薄く作られてあります。

そのままでは、薄すぎてネジを打ったりすると木が割れてしまう可能性があるし、そもそも薄すぎてネジが効きません。

そこで箱の側面と同じ高さ、長さに切った合板の端材を用意しました。


9mmほどの合板を木工用接着剤を使って、箱の長い方の辺の内側に固定しました。

クランプなどを使って圧着すると、しっかり固定することができます。


回して締めるタイプのクランプと比べると、圧力は少し弱いですが、洗濯ばさみのように使えるので、便利です。



★塗装して素麺感を減らしアンティーク感を出す


続いて塗装です。

この箱のままで玄関に飾るのはかなり勇気がいります。

そこで、外側は水性ペンキのミルキーホワイトで塗装しようと思います。


かなりの昭和感漂うパッケージですが、ペンキは昭和の物ではありません。

あと、ただ塗装するだけなのは面白くないので、クラッキングメディウムというものを使ってみようと思います。


ターナー社の塗料は見た目がおしゃれなので、棚にずらーっと並べたくなります。

値段はかわいくないので私には並べられませんが・・・。

この商品は、ペンキを塗る前に塗っておくと、塗装にクラック(裂け目)が入る、というものです。

せっかくの塗装になぜクラックを??という感じもしますが、古いものには、塗装の剥がれやひび割れなどがあるので、そんな風合いを出すための液体です。


中身はこんな感じです。トロッとしていて水のりのようです。実際にクラッキングメディウムがない場合は水のりで代用できるそうなので、成分も似ているのかもしれません。

塗料を塗る前にクラッキングメディウムを板に塗りつけます。

保護塗料などとは違うので、必要な部分にだけ塗ればいいです。塗った場所全部が同じように裂け目ができるわけではないので、どんなクラックができるかも楽しめます。

そして、ここが重要ですが、乾ききる前に塗料を塗るのが良いようです。

これが難しい所ですが、ドロドロだと塗料を塗るときに剥がれてしまうし、乾ききっているとクラックができなくなってしまいます。

触るとネタネタするけど、手には付いてこないくらいが良いようです。


塗料を塗ってみました。まだあまり変化はありません。

多分、水のり的なものが乾いていくときに収縮するので、塗料も一緒に収縮するんじゃないかと思います。


少し時間がたって、クラックが出てきました。


けっこうおもしろい形のクラックが入ってくれました。

クラックの隙間から下地が見えるので、こだわるなら下地の塗装をしておくと、より完成度が高まると思われます。

内側には黒板塗料を塗りました。


黒板塗料ですが、いろんな色が取り揃えられています。

私は、黒を使いました。


ちゃんと黒を塗った面を写した写真がありませんでした・・・。他の工程で一緒にお見せします。

黒板塗料を使いましたが、別にチョークで何か書きたかったわけではありません。

塗ったときの質感が好きなのです。

塗料1つでも、質感が変化し、味わいが変わるのが楽しいですね。

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