スタックできる靴箱を作ってみた 構想編

★ガーデンシンクの下の活用方法を考える


これは、2019年9月のDIYです。

ウッドデッキにガーデンシンクを作りました。



時間も手間もかかりましたが、ウッドデッキ上で水が使えることで、活動の幅が広がりました。

ウッドデッキの上に作るのではなく、少し床を広げて作ったことで、ウッドデッキの使い勝手も悪くならなかったし、手狭さも感じません。

ただ、シンクの下がスカスカで、ついつい視線が排水管に行ってしまいます。

この排水管は、IKEAのシンクに付いていたものです。




IKEAに行かなくても、商品を買うことができるんですね。

近くになくても購入できるのはありがたいです。

排水管の部品は、ホームセンターなどでも購入できますが、どんな部品がどの程度いるのかは、詳しい知識がないとわかりません。

その点、シンクに付けておいてもらえると、付属されたパーツを組み立てておけば、過不足なく作ることができます。

実際に使ってみても、水漏れなどもなく順調に使えています。

それでも、シンク下に目線が行くのはあまり好ましいことではありません。

はじめは、家庭用のシンクのように、扉をつけてふさいでしまおうかと考えました。



こんな風に、扉をつけておけば、一体感も出るし、見てほしくない所に視線がいくこともありません。

ただ、屋外に手作りで作ったシンクなので、既製品がぴったりはまる気がしません。

また、屋内用の商品だと、外の過酷な環境に耐えられないかもしれません。

対策を考えるだけで、問題がたくさん出てきます。

何かいい方法がないか、考えてみることにしました。

考えるだけなら、お金はかかりません。


★ガーデンシンクの現状


ガーデンシンクの今の様子です。


守られていない感というのか、出すべきではない所を見せている感というのか、あまり落ち着かない状況です。

下の空間も気になりますが、床材の色の違いも気になります。

ウッドデッキはパラジュというウリンのような材質のハードウッドなのに対して、シンク下はけちってSPFです。

濡れるところじゃないので、問題ないと思っていますが、同じ塗料を塗っても、色がけっこう違っています。



ウッドデッキの塗装は、キシラデコールの水性のものを使っています。

ハードウッドなので、塗装の必要はないそうなのですが、パラジュはけっこうきつい色合いをしているので、そのままの色だと存在感が強く出てしまいます。



遠くから見ると、美しい感じがしますが、



板による違いもありますが、けっこう色が濃くて、赤っぽい感じがします。

が、この赤っぽい感じも、雨ざらしになって1年ほどすると油分が抜けて白銀化しました。

そこで、キシラデコールのワイスを塗って白っぽいウッドデッキにしています。



白銀化した茶色い板に白い木材保護塗料を塗っているので、全体的に黒い下地に白を薄く塗ったようになっています。

それが、SPFのところは、白っぽい木の表面に塗ってるので、



肌色っぽく見えてしまいます。

時間がたてば、なじむようにも思うのですが、シンク下が開けっ放しで視線が行く上に、床の色まで違うと、余計に気になってしまいます。

扉は難しそうなので、ガーデンシンクで頭を使った後には、作りたいという気持ちが起こってきません・・・。

そこで、床を隠して排水管に視線がいかないような構造物を作ってはどうかという考えになってきました。



この写真のガーデンシンク自体は、作りかけの状態の画像ですが、シンク下は完成しています。

色がけっこう違って見える床を隠すような構造物を置きたいと考えています。

排水パイプがあるので、大きな棚は作れないけど、棚状のものがあれば、床は隠れそうです。



シンク下の棚といえば、こういう収納を思い浮かべます。

が、この棚では床が隠れません。

収納すれば、床は隠れますが、収納していないと隠れないのでは、ウッドデッキに誰かが来て、床に置いている物を使おうとしたときに、床をじっくり見せることになってしまいます。

なので、構造物自体に底面があって、置くと床を隠した状態になるものが必要です。



★そうだ、靴箱作ろう



シンクの奥に掃き出し窓があります。

ウッドデッキへの出入りは、ここからが一番多いので、靴はこの窓のそばに脱ぐことが多いです。

玄関は別にあるので、全員の靴がここに置かれているわけではありませんが、ウッドデッキに履物があると便利なので、共用のものなど、いくつかの履物がここに置かれています。

ウッドデッキには屋根があるので、置きっぱなしでも問題なそうに思えるのですが、シンクのある辺りは屋根がありません。

なので、雨の向きによっては、置きっぱなしの靴が濡れてしまうことがあります。

また、靴を置きっぱなしにすると、景観も損ねてしまいます。

そういう画像を探してみたのですが、さすがにブログの掲載用の写真を撮るときに、乱雑に脱ぎ散らかした靴を映したくなかったのか、そういう写真は残っていませんでした。

靴箱がシンク下にあれば、すぐ横にある掃き出し窓から靴を取るのは簡単です。

また、ウッドデッキに置きっぱなしの靴が雨に濡れる問題も、シンクの外側には壁があるので、ウッドデッキ上に靴を置くより、シンク下の方が雨が吹き込みにくくなっています。

あとは、どんな靴箱にするか、という点ですが、

少し前から、「スタッキング」という言葉に興味を持っていました。

もちろん言葉の響きが、とかではなく、機能性や形状についてですが。



スタッキングとは、積み重ねてコンパクトに収納できるということだそうです。

上の椅子も、重ねて収納することができ、コンパクトにまとまっています。



マグカップも、形状を工夫すれば、スタッキングできるようになるようです。

収納を工夫するからといって、見た目に難があるのはイヤですが、見た目が悪くなくて、工業的工夫がされている形状に興味があります。



重ねた状態で収納はできない形ですが、同じ形のものが、積み重ねて活用できるBOXです。

こんなおしゃれには作ることはできなくても、スタッキングできる靴箱であれば、作ることができそうです。

しかも一度スタックすれば、靴箱なんてどかす人もいないでしょうから、誰にも見られることもないし、色の違いに驚かれることもありません。

ウッドデッキにガーデンシンクを設置してみた 仕上げ編

★蛇口を付けよう



天板のタイルを貼ったところの目地を埋めることができました。



最後の仕上げに、蛇口を取り付けます。

壁に蛇口を付ける場合は、簡単につけることができます。
壁から出ている下の写真のような水道の取り付け部分に、


らせん状に溝が付いている部分を押し当ててグルグル回せばOKです。




写真のようなシールテープを巻くくらいであっという間にできます。

ただ、今回のように下からの水道の場合は、




同じようにネジがあって、グルグル回せば取り付けられる感じですが、壁付けのように水栓ソケットにつけるのでは、水漏れしてしまいます。

写真のようなフレキパイプを使って接続すると水漏れさせずにつなぐことができます。

台付きの蛇口の場合、高さ調節なども必要なので、こういうフレキパイプを使って接続するようになっているようです。



20cmほどのフレキパイプを用意し、水道管と接続しました。

シンクに水栓を取り付けていきます。

今回の水栓は台付水栓のため、蛇腹状のフレキパイプを活用して取り付けます。




フレキパイプを使えば、多少の高さ調節ができるので、水道管の長さ調整ができます。




水栓ソケットとの接続部分にはシールテープを巻いています。


こちらはパッキンがあるので、、ナットを締めこんでいるだけで、シールテープは巻いていません。


ゆるみやゆがみもなく、きれいに取り付けることができました。


これで、ついに完成です。

屋外なのでだんだん汚れてくると思われますが、作ってすぐは目地まできれいに真っ白で気持ちいいです。


白を基調にしたガーデンシンクがようやく完成しました。ウッドデッキ上での活動の幅が広がってくれればいいなと思います。