窓枠の中に棚を付けよう 完成編

★組立作業中


板を組み合わせて、固定していっています。



コーナークランプを使えば直角がしっかり取れて、見た目にもきれいで強度のある枠が完成します。



今でも腕が上がっているわけではありませんが、DIYを始めたころは、腕が上がれば精度の高い作業ができると思っていました。

性格的な問題や、向き不向きも大きいと思いますが、精度は誰でも高まるものではないように感じます。

ただ、ちゃんとした道具を使って、精度の低さをカバーすることはできると思うので、必要に応じて道具に頼ろうと思うようになりました。

作業が完了したので、枠を窓に入れてみます。


5mm程度余裕を持たせたつもりでしたが、少し押し込まないと入らない大きさでした。

どこかにカットミスがあったのでしょうか・・・。

でも、思った通りの枠でテンションが上がります。この枠の中に植物や小物を飾れば、カーテンをかけていただけの窓とは雰囲気が変わりそうです。


試しに物を置いてみました。

ちなみにこういうのは妻の担当です。私に任せるとせっかくの空間が台無しになってしまうので・・・。

左下の方に三男のかいた絵が飾られていますね。こういうときには、どこかからか楽しそうな空気をかぎつけて参加してくれます。

外からどんな風に見えるのかも確認してみました。


写真だと、光の加減で気にならないのですが、やはり高さによっては、中が見えてしまうところがあったので、一部レース生地の布をぶら下げることにしました。



★木枠の塗装


ここから、枠は何色が良いかな・・・、と悩みました。

窓枠の色に寄せて、ワックスで仕上げるか、家全体のトーンに合わせて水性塗料のミルキーホワイトにするかで悩みました。


ワックスで仕上げると、木目を生かした艶のある仕上がりになります。



水性塗料だと、刷毛の片付けも水でできるし、においもあまり気になりません。塗膜ができるので、気に水がしみ込む心配もなくなります。

悩んだ末、ミルキーホワイトにすることにしました。


完成です!!

白い布が間に合わなかったので、とりあえず家に合った不透明な紙で対応していますが、今後布を取り付けたら、またアップしようと思います。

窓枠の中に棚を付けよう 組立編

★さっそく作ろう


材料の買い出しをしてきました。


SPFの1×4材です。

買ってきた材料のうち、3分の1を幅が半分になるようにカットしてもらっています。

例えば、6本だと2本を半分ずつにします。そうすると、半分の物が4本、元の幅の物が4本になるので、組み合わせると、元の幅の1.5倍の幅の板を4本作ることができます。


2枚の板を並べてみました。この2枚をつなぎます。

ビスケットジョイナーなどをもっていると接合が早くきれいにできるそうなので、ほしいと思っているのですが、けっこう高いので買うことができていません・・・。



マキタだと、ジョイントカッターというそうです。

2枚の板に円形の穴を開け、その穴にビスケット状の板を差し込むことで板を接合するそうです。

こんな大掛かりな道具を使わなくても、ダボ継ぎという方法でも板を接合することはできます。

板の同じ位置にドリルで穴を開けて、その穴にダボを差し込んで継ぐ方法です。



過去に挑戦したことがあるのですが、不器用だからということもあると思いますが、接合位置がずれたりしてきれいに継げませんでした。

今回は、窓枠の中に収めるだけで、強度も必要ないので、板同士をビスでつなぐ方法を撮ろうと思います。



★板を接ぐ


板を接合していきます。


接合する面に木工用接着剤を塗りました。



木と木を接着するときには、木工用接着剤が良いそうです。木の繊維の間に接着剤がしみ込んで固まるので、強固に接着されるそうです。

ビスで固定しますが、ビスだと打った部分しか固定できないので、接着剤を塗って、面全体で固定できるようにする方が強度が上がるようです。

この後、接着剤は全体に塗り広げて、少し乾燥させます。

ベトベトのうちに接着するより、2~3分ほど乾燥させてから貼りつけた方が強度が高まると聞いたので、やってみています。


遠目で、細かい部分は見えませんが、ビスで板を継ぎました。

短い方の幅が43mmほどなので、70mmほどのビスでつなげば、十分に固定できました。

板がねじれていて隙間が空きそうなところは、クランプで引っ張っておいて、追加でビスを打ちました。



F型クランプがあると、幅の広いものを接合するときにもしっかり押さえてくれるので、便利です。

あとは、同じ作業の繰り返しです。

板の接合までできています。


接合できた板同士を組み合わせて、棚にしていきます。


★強度を出す


ジョイントカッターなどを使わずに接合したので、強度があまりありません。

そこで、棚板は互い違いにして強度を上げることにしました。


窓枠の厚み、寸法、板の厚み、枚数、組み合わせ方を計算して、枠の幅、高さを決めていきます。

こういう計算が一番苦手で、いつも計算間違いをして、作り直しを迫られます。

ダイニングの窓に設置するため、見た目が大事です。きれいに組み合わせるためにコーナークランプを使いました。



板と板にこのクランプを挟み、90度になっている状態でビス留めができるので便利な道具です。

互い違いになるようにするために1段ずつずらして固定するため、面倒ではありましたが、何とか固定することができました。

窓枠の中に棚を付けよう 構想編

★妻はカーテンが気に入らない


これは、2020年4月のDIYです。

コロナ禍で自粛期間も続き、気分的に鬱々としていたころのDIYです。

我が家は、築10年を越えるくらいの家です。新しいということもないし、古いということもないくらいの家だと思います。

家を建てたころは、まだ若かったので、家を建てるので精いっぱいで、外構は素人では難しそうなカーポートやコンクリート敷きなどは業者に任せて、後はDIYで取り組みました。

カーテンなども近くの安い店で取り付けてもらうなど、やりくりの対象になりました。

今まではそれほど気にしていなかったのですが、長時間家にいるようになるとその安物のカーテンが気になってきます。

妻の方が家にいる時間が長いので、気になっていたようで、私が出かけている間に、カーテンを外していました。


カーテンがついていたころの写真がなかったので、探してみると、10年くらい前の物が見つかりました。

今では高2と中2の長男・次男が二人並んでYouTubeを見ているところです。幼稚園の年長と2歳とかくらいでしょうか。

カーテンの長さなどのサイズ感には問題はなかったのですが、妻の基準では、そこにカーテンがあるだけで鬱陶しくなっていたようです。

長時間家にいる人が居心地が悪いなら、改善したいと思うので、いろいろと考えてみました。



★カーテンを外すなら


カーテンを取ってしまったときの問題点は、外から見えてしまうということです。


窓は南向きなので、昼間はこんな感じでとても明るいです。

こちらからは外は見えない状態ですが、外からはよく見える状態になってしまっています。

庭を挟んでいるので、徹底的に外から見えなくする必要はありませんが、カーテンなしで外からの視界を遮る方法を考える必要が出てきました。

初めに考えたのは、目隠しできるようなシートを窓に貼ることです。



目隠しシートなどと入れて検索すると、様々なシートが出てきます。

目隠しの度合いも選ぶことができて、なかなかよさそうです。

が、全面を目隠ししてしまうと、庭の木々の様子を家から見ることができなくなります。

理想は、多少目隠ししつつも、それなりに外が見える状態です。


★窓枠の中に棚を作る


そこで、窓枠を利用して棚を作り、一番外からの視線が気になるところには、目隠しシートも貼りつつ、大丈夫そうなところはそのままにして、外の様子も見えるようにすることになりました。

窓枠の幅は、10cmちょっとで、SPFの1×4材では足らないし、1×6材では余るくらいです。

お金に糸目をつけずにできるなら、1×6材を買ってぴったりの幅にカットしてもらえばいいのでしょうが、1×4材と1×6材では、値段がかなり違います。






そこで、1×4材を買って、そのうちの何本かは半分にカットしてもらい、板を継いで使うことにしました。

自粛続きで時間と体力は有り余っています。ありあまる時間と体力を使って、多少の節約を成功させたいと思います。