クローゼットを改良してみた 完成編

★棚をつける


リビング側の収納に、枠を打ち込みました。


この枠に板を乗せれば、棚板になるし、奥の側に板を立てかけて固定すれば、壁になります。

子どもが小さいころに、この中を通って移動していたことを考えると、ふさぐのはさみしい気もしますが、高校生と中学生の2人はもう入ることはないでしょう。

幼稚園に通う三男には、また別の場所で楽しんでもらいましょう。


作業に集中しすぎて、また写真が少ないです・・・。

これは納戸側からの写真です。


矢印の方向から撮影しています。

リビング側と納戸側が封鎖されました。


今度は洗面所側です。

こちらには棚板を設置しないので、どう固定するか悩んだのですが、床と天井に柱を固定して、そこに壁板を固定しました。

下に見えるのが床側の柱です。


納戸側から見ると、このようになりました。少し狭いですが、手を伸ばして取れる範囲、と考えると、このくらいがちょうどいいかなと思います。

リビング、納戸、洗面所の3つにクローゼットが仕切られました。


これは納戸側です。

解放感は一切なくなりましたが、収納としての使い勝手は上がったのではないでしょうか。


リビング側です。

棚板を入れて、たくさんの物が収納できるようになりました。



四方枠の時点では2段でしたが、もう1段ほしいということだったので、上にもう1段追加しています。

なので、そこは両側にしか支えがありません。


納戸側です。こちらにも棚板を1枚入れました。

奥行きがあるので、あまり細かく棚板を入れると、奥の物が取りにくくなるため、2段にしておきました。

ここは、三男の秘密基地になるそうです。

幼稚園児の彼には、このサイズ感がちょうどのようで、タオルケットを敷いて、ここの上の段に寝転んで遊んでいます。


こちらは洗面所側です。

奥の壁が目立つので、ペンキを塗りました。



色はいつものミルキーホワイトです。


こちらも三男が秘密基地として利用するそうです。

秘密基地多すぎやろ。

今の所、このままにしておきますが、将来的には手前に引き出せるタイヤのついた収納にしようと思っています。



これはキッチン用で、収納量も少ないですが、こういう構造の物を2つ作って、並べて入れておけば、普段使わないものを収納しておいて、必要な時に引っ張り出せます。

筋交いの位置の関係で、洗面所側が深い収納になってしまったため、使い勝手などについては、使いながら検証していき、必要に応じてDIYしていこうと思っています。

長い話になってしまいましたが、我が家で一番扉を開く回数の多いクローゼットの改良もこれで終了です。

少しでも使い勝手がよくなって、家事動線が最適化されていればいいなと思います。

クローゼットを改良してみた 構築編②

★扉を付ける


枠の外側にコーキングをうちました。


この部分を完成させたいので、クローゼットの方には扉をつけます。

棚の方はオープンなままにしておくので、扉は付けません。


左側に扉をつけます。

右側はこのまま棚として使用します。



作業に夢中になってしまい、作業中の写真が撮れていません・・・。丁番はスライド丁番を使いました。



扉と枠の重なり方で使う丁番が変わるようです。この丁番はインセットというもので、枠が全部見えて扉が枠の中に入るタイプの物です。

他に全かぶせといって枠を完全に隠す物や、半かぶせといって枠を半分ほど隠す物があります。

扉をどの位置につけたいかで、使用するものが変わるので、注意が必要です。

また、スライド丁番を使うには、穴を掘る必要があります。貫通させない穴を掘るなら、ドリルではなくボアビットという工具を使う必要があります。



スライド丁番に、カップの直径などという文言で、開ける穴の大きさを書いているので、それに合わせた穴を開けます。

クローゼットの納戸側に扉をつける作業中です。


この扉は、


赤丸で囲んだ部分の上側になります。

作業中の写真が撮れていないので、完成後の写真になってしまいますが、



扉の取り付け部分に穴があけられていて、スライド丁番が穴にはまっています。

納戸側の作業ももうすぐ終了です。


棚板などは後でつけるとして、これでこちら側の収納は物が出し入れできる状態になりました。

続いてリビング側です。



★クローゼットを3分割する



写真だとわかりにくいですが、まだリビングと洗面所の間はつながったままなのです。


赤の矢印の部分に壁が作られていないので、全部がつながってしまっています。

どこからでも物が取れるという意味では、便利かもしれませんが、幅の狭いクローゼットでは、あまり中に潜り込んで作業はしたくありません。

手を伸ばして取れる範囲に物があるのが一番です。

そこで、


このように壁をつくり、どの収納も使い勝手がいいようにしていきたいです。


さっそく作業ですが、リビング側に棚板を固定するための枠を打ち込みました。

分厚い板を使うなら、両側に固定用の支えを打つだけでよかったと思うのですが、この枠でついでに壁もつけてしまおうと思い、四方枠にしました。

クローゼットを改良してみた 構築編①

★納戸側から作業していく


開口部のうち、奥行きの浅い棚になる部分の作業中です。

枠の段差の補正が完了しました。


内側から見て左側の段差の補正です。


床の段差の補正です。

棚を入れると見えなくなるので、段差の解消ができればOKです。


開口部全体の枠を入れてみました。

加工方法や入れ方など、正しいかどうかはわかりませんが、DIYだとこんなふうに自分のしたいことに合わせた枠の入れ方も可能です。

素材としては、パーティクルボードを使用しました。

接着剤で木片を固めたような、コルクボードを硬くしたような板です。

安い家具のプリントの下地がこれだったりしますが、ホームセンターでも格安で売っています。

今回は、このボードの端材が多くあったので、組み合わせて使いました。

開口部に枠を入れました。



15cmほどの幅の板が多いので、奥行きの深い方は場所によっては、板を2つ重ねて使っています。



ここは2枚では少し足りなかったので、3枚使っています。

自分の家のクローゼットのなかでなければ、こんなケチケチ作戦は使わないでしょうが、我が家の、しかも一番使用頻度の低そうなクローゼットの棚であれば、これで十分です。


裏板は強度も必要ないので、5mmほどのベニヤ板を買いました。



裏板をつけることで、枠だけだとぐらぐらだったのが、しっかりしました。

2×4工法では、枠と面で強度をあげるというので、同じ効果が出たようです。

枠は、内側からねじを打って、柱に固定しておきます。


外側から見ると、こんな感じです。

枠の裏に板を貼りました。



ふさがることで、仕上がりの様子が想像できるようになってきました。


★塗装して仕上げ



ペンキを塗ってみました。水性ペンキのミルキーホワイトです。



室内用だとこういう塗料でいいと思います。

パーティクルボードは、安いので節約のできる木材ですが、重くて表面がザラザラしているので、塗料を塗る前にサンドペーパーをかけておくとスベスベになります。

枠と壁紙の隙間には、コーキングを打っておきました。



つやつやしていて、塗料をはじくので場所によりますが、隙間をしっかり埋めてくれるので便利なコーキング材です。


打ちたい所の両端にマスキングテープを貼って、その間にコーキング材を塗り、指などで伸ばします。

コーキングを伸ばす用のヘラなどもありますが、素人には扱いづらいので、一番コーキングの量が判断しやすい指を使っています。

終わった後になかなか取れないのは困りますが、きれいにコーキングが打てました。